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コラム「生き方の色を決める」

日々が生きる仕事だと思うこの頃

私はここ数年で、時間の使い方や過ごし方を考える事が多くなりました。

せっかく生まれてきたから、充実してはつらつと生きてみたい、そう思ったのは、離婚を決意した時です。

その後の生活は、色んな事でつまづいたり失敗したり、一度にたくさんの事が重なって、私の人生の中では大変な部類に入る方だったと思います。自分の考えの未熟さも思い知ったりして。

そんな中できる事は、過ごす日々の中で、とにかく懸命に毎日過ごすことでくらいでした。

何かハマってる宗教がある訳ではありませんが、私が知る中の神様にたくさん祈りも捧げたし、出来ることは試したりして、答えが出ない日も有れば、すっきりする日もあったり、感じ方は様々でした。私はどんな人間なんだろう?自分はダメな人間だ、そう思う事ばかりでした。

ですが、そんな苦しい日々の中に、見えてきたのは私を作る主軸で、それはきっと、必死に過ごす間に不要なものを削ぎ落としていったから見えたのだと思います。

会話の中で見た自分

ある時、仕事でも様々な事があったので、その事を同僚と話していた時に

「あなたは強いと思う」

前述したように、ヘタレと思っていた自分、そう思い込んでいたのが、周囲の印象は違った、嬉しかったのと、かなり励みになった。必死だったから、自分がどんな風に過ごしてきたか覚えてないのですが、周囲に別の見方をしてくれる人間がいた事が純粋に嬉しかった。

そして、見えてきた、自分の色。

「私はすごくシンプル、本や映画、文化的な事が大好き、それから、意外と打たれ強い」

その二つの軸で成り立っていました。

今しっかり自分で感じ取れているもの

気付いた後、今はその軸から、枝を伸ばし、葉をたくさん付けたいそう思っています。枝葉を増やしたい。

今私に欲しいのは、学んで継続する力、肩の力が抜けるユーモア、かな。好きな事は、新しい事を知ったり、学んだりすると生きがいや喜びを感じる事。

焦ってはすぐに出来ないとは思うのですが、自分がやっと感じ取れてきたカラーをしっかりと深めていきたいと思う。

自分を知ろうとして、知らない時、その時が人はすごく苦しい時間ですが、案外人間は人の事は知りたいと思う事が多いのに、時間をかけて自分を知ろうとする事ってなかなか無い。すると、やっぱり自分自身のカラーをよく知っていく事はすごく大切だと感じました。

自分のカラー、その絵の具は、苦しまないと捻り出せない、そんなカラーなんだということも分かりました。

但し、強さだけではなく、時々は鎧を脱いで自分を癒す、カラーを深めるにはそういう緩さも必要かな、そんな風に感じた猛暑日の夕方でした。

(MacBook)

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