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想いを届けること

ここ数年、講演活動は控えている。
以前は、講演会や大学の講評会にお声がけいただき、年間100回以上もの数を人前に立って話をしていた時期があった。

続けているうちに、「このままだと設計者ではなく、噺家になってしまう」と危機感を覚えた。

「話を聴きたい」と呼んでいただけることも、設計者として建築をつくり続けた結果。
設計活動をひたむきに励んでいた副産物だ。

設計者として成果を上げること、本業のための時間を確保することが、本来僕がやるべきことだと気付いた。
本業に力を入れ、あらためて建築を見てもらい「やっぱりこの人の話を聴きたい」と思ってもらえる状況をつくることに舵を切った。
それからは、お声がけいただいたとしてもほとんどの場合断っている。

ただ、フィルターの網目が細かくなった今でも、例外的に引き受ける場合がある。

例外の型は、大きくわけて三つ。

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遊びと仕事を同居させながら楽しく働き、クリエイティブにビジネスをしていく方法をお伝えしていきます。 お金や税金、相続対策、保険、株、資産運用などもふくめ、今を生き抜くための知見を惜しみなく書いています。 もやもや考えて変わりたいけど変われないだとか、これからどうすれば良いのか迷った時、きっと背中を押すことが出来ると思います。

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建築家(suppose design office 代表)、起業家。 tecture、絶景不動産、TECTURE、DAICHI、Yado …

公には出来ないけれど、ここだけで書くことが出来る情報も含めて、皆さんに共有出来ればと考えています。 建築業界の凝り固まった環境を見直しながら、新しい働き方や、経営方法、ブランディングについて綴っていきます。