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鹿屋市下名小学校教職員向け【男女共同参画お届けセミナー】資料(2022.09.26)

教頭先生から依頼された
〇教えていただきたいこと
・男女共同参画を推進するにあたり、男女ともに必要な意識改革
・性差の考慮は必要ないのか
・現在どのようなハラスメントが確認されているのか
・学校で起こりがちな人権問題,ハラスメント問題とは何か
 
鹿屋市市民課男女共同参画推進室から依頼された「内容」
・人権、ハラスメント防止
・女性の人権について
・スクールハラスメント防止について
 
1、「先生」とはなにか?
 
「さきにうまれる」と書く。
教科書に書いてあることが、本当に正しいことなのか
それは、自分の目で、体感で確認したことなのか
「受け売り」であれば、AIやネットの情報でいいのではないか
 
この時代に「先生」であることの意味を考え直す
誰かが「先生」であると、「誰が」決めるのか
「わが師」という言葉
 
「内容」ではなく「メソッド(やり方・考え方)」を伝える
 
人になにかを「強いる」のであれば、まずは自分がやって見せるのが筋ではないか
 
2,「勉強」とはなにか?
 
【『勉強の哲学」では、「深く」勉強するとはどういうことかを考察しています。一般的には、勉強とは、これまでの自分に新しい知識やスキルが付け加わるような、自己が増強されるようなイメージかもしれません。しかし、これまでの自分の価値観が変わってしまうような勉強が「深い勉強」なのです。(中略)自分の殻を打ち破って、新たな生き方へと「変身」するような勉強。この意味で、勉強とは自己破壊なのです。いままでの自分を根本から揺さぶる、ラディカルな変身=自己破壊。しかし、多くの人はそれを恐れている。なぜなら、かつての自分を失いたくないからです。】(千葉雅也『メイキング・オブ・勉強の哲学』2018)
 
・「何のために」するものなのか
・「誰の」ためにするものなのか
 
キーワードは「好奇心」「好きなこと」
・「好奇心」を育てるために、「先生」はどう振る舞う必要があるか
・好きなことだったら勝手にやる、では、そこから世界を広げるためにはどうしたらいいのか
 
・「楽しい」ことも勝手にやる。新しいこともどんどん覚える。では、「世界」が楽しかったらいいのではないか
 
〇いつか「仕事」をすることになるかもしれない「子ども」たちと接している「先生」、あなたにとって、「世界」は「楽しい」ですか?「仕事」は「楽しい」ですか?「子ども」たちにも「させたい」と思いますか?
 
〇「世界」は誰が作ったのか。
〇「ルール」はなんのためにあるのか

・「新しい」ことは「間違い(逸脱)」から生まれる
・「試行(思考)錯誤」する時間こそが「楽しい」
 
3、子どもの「人権」について
 
・「子ども」は「未熟な」「劣った」存在ではない
 
・「大人」が「子ども」を「護る」のは、ある意味では「大人」が勝手にやっていることで、はたして「子ども」はそれを望んでいるのだろうか
 
・「やってやってる」と「やらせてもらっている(やらせていただいている)」
 
・「叱る」
誰の何のために?
 
・「約束」
守れていますか?
 
・「できないこと」
誰にだってありますよね
 
4、女性の人権とは、「ハラスメント」とは
 
・「男女」に分けるのは、誰のなんのためだろう
 
・「生物学的性(sex)」と「社会的性(gender)」
性自認(gender identity)
 
・「性差」と「個体差」
 
・「ハラスメント」の定義
「見られる」性
「髪切ったんだ、似合ってるね」と言ってしまうこと問題
 
・「身体」は誰のものか
・「こころ」は誰のものか
 
・「自己決定」と「自分らしく生きる」権利
 
5、「考える主体」
「考える」「大人(先生)」と「子ども」
 
・考える前提として必要なこと
「対話」
 
・「対話」が生まれる「空間」とは
 
・「聴く」姿勢とは
「傾聴」
 
 

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