種岡 健/編集者

ダイヤモンド社の書籍編集者。35歳。兵庫県姫路市出身。ビジネス書をメインに編集していま…

種岡 健/編集者

ダイヤモンド社の書籍編集者。35歳。兵庫県姫路市出身。ビジネス書をメインに編集しています☺️

最近の記事

「ダイヤモンド社での仕事」2年目

昨年に続き、2年目の仕事をまとめます。 まとめとかないと、「そのとき、どう考えたか」を忘れるからです。 作っているときの苦労は、喉元すぎたら熱さを忘れるように、消え去ります。 そして次の本に取り掛かり、同じような苦労を繰り返します… ということで。作った本は下記の3冊。順番に振り返ります。 1冊目 『1%の努力』 ひろゆき・著 ・ブックデザイン:杉山健太郎 ・撮影:榊智朗 ・44万部 突破 ・ひろゆきさんと『サードドア』の話をしていて、「そういえば、ひろゆきさんの原点っ

    • 「ダイヤモンド社での仕事」1年目

      転職して1年が経った。 作った本は2冊。(仕込み中の本は、あと5冊ほど) 前職の2016年1月〜2017年12月の2年間では、25冊を作っていたわけだから、それと比べると、さぞ、サボってたかのように見える。笑 でも、12冊分の労力をそれぞれに込めた。 1冊目 『投資家みたいに生きろ』 藤野英人・著・ブックデザイン:tobufune ・発売3ヶ月で、8刷 5.4万部 (電子込み6万部) ・「自己投資しよう」という手垢にまみれたシンプルなメッセージを、どうやって新しく見せ

      • 「大和書房での仕事」まとめ

        20代を過ごした大和書房。そこでの主な仕事です。 入社して2年間は制作部など。 その後、編集部に所属。 編集部1~2年目 『しないことリスト』pha(文庫化して 6万部)、『エリートに負けない仕事術』ずんずん など10冊。 編集部3年目 『超AI時代の生存戦略』落合陽一 9万部 『最強の服選び』大山旬 4万部 その他、『貯められる人は、超シンプル』横山光昭、『言葉を使いこなして人生を変える』はあちゅう など12冊。 編集部4年目 『神・時間術』樺沢紫苑 15万部 『無

        • 「『見たことないもの』が見たい! 問題」と向き合う

          ちょうど今、3冊の本(『文庫 しないことリスト』『電通さん、タイヤ売りたいので雪降らせてよ。』『最速! 清潔感』)のカバーづくりをしていることもあって、「既視感」について書いてみます。 1「え、モノづくりとか無理なんですけど(笑)」モヤさまのような街歩き番組を見ていると、手作り工房のようなお店で、「あなたもやってみませんか?」とモノづくりを体験するシーンを見かけます。 「自由に自分で作ってみましょう!」 この言葉は、ときに暴力になります。 小学校の頃「4人グループを作り

        「ダイヤモンド社での仕事」2年目

          「売れる企画」量産 大作戦!

          訳あっていろいろな人と話す機会が増えました。 そこで僕がよく言っているのは、「ちゃんと作れば、ちゃんと売れますよ」という話です。 これを言うと、自信たっぷりだな、と叩かれそうなんですが、1つだけ方法論みたいなものを考えているので、今回はそれを紹介したいと思います。 1「これ、好きなんだよな~」企画を考えるとき。 みなさんは、どのようにして考えるでしょうか。 1 自分が好きなものをテーマにする(たとえば「数学」) 2 そのテーマでおもしろいと思う分野を選ぶ(たとえば「確率」

          「売れる企画」量産 大作戦!

          クリエイティブを襲う!「夏休みの工作」現象

          初投稿です (よかったら、フォローしてください!)。 僕の仕事は編集者です。 大和書房(だいわしょぼう)という出版社で、4年ほど書籍編集をやってきました。 たった4年なので、極めたわけでもなんでもありません。 本づくりの途中でアレコレ考えた「ふわふわしたもの」しか書けないかもしれません。 けど、なるべく普遍的になるように、「モノづくり」全般に当てはまりそうなことを、心の声むきだしで書いてみたいと思います。 まず1回目は、クリエイティブを邪魔する「愛着」についてです。 1「

          クリエイティブを襲う!「夏休みの工作」現象