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おいしくなる、お茶のニッシ

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おいしさを探している理系の筆者。 気ままに好奇心がそそられるまま実験して、お茶の楽しみ方や淹れ方をぼちぼち書き溜めてます。 基本平日更新!
どうぞ、ぼちぼち、ご贔屓に。
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#釜炒り茶

堪能するとはなんぞや?

堪能するとはなんぞや?

堪能という言葉、使うことありますか?
筆者は、まず使わなくて、知らなかった言葉。

心ゆくまで楽しむ、というような意味らしいです。

自分が使わない言葉は、どこかから他人が運んでくれるもんで。
なんとなく耳に残ってて。

「お茶を堪能する」

対象をお茶にして、「堪能する」を考えてみます。

お茶を提供された(出された)側が、いろんなことを知ることができておいしかったぁ~というのが、たいていの場合

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するすると飲んでしまう、釜茶 香り 美(釜いり茶 柴本)

するすると飲んでしまう、釜茶 香り 美(釜いり茶 柴本)

気張らずにするする飲める釜炒り茶。これを飲んでほしいなぁと思うのが、このお茶。

静岡の牧之原の釜炒り茶の柴本さんの釜茶 香り 美。

2018年の今年、吉田山神社の境内で6月初めの土日に開催された京都吉田山大茶会。
他からは離れた、えらく高いところに出店されていて、そちらで購入したものです。

風茶 十茶十色の中に含まれていた4種類入りの一つ。

いろいろなお茶のお試しセットで小さいパッケージ。

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口に残るは花の香り、花香ほうじ茶、宮﨑茶房

口に残るは花の香り、花香ほうじ茶、宮﨑茶房

二日前に紹介した釜炒り、矢部茶は、熊本県の上益城郡山都町(かみましきぐんやまとちょう)産。
地図で確認したところ、筆者が行ったことのある宮崎県五ヶ瀬町から、西の地区だそうです。

本日は、五ヶ瀬町の茶農家の「宮﨑茶房」さんの花香ほうじ茶をご紹介したいと思います。

五ヶ瀬町は、ワインが作られたり冬はスキー場になったりで、標高の高い雨がよく降る景色の良いところでした。

宮﨑茶房の宮﨑亮さんと現地で

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熊本の無農薬栽培 釜炒り 矢部茶(自園自製、下田茶園)

熊本の無農薬栽培 釜炒り 矢部茶(自園自製、下田茶園)

筆者は、店のある大阪市内の落ち着いた下町、玉造に住んでいます。
大阪だと、釜炒り茶に出会う機会は少なく、ましてや現地でしか売られていないようなパッケージの袋で入手できることは稀です。

日本で作られている緑茶の多くが蒸し製です。
鉄板でいる様に乾燥させて作る「釜炒り茶」は九州のある地域では作られていると、たしか日本茶インストラクターのテキストに出ていたような気がします。

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