即戦力を求めるLINE Fukuokaの新卒採用「説明しない説明会」など工夫した6つのポイントを紹介します
広報担当のわたしですが、LINE Fukuokaとして初めて大々的に行う2023年度の新卒採用のプロマネを任せていただき、先日、無事選考フローは完了いたしました。
まず、LINE Fukuokaの新卒採用の選考に参加いただいた学生のみなさん、ご協力いただいた多くのみなさま本当にありがとうございました。特に学生のみなさんには多くの刺激や発見をいただきました。
個人的にも学びが大きかったので、今回は、はじめてながら、広報担当が工夫しながら実施したLINE Fukuokaの23卒の新卒採用について書きたいと思います。
①即戦力を求める採用基準
まず採用基準についてですが、そもそもLINE Fukuokaが新卒採用をはじめた理由は「今のLINE Fukuokaにない視点を持ち込むなど、新たな変化の牽引力になる人材を採用するため」でした。要はシンプルに優秀な人材を獲得することです。
そのため採用基準は以下のように、中途のリーダー職顔負けくらいの採用基準を設定していました。
もちろん新入社員は大切に教育し育てますが、大前提として、「新卒=学ぶ側・まずは勉強してから発言する」といった姿勢ではなく、新卒も大いに既存の社員に学びを与えてほしいし、発言もしていってほしい、お互いに刺激し合える方に入ってほしいという意志でした。
なかなかのハードルですよね。。
(わたしの学生時代は全くもってこの感覚は持ってなかったですw)
この環境が好ましい人も、苦手な人もいると思います。採用はお互いのニーズのマッチング。そのため、自分に合っているなと思う方に応募いただき、違うなと思う方には違うと判断いただく、セルフスクリーニングを学生のみなさんが適切にできることをとにかく心がけました。
②説明しない説明会
1つ目のセルフスクリーニング方法が、説明しない説明会です。
という、学生のみなさんが質問してくれなかったら終わるチャレンジングな方式で実施しました。事前に読んでほしい重要なコンテンツをブログ1本に集約し、見やすい形にはしましたが、正直、ハラハラドキドキでした。
ですが、結果、多くの学生さんが事前に調べてきてくれ、質問も積極的にしてくれ、WEBに出ている情報よりも一段踏み込んだ説明や対話ができる会になったと思います。
こちらもCEOの鈴木さんが詳しく書いてくれています。
③説明会からCEOも現場もフルコミット
①のように高い採用基準を設けているので、こちらもそれ相応の本気度を見せないと良いマッチングができないと考えています。そのため、説明会には募集ポジションの担当や責任者とCEOにも参加いただき、学生のみなさんにトップの考え、意気込み、ビジョンに触れていただく機会をつくりました。
当初、CEOの登壇する会は数回限定にしていたのですが、飛び込みで参加してくれたりと、結局は8割くらいの回に参加いただきました。参加した会では、他の社員が回答している際にも、チャットで学生の質問にガンガン答えていただいたりと、とにかくフル稼働で、トップにもコミットいただいた説明会でした。
④難しいお題のES+全員フィードバック
続いてはESですが、ESもこだわりました。
お題自体、なかなか抽象度が高く難解ですし、また説明会等で、必ず自分なりの体験や見解、調査をした上で書いてほしいと念押ししています。ハードルを上げれば上げるほど応募は減るだろうと思いましたが、ここもセルフスクリーニングを意識しています。
説明会の効果もあってか、結果としては想定の倍の応募をいただき、また、内容もインタビューをした上で書いてくれた人、企画を作り上げている人、プロトタイプまで作った人など、非常にレベルの高い内容でした。
学生のみなさんが本気で書いてくれたESなので、評価する側も本気です。実際、評価の際は評価者全員、ESの内容を覚えるくらい読み込んでました。また、選考を通過する方もしない方も、このESを通じて、少しでも成長する機会に繋がると嬉しいという思いで、全員のESにフィードバックを行っています。
⑤総力戦|1日がかりのワークショップ
続いてワークショップの選考です。
良きマッチングを図るにあたって、学生のみなさんに私たちの仕事の解像度を上げていただくこと、また会社側としてもESや面接ではなかなか見ることが難しい、課題解決能力やリーダシップなどを見ることを目的に、非常に実際の仕事に近い形のワークショップを企画し、実施しました。
お題は実際に社員が現在考えている課題をそのまま考えてもらう形で実施し、非常にリアルな体験だったと思います。途中、社員から考え方のフレームワークを提供したり、社員も一緒になって考えたりと、1つのチームのような選考会になっていました。
ちなみに、ワークショップの中でも弊社のサービスに少しでも触れていただこうと、LINE公式アカウントや出前館、スターバックスのモバイルオーダーなど色々なサービスを駆使しました。
⑥最後にトコトン対話の面接
最後は面接ですが、1対1でトコトン対話をしてお互いにマッチングを確認するような面接にしました。評価においては、本当にこの学生はうちに入るのが幸せなのか、他社の方が幸せなんではないか、おこがましいですが、真剣に考えました。
また、面接は1次を木曜日+金曜日、2次を次の週の月曜日、火曜日と間の営業ゼロで行いました。最終決定者が面接に全員入り、その日のうちに全員集まり決定する。長いこと寝かせて検討する理由もないので、即時学生のみなさんに結果をフィードバックしました。「早すぎてびっくりした」という学生さんの反応もありましたが、こちらの本気度が伝わる設計の1つだったかなと思います。
以上、LINE Fukuokaの新卒採用で工夫した6つのポイントでした。
こういった設計もあって、弊社に非常にマッチした方に入社を志望していただける良い新卒採用になったと思います。みなさんのご参考になっていたら幸いです。
また改めて、LINE Fukuokaの選考に参加いただいた学生のみなさま、真剣に弊社に向き合ってくださり本当にありがとうございました。今回、マッチングしなかった方も今後、どこかで一緒に仕事ができると嬉しいです。
最後に、新卒採用をサポートしていただいたみなさんを載せて締めたいと思います。ご協力本当にありがとうございました。
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