「もったいない」に気をつけて。サンクコスト効果活用して目標達成しよう!
✅「もったいない」の英語表記をご存知でしょうか?
正解は「Mottainai」
2004年にはノーベル平和賞を受賞した、ワンガリ・マータイさんが日本を訪れ、「もったいない」の精神に感銘を受けて作りました。
海外の方が感動するほどの言葉ですが、
日本人は子供の頃から親・先生から指導され自然と身についています。
「もったいないなぁ」って普段から使いますよね。
エコやサステナビリティ(持続可能)が世界の標語となりつつある現代の中でも重要な考え方です。
ただし気をつけないと落とし穴にハマります。
その落とし穴とは、もったいないが不利益を止めれない原因になるということです。
サンクコスト効果
✅「もったいない精神が判断に影響及ぼす」というサンクコスト効果があります。
サンクコスト=埋没費用という意味で、
お金・時間・労力がかかったものほどもったいないが強くなり、
不利益とわかっていてもやめにくくなってしまいます。
例えば超音速旅客機「コンコルド」の開発が有名で、
この旅客機は1960年代から英国とフランスが共同開発していた飛行機でした。
しかし開発中に問題が次々と浮上。
結果あまりのデメリットの大きさにより採算が合わなくなっていきました。
にもかかわらず、すでに多額の費用が発生していたため引くに引けない=もったいないの精神が働きコンコルドの開発は続行。
最終的に莫大な赤字を産むことになりました。
このことから「コンコルド効果」とも言われます。
現代のサンクコスト効果例
①ギャンブル
例えばパチンコ。
パチンコは1万円使っても当たらないこともあります。
そこまで使うと「1万円も使ったんだから当たりを引かなきゃもったいない!」と思って止めれなくなります。
もう1万円使っても当たらないかもしれないし、当たってもプラスにはなる保証はありません。
しかしそれでも続けてしまうのはサンクコスト効果が働いていると言えます。
②ソシャゲ課金
心の中では飽きてきたなぁと思っても、課金しているともったいないと思いやめることをためらってしまう。
若い人はこの感覚がしっくり来るのではないでしょうか。
✅売る側は意図的にこの仕組を利用していることがあります。
パチンコでお客さん全員が当たったら儲かりません。
そんな事はみんなわかっているし負けることが多いのも知っているのに止めれないのは、他の仕掛けとこの効果を意図的に使っているから。
ソシャゲが止めれないのは、絶妙な課金への誘導とその後のもったいない精神が働くから。
こうした販売側が使っている場合は注意する必要があります。
なぜならこれが搾取の仕組みの一つだからです。
サンクコスト効果を逆手に取る
✅ではサンクコスト効果を逆手に取ってみるとどうでしょう?
目標達成への心強いアシスタントに早変わりします。
例えばダイエット。
目標の体重にならないと着れない服を先に買ってしまうという方法です。
ダイエットを諦めそうになっても既に買ってしまっているので、
もったいない精神が働き、止めづらくなります。
日本人はもったいない精神が染み付いていますから、この方法は効果抜群です。
✅コツは、普段は買わないぐらいの高価な物にすることです。
なぜならちょっとだけ高いぐらいの服ならサンクコスト効果が弱くなってしまうからです。
もったいないが強いほど効果が強いので、諦めるのがはばかれるぐらいの服を思い切って買ってしまう。
そうすることで「諦める < もったいない」の方程式を成立させることができます。
私はアウトプットの為にnoteを始めました。
その為にPCを購入し、ここまで40日連続投稿をしています。
既に投稿記録を途切れさせるのはもったいないと思っています。
これもサンクコスト効果の活用の一つですね。
終わりに
✅サンクコスト効果は良くも悪くも強い力があります。
使う場合には心強く、使われる場合には注意しなければなりません。
本当にもったいないのか、そうではないのか。
活用しているのか、されているのか。
「もったいない」という言葉が浮かんだ時にはこの効果を考えてみて下さい。大事なのは思考停止しないこと。
そうすれば大丈夫!
是非活用して目標達成に活用しましょう!
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