見出し画像

マッチョピチTは身体のブランド品化

丸太のような太い腕。壁より厚い胸板。そんなレベルのマッチョはなぜか小さいTシャツを着たがるイメージがある。なぜだろうか?

まず思いつくのは筋肉自慢をしたいから。
このレベルのマッチョになるには厳しいトレーニング、徹底した食事管理、プロテインにサプリメントを欠かさず、その上仕事もこなしてようやく手に入れることができるいわば努力の結晶。
頑張った成果をほめてもらいたい、認めてもらいたいのはよくわかる。

ではなぜ私服で着るのか?
ジムではおそらくダメなのだ。なぜなら他にもっと強者がいるから自慢にならない。街着で着るから意味がある。マッチョから見た一般ピーポーの細さとの比較がより自慢の筋肉を承認欲求で満たすことができる。

マッチョだけではなくボディメイクや肌の手入れをしっかりしている人は肌の露出度が高くなる、ボディラインを強調した服を着る傾向にあるという。
美意識の高さということだが、マッチョの筋肉も美意識のアピールに含まれると言える。

ちなみにマッチョは家着でもピチピチを着て、衣服に締め付けられる感覚で筋肉の成長を感じているらしい。

これらの特徴は「ブランド品の身に着ける」ことと構造が似ている気がする。

自力で稼いだお金で買った努力・財力。プレゼントだとしたら私は高級品をもらえる人・くれる人がいる。
なぜ私服で身に着けるのか?パーティではダメだ。もっと高いものを身に着けた人がいる。街着で身に着けてない人との比較が高級感を高め承認欲求を満たす。

さらに快適性や実用性を無視している点も似ている。ちょっと前に話題になったバレンシアガのボロボロスニーカーなんかはいい例だ。

つまり「筋トレ=体のブランド品化」と言えるのではないだろうか。

違いはもちろんある。マッチョは間違いなく努力の賜物だということ。
たまたまはありえない。人から買うことももらうこともできない。絶対にハードでストイックな長期的努力を行っている。

だから気づかれたらうれしい、褒められたらうれしい。
マッチョピチTを見たら「がんばったね」と温かい目で見てあげよう。

という勝手な考察を仕事の休憩時間に考えてみた。
我ながらくだらないけど、こういうのをノートとりながら考えることは意外と頭がすっきりする。
あー楽しかった。

読んで頂きありがとうございます。少しでも学び・気づきがあれば幸いです。サポート頂けましたら仕事帰りに100均で新しいメモ帳が買えそうです。宜しくお願い致します。