見出し画像

【LINEコラム】最高の休息方法で夏バテ知らずに!慢性的な脳疲労を解消して元気に過ごす方法(2022.7.11配信)

こんにちは。
本質的な健康施策で働く人の自己実現と組織力向上を支援するライフデザインファシリテーターの丹後友里です(@tanchan0630)。

実は、今日から知人の紹介で得た『市民プールでの水泳指導員』の仕事が始まります(正確には今月は監視のみで来月からレッスン開始)。4月末で退職して以来約2ヶ月半ぶりの仕事。久しぶりに人と関わり合いながら仕事をすることに喜びを感じている次第です。

ただ、夏場におけるプールサイドほど居たくない場所はありません(オイ)。

それでも今度の職場は、十数年前に働いていた職場のお客さんが同僚にもお客さんにもわんさかいるところ。私のキャリアの原点ともなった場所が再構築されているので今からとても楽しみです。

そんなこんなで今週お届けするコラムは【 慢性的な疲労をゼロにする脳疲労対策 】についてお届けしていこうと思います。

暑い日が続いています。
ただでさえ日頃から慢性的な疲労を抱えて仕事をしている方は、この夏はちょっと要注意かもしれません。

今回のコラムが少しでも役立てられたら幸いです。




以前のコラムでも紹介していますが、脳疲労の根本的な原因は、

① 自律神経が正常に稼働できていない
② 自律神経の神経細胞が活性酸素によって損傷している

と紹介しました。

今回のコラムではもう少し深掘りして『脳疲労の解消』という観点でお届けしていけたらと思っています。そして、今回の参考資料はこちらの雑誌の特集から引用しています。ご興味ある方は併せてこちらもご覧ください!


『運動をすると身体が疲れたと感じる』

これは誰もがそう思うことであり、
「疲労を解消するには身体を動かすと良い」
と言うと
「疲れているのにこの上運動しろって言うの!?」
とげんなりする(場合によっては怒る)方もそう珍しくありません。

ですが、実はこの『身体が疲れた』というのは、自律神経の中枢が疲労すると起こる『脳からの防衛』サインであり、それを身体にわかりやすく伝えるために引き起こしている錯覚なんです。

これ以上自律神経を使いすぎてしまうと正常に働くことができなくなってしまうので、『疲れた』という錯覚を身体に起こすことで自律神経を休ませようとするんですね。だからこそ、この疲労に対して適切な対策を取らなければ仕事やプライベートでの生産性が落ち、充実化が図れなくなっていってしまいます。

そこでポイントになるのが、『昼と夜とで脳の負担を軽くする』ことを行うことです。
具体的にどんなことがあるかというと、

【 昼にやるといいこと 】
 ◎ トップダウン処理を徹底させる
 ◎ こまめな休憩で脳を休ませる

だそうです。
目の前のタスクを都度闇雲に片づけていくよりは、まず物事の全体像を俯瞰・把握して、『何をどのタイミングでどう対応していけば最短になるのか』戦略を考えてから作業に取り掛かると良いそうです。

また、どんなに集中できていたとしてもその時間はごくわずか。短時間でガーっと取り組んで完全燃焼しその後ボケーっとしてしまうと、次の集中力の回転数が上がるのに時間がかかってしまいます。

逆に『もうちょっとやれるかも』と余力を残したところで一旦手を止めて休む。そうすると、気持ちの面でも「やらなくちゃ」というモチベーションが良い方向に作用するのと一緒に短時間で集中力のエンジン回転数が上がるため作業効率は良くなります。

作業が終わっていないのに手を止めていたら『サボっている』と思われてしまうかも。そうしたネガティブな要素から休むことに対して罪悪感を持ってしまうかもしれませんが、むしろそうした感情のサイクルも含めて休まずに動き続けてしまうことの方がかえって心身の健康を損なう一歩になってしまいます。

休むことに罪悪感を持たず、スマホでゲームを楽しむために『スマホを充電している』イメージでひと休み入れることを意識していきましょう。



【 夜にやるといいこと 】
 ◎ いびきをかかない体勢で寝る
 ◎ 室内の温度を下げて『頭寒足熱』を

日中感じた疲労を根本的に取り除く最大の方法は『寝ること(睡眠)』。そして、その睡眠を妨げる最大の敵が『いびき』だそうです。

いびきは、自律神経が寝ている間に脳に酸素を安定供給しようとしているにもかかわらず、心拍・血圧を抑制してしまいます。かんたんに言うと、血液と酸素を脳に届けるのを邪魔しているということです。

そうなると、疲れてしんどい思いをしていて、やっと休めると思っていても、いびきのせいでご飯も水も届かない。脳はどう思うでしょうか。

それに、普段一緒に生活している人から『いびきがうるさい』と言われている方いませんか?そういう方は、すぐにでも睡眠外来にかかるなりして対策を始めることが、家庭円満・健康第一な生活を送れる秘策になると私は思います。

もちろん、この他にも睡眠の質を高める方法はあります。

・睡眠90分前に38℃のお風呂に15分入る
・寝る60分前はスマホを見ない
・起床後60分以内に20分前後の散歩でセロトニン確保
・朝にバナナヨーグルトを食べてトリプトファン確保

全部やる必要はありませんが、これと反対のことをしないようにすることを意識することが大切ではないかなと思っています。


続いては今時期最も大事なこと。それが『室温調整』ですね。

皆さんは寝る時の室内環境をどうしていますか?
良質な睡眠をとるためには

『就寝前と就寝中に頭を冷やす』

というのが大事だそうです。

私は夏場の冷房こそ投資と考えて惜しみなく使っています。もちろん昨今の電力供給不足もありますので、使うのは朝起きて出掛けるまでと夕方帰宅時間から翌朝まで。この間はタイマーを使ってオフにしています。

ちなみに、設定温度は常に22℃部屋にいる時は長袖長ズボンで過ごし、夜寝る時は逆に半袖半ズボンの薄着になって、羽根布団(冬も使う)をかけて寝ています。



実は私がやっているこれ、脳を休ませるのに最適な寝方なんだそうです(雑誌読んで初めて知った)。



海外の実験では、最も脳の働きを維持できる室温は『22℃~24℃』だということがわかったそうです。ただ、筋肉量の少ない日本人にこの室温は寒すぎるため、私がやっている手法で寝ることがいいそうです。

逆に冷房をつけずに寝たり、冷房の温度を高く設定しすぎて寝ると翌朝汗をぐっしょりかいて起きるなんてことありませんか?それはむしろ自律神経の体温調節の機能をフル稼働させてしまっていて、脳にとっては快適な休み方になっていないのです。


電気代節約のため、ということもあると思いますが、電気代は節約できてもそのせいで健康を損ないパフォーマンスが落ちて仕事もプライベートもちゃんと充実させることができないのであれば、それは良い過ごし方とは言えないのではないでしょうか。

あなたにとって一番大切なことは何ですか?

電気代も節約できて、脳をしっかり休める方法を探す。
ひとりひとりご自宅の環境は異なっていますので、全部が全部できるわけではないと思いますが、可能な限り近づけることはできるはずです。

ぜひこの機会に『夏でもパフォーマンスを落とさない過ごし方』を研究してみてください。




今週も最後までお読みくださりありがとうございました!
少しでも皆さんの健康力向上にお役に立てできましたら幸いです。

また、コラムの内容についても質問・疑問・感想募集しています!いつでもトーク画面よりお気軽にメッセージください (*^^*)/

それでは今週も体調管理に気をつけて良い1週間をお過ごしください!



ここから先は

679字 / 4画像
専門家の方が提唱されている健康法にまつわる医学構造をわかりやすく解説した上で、日常生活にも活かせるコラムを配信しています。更新は月に4本を予定。

『人生100年時代』を元気で明るい未来にするために!LINE公式アカウントで配信しているコラム(健康管理に必要な医学的知識と共に日常生活に…