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【キャリコンサロン編集部】#06 マイブーム

こんにちは。
『心と身体の健康が第一』なキャリア構築と組織経営で健康寿命を延ばしたいライフデザイントレーナーの丹後友里です(@LDT_ytango0630)。

毎週日曜日はキャリコンサロン編集部のnote企画テーマを書いていく担当曜日ということで、今週もテーマに沿って書いていきます。

【キャリコンサロン編集部マガジン】

今週のテーマは【 マイブーム】
ということで、今回はかなりヲタクな内容となります。
抵抗感を感じましたらすぐに記事を閉じてくださいね。笑


■ マイブーム:漫画・アニメの考察をする&考察YouTubeを見る

私は、人生の通年を通して毎シーズンごとに何かしらアニメを見ています
(それも世間の流行りから1年くらい遅れてハマるっていう。笑)

現在一番熱を上げているのが、『呪術廻戦』です。

現在『呪術廻戦』は週刊少年ジャンプにて連載されていて、149話まで連載されているのですが………



『マジでもう無理……_( _´ω`)_』



という展開が続いています。笑

そんな週の初めから人様のメンタルを抉り潰してくる『呪術廻戦』ですが、単純にストーリーが面白いというのもあるだけでなく、

◎ストーリーの中に隠された秘話による演出
◎その秘話を元に改めてストーリーに戻る

これをすることでより作品の趣の深さが増し、物語の醍醐味と魅力があふれる話になっていくんです。

以降はネタバレになりますので、『呪術廻戦』単行本派の方はここから先は記事を閉じてくださいね

『呪術廻戦』を読んだことがない方でもわかるように、なるべく専門用語を使わずに今回の内容をサラッとだけお伝えしていこうと思います。




■ 見どころその①:148話・149話のタイトル『葦を啣む』の意味

148話と149話のあらすじをザックリ話すとこんな感じです。

◎メインの登場人物は、主人公の先輩(女の子)
     ↓
◎封印された仲間を助けるべく、
 家出した実家(御三家と呼ばれるエリート家系)の
 武器庫に武器を取りに戻る
     ↓
◎武器庫空っぽ ← 父親が先読みして空にした
 (傍らには女の子の双子の妹も瀕死の状態)
 ※封印された仲間を助けることは協会が禁止。
  その報せのを受けた父親が
  仲間を助けようとする娘たちを
 『謀反人として断定→処刑する』意向を決定。
     ↓
◎先輩 vs 父親一騎打ち ⇒ 先輩敗北?【 148話 終 】
     ↓
◎父親が娘2人を引きずって化け物を飼っている
 蔵に放り込む
 (この時点で2人は辛うじてまだ生きている)
     ↓
◎(精神世界にて先輩と交流後)双子の妹死亡
     ↓
◎先輩覚醒 ⇒ 父親瞬殺【 149話 終 】

というのがこの2話での話なんですが……どうですか?
なかなかえぐいと思います。笑

特に今回この2話は内容も内容なんですが、特にすごかった演出というのが、タイトルに記されている『葦を啣む』という言葉。

これは『葦を啣む雁』ということわざから来ているのではないか、というのがファンの間での考察となっています。

物事を行うときの準備が完全なこと。
雁が海を渡って遠くへ飛ぶとき、
海上で羽を休めるために
枯れ葦を口にくわえて行くことから。

『148話で主人公の先輩の動向を察知した父親と実家が武器庫を空にした

ことが最初に描かれたことで、それがことわざの意味に通ずるかなと思われたのですが、149話の蓋を開けてみれば、

先輩が完全覚醒に至る準備(双子の妹の命と引き換え)が整った

の方にも焦点がいき、この2話にどちらもかかってくるというストーリーが描かれ(むしろ先輩のパワーアップイベントが本命かと思われます)、ミスリード?に大いにファンは慄きました。




■ 見どころその②:148話・149話のタイトル『葦』にまつわる伝承

江東区深川江戸資料館に『片葉の葦』という伝承にまつわる資料があるそうです。

本来葦とは左右両方に葉が生える植物なんですが、まれに片方にしか葉が生えない『片葉』になることがあるそうで、この『片葉の葦』は呪具として扱われたという言い伝えがあります。
(ウィペディアで見た限りだと、残忍な事件があった場所で片葉の葦が発生する、という流れのようですので、ここから呪具になっていくことになるのかもしれません。)

前項でこの2話のストーリー概要を書きましたが、そこで『精神世界での交流後双子の妹は死亡する』と書きました。
その交流の際に、妹は姉に『片葉の葦』を託しているんですね。

そして、片葉の葦を託されてから場面は切り替わり、現実の世界に戻ると、息絶えた妹の手が自分の手と重ねられ、その間には『剣』がありました。

妹の能力(呪術の術式)は『構築術式』といい、『呪力を使って無から物質を作る』能力です。

重傷を負っていた妹は最期の力を振り絞って姉に呪具をつくり、亡くなるという展開となりました。

こうした感じで、

『葦を啣む雁』『片葉の葦』という2重のストーリーを織り交ぜてストーリーを展開させる『呪術廻戦』。
すごくないですか?

でもまだこれだけでは終わりません

さらに最後のポイントがのしかかってきます。




■ 見どころその③:148話の扉絵『胎児の姿』の意味

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これは今回の主役となっている先輩がその妹と母体の中にいる時のイラストになります。

なぜこんなものが話の扉絵になるのか?

これは後の149話で描かれる【 呪術界における双子 】が意味するものについて重要な手掛かりとなります。

皆さん、双子には複数のパターンの双子が存在するのをご存知ですか?

『一卵性双生児』『二卵性双生児』というように『卵性』で表記されることが割とメジャーかもしれませんが、実は双子は卵性よりも赤ちゃんを包む羊膜と絨毛膜の『膜性』の方が重要視されるそうなんです(膜性によって出生後の成長にもかかわってくるとか)。

今回描かれた話の主役・先輩は一卵性双生児であり、その扉絵を見ると、亡くなった妹さんと共に『1つの膜』で包まれている様子が描かれているところから、恐らく2人はMMツインであることが伺えます。

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しかもこのMMツイン(一絨毛膜一羊膜双胎)、全双子の中でわずか1%しかいないとされている双子だそうです。

扉絵にも書かれていた『分かち難い結びつき』はこの双胎の在り方にも描かれていますよね。

そして、149話では【 呪術界における双子 】がなぜ凶兆とされているかの理由(呪術界で双子は2人で1人と認識される)が明らかになりますが、そこに前項で述べた『片葉の葦』が絡んできます

葦は片葉になると呪具になると言われますが、言い換えると

『葦は片葉になることで呪具として完成する』

というように捉えることができます。

先輩には呪術師として必要な能力(呪力や術式)はありません。
ですが、代わりに『フィジカルギフテッド』という超人的な身体能力を保有しています。

しかしそれは、


『双子が存在する(双子で在り続ける)』状態では未完成
な状態であり、2人が1人になることで初めて完成形の『フィジカルギフテッド』になる


ということになるんですよね。

それを、妹はずいぶん前から気づいていたというのもまた読者の涙腺を崩壊させる要因ともなります。

姉を完璧な存在にするために、自分の命を使って武器つくって邪魔な呪力を持ち去っていく。

こうして149話は終わりました。





いかがでしたでしょうか。

ちょっと説明が雑で、作品を知らない方には読んでいて読みづらい内容になってしまったのではないかと思います。

かなり複雑な構成にはなっていますが、それだけ『呪術廻戦』という作品は複雑で深く、熱い作品となっています。

ですが、その一方で作者の芥見先生はジャンプ漫画はもちろん、いろんなアニメの影響を受けてお育ちあそばれたため、『呪術廻戦』では『エヴァンゲリオン』『幽遊白書』『ハンター×ハンター』『Fate』などさまざまなアニメのオマージュがてんこ盛りなんですね。

そういった意味では各作品のファンたちはこぞってそういうシーンを見かけると盛り上がっていたりします。笑

また、今回私が書いた内容は私自身が考えたものではなく、既にYouTubeで考察動画を上げているユーチューバーさんのものをまとめた内容となっています。

下記にその動画を載せておきますので、ご興味ある方はぜひご覧ください。

■ おすすめの考察動画




今日は長々と私のヲタク趣味にお付き合いいただきありがとうございました!笑

こんな感じでですね、漫画やアニメも『演出を深掘りする』ことで新しい知識を得たり、その作品の醍醐味をより感じたりすることが最近私がハマっているマイブームとなっています。(ストレングスファインダーの『学習欲』と『最上志向』がTOP5に来る私らしいマイブームでしょうか。笑)

明日は最新話150話。

いったいどうなるのか。
今後の展開が見逃せないところです。



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