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【LINEコラム】年齢を重ねていくからこそ始めた方がいい!『スポーツ愛好』がもたらす社会的健康効果(2022.10.10配信)

こんにちは。
個別×本質的な健康づくりで働く人のQOL向上をサポートするライフデザインファシリテーターの丹後友里です(@tanchan0630)。

10月に入ってすっかり秋めいてきましたね。今年の『秋』はどんな秋していくか決めましたか?

私は最近本が読みたい欲が高まっているので『読書の秋』と、所属している水泳サークルの練習が毎月だったのが今月から『毎週』に変わったこと、先月忙しくて行けなかったヨガを毎週行くことにして、これを機に水泳のパフォーマンスを上げる『スポーツの秋』にもすることにしました。

そして、そんな今日は『スポーツの日🎌』。ということで今週のコラムは

スポーツ愛好がもたらす社会的健康効果

について話していこうと思います。
皆さんは子供の頃の習い事含め、どんなスポーツを経験されてきましたか? また、そのスポーツに取り組むことで得たものは何だったでしょうか?

今では定年後に新しくスポーツを始めるという高齢者も多く、中には齢90代にして世界記録保持者となる方もいます(今朝のTHE TIMEに91歳のスプリンターが出てました)。

私自身最初に勤めた職場のスポーツクラブでは会員さんの7割近くが60歳以上の高齢者で、毎日毎日決まった時間にジムに来て『ルーティン』なる運動に勤しまれていました。

そんなことも含め、改めて『スポーツ愛好が健康づくりの基盤になる』ことについてご紹介できればと思います。




まず私自身のスポーツ遍歴をしますと、

◎6~10歳:水泳
◎8歳:バスケットボール(3ヶ月で辞めた)
◎10~16歳:空手
◎13~14歳:ソフトボール(3年時に廃部)
◎15歳:水泳(中体連に無理やり出された)
◎16~22歳:フットサル(社会人サークルで月1~2回)
◎23~25歳:柔道(専門学校の授業で週1回)
◎28~36歳現在:ヨガ(不定期)
◎36歳~:水泳(本格的にサークル所属)

という感じでしょうか。
こう見ると、常に何かしらスポーツをやっている習慣がありますね(『競技』まで発展したのは空手くらい:全道大会組手個人3位、団体形優勝)。

それでも社会人になると仕事の関係もあるので子供の頃の習い事のように定期的な習慣は難しくなりましたが、それでも不定期ながらちまちまと続けてきました。

おかげさまで、今年の5月から最も公私ともに経歴が長い水泳は、21歳の時にコーチになろうとした当時よりも、現在(36歳)の方がパフォーマンスは高い状態で指導員になれています。

21歳(運動ほぼしていない)
  ⇒ 10年ぶりの100m個人メドレー:2分30秒

36歳(ヨガをちまちま)
  ⇒ 10年ぶりの100m個人メドレー:1分54秒

要因として考えられるのは『ヨガ』の存在です。
柔道整復師の資格を取得した年、就職した機能訓練特化型デイサービスでは運動指導や整体施術の他に、利用者さんの送迎を毎日往復1時間やっていました。

そのおかげで発症した腰痛にしばらく悩まされていたのですが、ある時『ホットヨガ』に興味を持ち始め、始めてみることに。すると3回目のレッスンが終わる頃にはすっかり腰痛が解消されました。

私の場合、『股関節の動きが悪く(硬く)なっていた』ことが腰痛の原因だったらしく、

・高温の室内 ⇒ 筋肉が温まり緩まりやすい
・ヨガ ⇒ 筋肉に負担が少ない状態で股関節を動かす
      ストレッチ&筋トレ(自重運動)効果
・水分補給 ⇒ 物理的に筋肉が柔らかくなる

こうしたホットヨガの効果で腰痛を解消することができました。

それ以降いくつかのスタジオを渡り歩いた結果、現在最も尊敬するヨガのインストラクターの先生と出会い、今は彼女の個人スタジオに通っています。

不定期ながらもヨガ歴は今年で9年目。もともと身体の使い方が上手い私はヨガの上達と共に身体の使い方もかなり変わったらしく、今年5月に再び水泳の練習を再開したら

「丹後ちゃん、コーチの現役の時より
 フォーム綺麗だし早くなってるって
 みんなと話してるんだよー!」

とサークルの皆さんからの声が(サークルは勤めていたスポーツクラブの会員さんが結成しているもの)。

15年前(今より15歳も若い)の自分より競技パフォーマンスが高いって、すごくないですか?

別にヨガは毎週・毎日がっつりやり込んでいたわけではないんですよ。それのに身体の使い方が衰えず、転職でデスクワークに変わっても腰痛や肩こりに悩むことなく、あまつさえ水泳のパフォーマンスを高められたのは、ヨガで学んだ身体の使い方と一緒に、

◎『自分の身体に合う特定の運動やスポーツ
 を習慣的に行うこと
◎ 運動やスポーツをする際に
 『所属するコミュニティ』があること
 (ヨガの先生ととても仲良くさせていただけている)

があることでより運動の習慣が定着し、かつ心身ともに健康的な状態でいられる環境をサポートしているのではないかと思っています。

実際、私の水泳サークルには

◎未だに大会で記録を更新し続ける72歳女性
◎70代後半で両足のO脚の手術をし、
 未だに1,500mの種目で大会に出場し続ける83歳女性
◎大会出場時隣のコースに25歳の選手がいても
 ぶっちぎりで速く泳ぐ50代男性

という強者(化け物)がいます。毎回皆さんとの練習では、常に笑いが絶えず、どんなに過酷な練習メニューでもブーブー文句を言いながら必ず最後までやり遂げ、チームの雰囲気は和気藹々としています。特に印象的なのは、できる人(速く泳ぐ人)がいても

「いいの、私は私のペースでやるから」

できない自分を責めず他人と比較せず、あくまで『自分は』というスタンスで熱心に取り組んでいること。これも運動習慣の定着と効果の持続性が高いのではないかと思っています。

特に年齢を重ねていけばいくほど社会活動から遠ざかります。
60代以降のシニア生活に向けて一番重要なのは『社会的な所属先の確保』ではないでしょうか。

それは単に働く場所というだけでなく、『つながり』を感じられる居場所です。そういう意味では、運動を通じたコミュニティがあるというのはとても心強いと思っています。

私も今思い返せば、子供の頃に水泳に夢中になれたのは水泳が楽しかった以前に、同じスクールに通う『クラスメイトの男子たちと進級勝負』をしてお互い切磋琢磨し合っていたこと、その当時難病にかかり途中で競技を離れ入院するも、当時の友人たちからの励ましもあったことで心折れずに治療に専念し、競技復帰した思い出もあるんだと思います。

だからこそ、いろんな苦楽があっても『運動(スポーツ)は楽しいものだ』という認識が根底にあり、それが大人になった今でも脈々と続いているんだなと思います。

こうした経験を持てるか否かで、心身の健康ベースが大幅に変わるのではないかと私は考えています。だからこそ、『仲間と一緒に楽しむ健康づくり』というものを日常生活に取り入れてもらいたいなと考えています。

現代はコミュニティ時代。ウォーキングでもランニングでもサークルはありますし、大人向けのスポーツ教室やスクールもあります。ぜひこの機会に、『コミュニティなスポーツの秋』を楽しんでみませんか?




今週も最後までお読みくださりありがとうございました!
今週のコラムが少しでも皆さんの健康力向上にお役に立てできましたら幸いです。
今週も体調管理に気をつけて良い1週間をお過ごしください!



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