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オリジナリティ発掘マガジン by ターナー

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プロベーシストとしての現場経験を元に、役に立つ音楽的な知識や、既存の業界への問題提起など、ターナーが日頃考えていることを発信していきます。
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2019年2月の記事一覧

車イスに乗ったことはありますか?

あるキッカケで知り合い、今までにも何回か紹介してる寺田ユースケさん。 生まれつきの脳性麻痺により足が不自由で、20歳から車イス生活。 しかも、お笑い芸人→歌舞伎町のホスト→Youtuber(今ココ)という異例の経歴を持つ彼の企画に参加してきました! その様子を録画したものが、彼の公式Youtubeチャンネル『寺田家TV』で公開されたので、このタイミングで僕なりに振り返ってみたいと思います。 ちなみに彼は、『車イス押してくれませんか?』というクラウドファンディングで19

セッションデビューしました(^^)

先週の予告通り、ギタリストとして初めてスタジオセッションに参加してきました。 曲目はビートルズの『I want to hold your hand』! 僕はパワーコードしか弾いてませんが…(^_^;) それでもめちゃめちゃ楽しかった〜! やっぱり独りで練習するよりもアンサンブルの方が何倍も楽しいし、共演者同士のコミュニケーションや支え合いに感謝することで経験値の上がり具合がハンパない! ベーシストとして自信を持って臨むのとは違い、いい意味で少し緊張して、久し

楽譜に頼らないという拘り

先日、ギターの練習をライブ配信中に僕は「楽譜に頼らないのが拘り」と発言しました。 その点について視聴者から「詳しく聞かせて〜」と要望がありましたので、少し掘り下げますね(^^) 楽譜というのは、音楽の全てを表すことはできないんです。 記号に変換してる時点で、情報は劣化します。 音を記録する媒体がなかった時代に、情報の複製や共有をするために生み出されたのが楽譜。 楽譜がないもの(民謡とか)は口伝と記憶で継承されてきました。 例えば、現代の記譜法ではグルーヴを記譜するこ

ギタリストとしてデビューします!笑

先月からギターを練習している僕。 ご存知のように、時々 facebook のライブ配信でその練習風景を公開しています。 そこで視聴者の皆さんからアドバイスをいただいて、少しずつ上達しています(^^) 改めて、ありがとうございます! この経験から僕が学んだこと。 人に聴いてもらうと上達が早い! 以前の記事で、上達するには【差】を見つけることと僕は言いましたが… 練習動画を自分にだけでなく他者にも公開することで差を見つけるための【目】が何倍にもなりますよね。 もう一つ、

相性が良いモノには〇〇がある

去年12月に六本木にオープンした『文喫』に、先日行ってきました。 全く新しいコンセプトの本屋ができたとの噂を聞きつけ、以前から気になってたんですよね〜。 「趣味は漫画とゲーム」と僕は公言してますが… 漫画以外の読書も好きなんですよ!笑 好きな作家は、嶽本野ばらと伊坂幸太郎です(^^) ビジネス書も結構読みます! さて、ここ『文化を喫する本屋』の特徴は… 入場料1,500円。 1日中利用可能。 立ち読み&座り読み歓迎。(90席) コーヒー&煎茶が飲み放題。 Wi-fi

史上最大のバンド活動に参加しませんか?

以前、「ターナーとバンドを組みませんか?」という提案をして、興味のある方を facbookの非公開グループページへ招待させていただきました。 その結果… なんと、初日で100人以上の方が集まってくれました! ハッキリ言って僕の予想以上だったので、結構ビビりましたが…(^^;) これは成功させるしかない!と逆に気合が入りました。 とはいえ、集まってもらう前に、特に何も説明しなかったんですよね。 それでも殆どの方が「なんか分からんけど面白そう!」って感じのノリで集

部屋の片付けをしていたら出てきた古い写真を見せちゃいます

デジカメやスマートフォンなんて持ってない時代に撮った写真。 ちゃんと撮れてるかどうかも確認できないまま現像に出したら、ピンボケしてた… しかも、年月を追うごとに色褪せていく… そんな淡い経験をした世代の方には、部屋の隅から出てきた古い写真に想いを馳せる気持ちをご理解いただけるかも…? これは2000年(当時22歳)。 僕は、本当にプロの音楽家を目指すかどうかを考えるために、名古屋大学を1年間休学してNYへ語学留学していました。 この頃に、ジャズの本場でいろんなライブを

いろんな楽器を弾くことのメリット

ご存知のように、僕はベーシスト。 ウッドベースから始めたという、レアなパターン(だそう)です。笑 大学生の頃、プロの音楽家を目指すことをギタリストの先輩に言ったら、彼は 「プロを目指すならエレベも弾けるほうが絶対に良い」 とアドバイスしてくれました。 そして、彼が使わなくなったエレキベースを僕にくれました。 最初は、楽器の大きさの違いや奏法の違いに戸惑いました。 でも調弦は共通なので、なんとか慣れていきました。 しばらくすると、ウッドベースにしかできないことと、エレキベ

日本語と英語のリズムの違い

今回は、【日本語と英語のリズムの違い】について、僕なりの解釈をちょっとお話ししますね(^^) まず、日本語は文字の言語。 一方、英語は音の言語。 日本語は表意文字(漢字)と表音文字(平仮名と片仮名)を使い分けます。 英語は表音文字(アルファベット)のみです。 日本語は常に母音を伴います。 しかし英語には子音だけの発音というのがあります。 また、英単語のアクセントは必ず母音に来ます。 そして音楽的には、音符に乗るのも母音です。 例えば、『ストリート』という単語。 音

上達に必要なのは、〇〇に気付くこと

久しぶりに【役に立つ】系の投稿です(^^) 音楽でも語学でもスポーツでも、新しい技術を習得する時は、誰しもが以下のステップを辿ります。 1,無意識で、できない 2,意識して、できない 3,意識して、できる 4,無意識で、できる この4つのステップで一番難しいのが、2→3ですが… 深く深く意識し続けることで、その壁は乗り越えることができます。 ここで意識するのは、「できる」と「できない」の【差】です。 できる他者(あるいはゴールイメージ)と、できない自分の違いはどこに

正解がないのが正解!?

【ミュージシャン4人で音楽の期末テストを解いてみた】 第1弾は『魔王』編。 第2弾は僕が出題した『音楽記号』編。 そして、今回の第3弾。 僕はまた回答者となり、挑戦しました。 『小論文』編です! では、早速。 同じ音楽を聴いても、感動する人もいれば何も感じない人もいます。 そこには、どのような理由や問題があると思いますか。 あなたの考えを述べなさい。 この問は、武蔵野音大の入試で実際に出題されたようです。 なんだか哲学的ですね。(^^;) 正解がないのが正解