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楽譜に頼らないという拘り

先日、ギターの練習をライブ配信中に僕は「楽譜に頼らないのが拘り」と発言しました。
その点について視聴者から「詳しく聞かせて〜」と要望がありましたので、少し掘り下げますね(^^)

楽譜というのは、音楽の全てを表すことはできないんです。
記号に変換してる時点で、情報は劣化します。

音を記録する媒体がなかった時代に、情報の複製や共有をするために生み出されたのが楽譜。
楽譜がないもの(民謡とか)は口伝と記憶で継承されてきました。

例えば、現代の記譜法ではグルーヴを記譜することはできません。

日本の音楽教育は、まず楽譜を正確に読んで、楽譜通りに弾けることを重視します。
だから、多くの音楽初心者が無意識のうちに、『楽譜がないと演奏できない病』に感染していると僕は感じます。

人間は、文字が読めるようになる前に、言葉を話せるようになりますよね。
それは、幼い頃に周囲の大人が話す言葉を無意識に耳コピしてるからです。

人生始めたばかりの赤ん坊に、まず文字を読めるように教育する人はいないはず。
でも、音楽始めたばかりの初心者に、まず楽譜をよめるように教育する人は多いはず。

音楽技術習得も言語習得と同じステップを踏めばいいと僕は思ってます。

楽譜を読んで演奏するのは、慣れれば楽チンですが…『聴いて真似する』のほうが本質的だというのが、僕の拘りです(^^)

まず『目』よりも『耳』で、音楽を楽しみましょう!

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