メディア事業・マーケティングインターン生に任せている内容【育成実務編】
見出し画像

メディア事業・マーケティングインターン生に任せている内容【育成実務編】

tanamako / overflow.inc

インターン生の育成方法という記事を書こうとしていたのですが、まず内容を書かなければ記事が長くなりそうということで切り出した子記事を作ってみました。

「やってもらっていること」について長くなってしまったのでこちらの記事に分けています。

この記事を特に読んでいただきたい方

・メディア運営をされている経営者、事業責任者、プロダクトオーナーの方
・マーケティングスキルを高めたい方
・マネタイズに困っている方
・インターンを希望される方
・インターンの育成に悩まれている方

コンテンツマーケティング・メディア事業についてのご相談、
長期インターンを希望される方はこちらまでお願いいたします!

長期インターン生にメディア事業で学べること・任せている理由

私の別のnoteでも書いているのですが下記が理由です。
マーケティングの基本を学びたい、事業を作りたい、起業・独立をしたいという方にはお勧めしています。

メディア事業では幅広いことをみなければなりませんが、自分でコントロールできる範囲が広く、在庫を抱えるビジネスと異なりスタートが比較的簡単です。

また、幅広いジャンルのコンテンツや商品に関わることでペルソナの設計や訴求を色々なパターンで知ることができ、

・誰が
・何を
・どのように
・いつ
・なぜ


買うのか、行動を起こすのか
「商売の基本」を学ぶことができます。

インターン生にはよくいっていますが、2年間で生きるのに困らない能力を身につけて欲しいなと考えて教えています。

ここからは具体的にやっていることをご紹介します。

Webメディアでのインターンの内容

① 市場 / ジャンル分析・選定

画像3

①どの市場で広告費がどれ位動いているかを調べる
 ・目的
  ・広告費にどれだけお金を使っているかでまずは大枠のメディアとしての売上・利益規模判断
 ・調査方法
  ・企業の決算・IR
  ・ASP管理画面などから広告費算出
②競合分析(ドメイン、コンテンツの型はどういうものか、広告の種類、想定のトラフィックなど。similar web、ahrefs、GRCなどを活用)
③クエリ数から想定される売上・集客戦略・規模
④キーワードマーケティング:獲得したいキーワード、カテゴリー
⑤商品設計
⑥記事執筆、マネタイズ

のような流れでメディア事業はスタートしていきます。
スタートしてからもやることがかなりありますが、ここまでの設計がメディア事業の勝敗を決める肝です。

Q. 期間・時間はどれくらいかけるか
マーケティング未経験のインターン生でも①-④を3営業日ほどで習得・成果を出してもらいます。その後はキーワード数、ジャンルによっても攻め方が変わってくるのでまちまちです。

1-1 広告でマネタイズを考えている場合上流設計が特に重要

メディア事業をやる上でマネタイズの主軸を広告においている場合、
まず上記のようなことが設計できていないと
「むやみやたらにコンテンツを作ったけど売上がついてこない」という状態になります。

大抵のメディア事業のマネタイズが

・アドセンス
・アフィリエイト
・SSP
・純広告
・記事広告

になるかと思いますので、
これらごとのページ・キーワード・訴求方法ごと分析・運用方針の決定できていないと非常に厳しいです。

事業成立せず赤字を垂れ流して撤退となりますので
上流設計が非常に大切です。

② フロントエンド・バックエンド開発

・フロントエンド開発(HTML/CSS/JavaScript)
・バックエンド開発(PHP/MySQL)
・入稿側CMS(WordPress)
・表示側(Ruby on Rails)

HTML/CSSの基本などは当たり前のようにやってもらっています。
バックエンドやDB周りは一部のインターンのみ開発に携わっていました。

起業してから走りながら色々開発していたため運営しているメディアによっても構成は異なりますが、メディアのフレームワークは上記を元に実装しています。

2-1 WordPressの利点・メリット

WordPressはデメリットもありますが、
入稿目的では非常に優れています。

CMSでWordPressを用いている点は、

・カスタマイズが容易であること
・ドキュメントが豊富であること
・入稿だけの管理画面として優れていること
・入稿画面の実装コストがほぼないこと

という理由からです。管理画面の開発といってもリアルタイム保存など考慮するべきことが多すぎるので実装コストが高くつきます。デバッグなどやるべきことがありすぎる。

記事作成をしている中で必要な

・記事の自動保存
・リビジョン管理
・内部リンク設計
・一括リライト
・JSON API
・その他便利な機能のプラグイン実装

などを踏まえると実装コストが高すぎて独自に開発することはほぼ無駄です。

2-2 下手なCMSの独自実装は運用コストをあげるだけ

たまにメディア企業でCMSを独自実装して中途半端な仕上がりになり記事の入稿・執筆がしにくいものがありますが、
ライターの運用コストが上がり無駄が多くなるので効率が下がり利益に影響しますので辞めることをお勧めします。

③ コンテンツ(記事作成・ディレクション・SNS運用など)

・キーワードマーケティング、カテゴリ設計
・記事ディレクション、記事執筆
・外注するデザインディレクション(バナー・アイキャッチ・LP・サイト等)
・被リンク獲得
・インスタグラム、ツイッターの戦略設計から運用
・内部リンク設計、実行
・記事の監修依頼(専門家の方とのコミュニケーション、リストアップ、契約書作成まで)

スクリーンショット 2020-01-05 23.20.45

スクリーンショット 2020-01-05 23.23.54

メディア事業に関わる方であればほぼ当たり前の内容になっているかと思います。最近ではSNSに力を入れており、これもインターン生に任せていますが売上に関する直近の伸びが凄く実績が出ましたらこちらも公開いたします。

キーワードマーケティング・カテゴリ設計に関しての例は上記の画像のような形でどのカテゴリにどれくらいのクエリがあるか、など細かく分析してその上でコンテンツを作成していきます。

バブルチャートなどを利用し競合性とクエリ数など諸々を組み合わせた独自の管理方法をインターンのメディア事業やコンテンツマーケティング事業で利用しています。

上記のキャプチャはほんの一部ですが網羅的に分析した上でメディアを作る上で作成するべきコンテンツを優先度をつけて作成していきます。

④ マネタイズ(アフィリエイト・アドセンス運用・他)

・商品設計、理解、訴求変更
・ASP、広告主調整、交渉
・GA/Google Optimizeの分析
 ・データ分析の基盤作り
・ページ内のCVRの調整(ボタン、画像、テキスト、固定、広告位置)
・CVRの高いLP作成(記事執筆、訴求、商品選択)
・KWのモニタリング
・CVRの高いLPへの回遊調整、etc...
・バナー、アイキャッチ、LPなどに必要なデザイン、実装のディレクション

マネタイズと一言で言ってもやることは多岐に渡ります。これらを全て行なっているのも弊社のインターン生の特徴かなと思います。

これらを通して様々な商品を売る力を身につけ、マーケティングの基礎を学んでいってもらっています。

⑤ データ分析

・GA / GRCでの分析
・Google optimizeでの訴求改善
・各種ASP/広告主・アドセンスのデータ取得

「仮説検証のなき施策は無意味」と言っても過言ではないほどデータ分析が全てにおいて大切です。

データで検証できて、理解できていないことは「まぐれ」で、
再現性がなく投資対象として難しくなります。

SEOは言わずもがなですが、マネタイズではカテゴリやクエリごとの分析は必須です。

⑥ 採用周り

・新しいインターン生の採用のためにWantedly運用
 ・ジョブディスクリプション作成
 ・タイトル作成
・Twitterでの広告運用の戦略設計から実働
・bosyuの作成

インターン生にメディア事業を持ってもらう上で規模を作っていくためには採用が必要だということは伝えてあります。

その中で自分たちで採用戦略を考え、実行していってもらっています。

⑦ 育成

・インターンに対してのSEO・マネタイズの勉強会

私が会社の中で「ドキュメントPM」もしていてドキュメントを作ること=再現性を生み出すことを勧めています。ただ、ドキュメントはたくさん作っていますが、それだけではまだ足りないこともあります。

■ ドキュメントサービス
kibela 
良いところ
1年程度使ってきましたが、マークダウンが使いやすくドキュメントが書きやすいのが特徴です。

卒業理由
課題などをドキュメントに残し、共通するパターンがで始めた時にタグ化してドキュメント保存しにくいのが難点で、カテゴリーを使えばなんとかなるのですが、それだと情報設計がしづらいのです。
1対N構造(タグ設定)が少し弱く卒業することになりました。それ以外はすごくいいサービスです。

・notion 現在はnotionで運用しています。
良いところ
ドキュメント・議事録などに紐づくタスク、カレンダー、など細かく設定できるのが良さで、全社/各事業部で発生する情報設計に耐えうる機能があるのが選定理由です。

定期的な勉強会やフィードバックをインターン生がインターン生にすること、またそれをドキュメントに残すことで早く成長してもらう仕組みを継続的に作っていってもらっています。

⑧ 予算管理

・コンテンツ・採用・人材にかける費用
・広告売上、利益

についてスプレッドシートにまとめてもらい、管理しています。
毎週事業部分と施策部分の考え方についてフィードバックし、事業を推進していってもらいます。

口コミ

スタートアップ・ベンチャーを中心に広告運用のお手伝いをしているかっちゃんさんにツイートしていただいてました🙇‍♂️ ありがとうございます🙏

まとめ

ざっと書いてしまいましたが、
深掘りしていくとより細かくなってきますのでこの辺で。
弊社インターン本当にえらい。いつもありがとう。

・メディア事業始める前の上流設計大事
・コンテンツマーケティングだけでなく、マネタイズ、データ分析、採用全部大事
・2年程度で「生きていくのに困らないマーケティングスキル」を身につけてもらえるように教えます。

メディア事業・マーケティングに興味がある方はこちらまで。


次回予告

画像4

今回実務編でしたので、
「実績、どのようにやっていったのか思考編」を書いています。ぜひnoteのシェアをしていただけると嬉しいです。


この記事が参加している募集

note書き初め

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
スキありがとうございます!!!!
tanamako / overflow.inc
overflow代表取締役CPO / 主に全社のサービス・メディアのプロダクト、マネタイズ、マーケティング、カスタマーサクセス周りを見てます。 【会社】:https://overflow.co.jp 【Offers / SaaS事業】:https://offers.jp