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子供は部下ではありません。

仕事で基本とされる「ホウレンソウ」
報告・連絡・相談を意味しますよね。社会人になって新卒の頃にきっちり教えられ、都度それをしないといけないと育てられてきた方も多いのでは?
以前の私は、これを子供に求めていたのかもしれません。

報告を求める:今日学校で何をしたの?
連絡がないか確認する:何か文房具で足りないものはないか?
相談にのってあげる:いじめにあっていないか?

こんな感じです。それを子供たちに確認をしていく。
無ければ無しで会話終了。
平日は子供が寝ている時間に帰っていたので、休日しか子供と話せない生活。その時にせっかく話すのはこんな感じでした。

会話が確認作業になっていませんか?

以前の私は

子供と会話すること=ホウレンソウを求める確認作業

まさに仕事。というか、業務です。
休日でもほぼ仕事モードなので、なんとなくピリピリしている。
そんなパパに、子供は本当のことを話せるわけがない…

「なんだ、何も無いのか?無いなら大丈夫だな」

と私が話して会話終了です。いかにもワンマンな昭和な上司…

結局、自分に余裕がなかったのが原因だと感じています。とにかく時間を短縮して、最短距離で何事も結果を出したかった。
子供との会話にも効率化を求めてしまい、早く結果が知りたかった。

子供の会話は時系列で思いついたことを話すから、結局結論はあやふやです。

「で、どういうこと?パパはどうしたら良い?」

と聞いてしまう。これはもはや詰問。ヒドすぎました。

子供たちは学校での出来事から、心が動いたことを単純に共感して欲しいだけですよね。楽しかったり、つまらなかったり、学校行くのが嫌な日もあるはず。それに寄り添って欲しいだけだと思います。

でも当時の私はそんな余裕はなかった…

今ではもう、ホウレンソウは求めません。だいたい、学校から帰ってきて、子供たちはママに全部話してしまっています。それをパパが聞くと2度手間になり、心の動きではなく、それこそ報告になってしまう。

私がやっているのは、

ニコニコしていること。

口角を上げるということです。
いい歳したおじさんは、普通の顔でいても何となく怒っているように見えてくるもの。ましてや仕事帰りで疲れている。
でも、ニコニコしていれば子供たちって寄ってくるんですよ。話したく無ければ無いでいい。その代わり、ニコニコして子供たちを見守る。
たまにチラッとこっちを見てくれます。その時に声をかけてあげればいい。

毎日ニコニコは正直難しいですが、話しかけやすい上司もそうあるべきでは?ほら、仕事好きな人と共通点がありますよね?

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