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キャリアに目指すゴールとか目標を持っていなくてもいいんじゃないか。

学生のころ、「卒業したら何をすればよいのか」が全く分からなかった。
みんながすなる就職活動といふものを我もしてみんとてするなり、みたいないい加減な感じで、就職活動を始めた。大学4年生の初夏のころだったと思う。

何もやりたいこともなかったので、「公務員試験を受ける?」「いや、それもメンドクサイな」などと思い、「企業かー、イメージ沸かない」と思い、とりあえず、就職指導課(現在のキャリアセンター)のセミナーみたいなものにも参加した。

各界で活躍している先輩たち(20代)が壇上で、「この仕事の何が楽しいかというと」「こんな風に働いていて、凄いんだ」といった話を、多少ドン引きして聴いていた。いやあ無理。こんな風にキラキラするの、無理。そう思った。金融業界に務める方は、何億何十億を動かしている、と言う話をしていて、無理!と思った。

そんな感じだったので、就職した時点では、「3年くらい仕事したら、結婚して辞めるだろうな」とぼんやり思っていた。

現在の学生が聴いたら、激怒しそうないい加減さである。(申し訳ない)

ところが、働いてみたら、苦しい中にもかすかな楽しさ、やりがいみたいなものが見つかり、悪戦苦闘している中で、だんだんと自分の居場所ができ、自分ならではの仕事も見つかった。入社2年目のころから、少しずつ足場が固まってきたのだ。

いい加減に就職した割に、結局、定年まで働生き続け(1日のブランクもなく)、定年再雇用でもさらにフルタイムで働いていて、さらに、定年前年には、「新規事業開発部のメンバとして、何か新しいことをせよ」という使命のもと、Voicyで法人チャンネルを立ち上げるということまでやっている。

これまで、「ここを目指そう」と思ったことは、あまりなく、まあ、小さな目標(たとえば、この研修ができるようになろう、とか、この企業の案件を受注しよう、とか、この資格に合格しよう、とか)はあったものの、大きなキャリア上のビジョンとか目標なんてものはなく、その時々で、関心の赴くままにただ前進してきた、というのが私のキャリアである。

目標はないが、その時々で、やりたいこと、追究したい関心事は常にあった。その関心事もどんどん変化していった。

…ということを、ここに書いたのと全く違うStoryで語った今朝のVoicy。

今週は、6月14日(金)に放送500回を迎えるという大事なWeekなのであるが、月曜日はキャリアのふりかえり、から。


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