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紙の本。

会社の仕事としてやっているVoicyの配信。2023年1月からは、社外の方とのゲスト対談も始めた。

リモートでも収録はできるのだけれど、今のところ、対面で録っている。二人の間にスマホを置いて。

ご指定の場所に伺うのだけれど、たまたまこれまでは個人事業主の方ばかりだったので、すべてご自宅を訪問している。

そして、どちらにお邪魔しても圧倒されるのがお仕事関連の道具や書籍である。

特に書籍。ずらーっと本が並んでいる。おお、これだけの本を読んで勉強していらっしゃるのか、すごい、とため息が漏れる。

「増え過ぎちゃうので、電子にしている」「借りることも」といったお話もあったけれど、やはり、圧倒的に本の数が多い。

それで思ったのだけれど、電子書籍だと「書籍に圧倒される」という経験ができない。もし、「本は3000冊持っている。全部電子書籍だけど」と言われてタブレットなどで電子書棚を見せていただいても、紙の本がずらーっと並ぶ様子には比べられないと思う。

「うわー、すごい本!私ももっと勉強しなければ!」「あああ、あの積読の山を崩していかなければ!」と思うのは、紙の本たちだ。

紙の本の背表紙を眺めながら、「こんな本があるんだ」「こういうジャンルもたくさん本が出ているんだ」ということも知る。「これ、面白そうだな」と思う。

紙の本の力ってすごい。

利便性という意味では、電子書籍のほうが勝っているのかもしれない。検索もしやすいだろうし、場所も取らない。旅に出るときにまとめて10冊も持参するのは紙ではつらい。電子なら、飽きたら次の本を読むといったこともできる。

でも、人生、利便性だけで回っているわけでもないので、大量の紙の本の圧倒的な力ってある。

本棚を見られるのって、なんか恥ずかしいという声を聴いたことがある。わかるような気がする。脳内を開示しているような気分になるからだろう。知識とか教養とかのレベルがなんかばれてしまうようで心配、不安にもなる。

コロナ禍でよそのお宅を訪問する機会がうんと減っていたけれど、久しぶりにあちこちお邪魔して、「紙の本の威力」に圧倒された。

忘れないようにこの気持ちを記録に残しておこう。

対談の放送。


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