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【お知らせ】 書きものコンテストを開催します

「物書きのための創作コンテストを開催したいです」

2020年10月のある日。コミュニティマネージャーとしてお世話になっている「新しい働き方LAB」のオンライン合宿にて、私は少し緊張しながら今後LABでやってみたい企画を発表しました。

新しい働き方LABは、ランサーズと全国のフリーランスの共創による、つながり・気づき・学びをコンセプトとした「新しい働き方コミュニティ」。誰もが自分らしく働ける社会づくりを目指し、全国にいるコミュニティマネージャーたちと一緒に、いろんなイベントや講座を行っています。

そんな新しい働き方LABで、昨年の秋に静岡県で合宿を開催。(静岡の会場+現地に行けない人はオンラインで参加)

マネージャー同士の交流を深めることはもちろん、今後のLABについて考える総会、また各自がこれからコミュニティを使ってどんなことをしていきたいのか、自分自身の人生において何を達成したいのかなど、それぞれの「アクションプラン」を発表する時間が設けられました。

私はこれからの「アクションプラン」として、文章を書くことが好きな人が、安心して自分のやりたい表現やアイデアを出せる「創作コンテスト」を開催したいとプレゼンをしました。

ここから、全てが始まりました。



思えば、本当は作家になりたかったです。

現在はフリーランスのライターとして働いているけれど、フリーランス人生を重ねていくたびに、「私はなぜ会社を退職したのか」「本当は一番何をしたかったのか」を深く考えるようになりました。

ぐるぐる回ってようやく分かったのが「創作にまつわること」をしたかったという答え。

そうだ、私は創作がしたかった。作家になりたかった。

とにかく文章を書く仕事に携わりたくて会社員からライターへ転職したけれど、本音の本音、「文章が好き」という想いを奥深くまで掘った先にあったのは、「創作がしたい」という気持ち。

“仕事として書く文章”は実にさまざまなジャンルがあります。そのなかでも私の究極の理想は、エッセイや小説など“創作にまつわる文章”を書くことだったんです。

物語を考える作業を日常生活の中に散りばめて生きていきたい。0→1を生み出す作業で時間を埋め、自分が感じたことを表現できるようになりたい。

そんな風に子どもの頃は思っていました。

でも、だんだんと大人になるにつれて、言い出しにくくなっていたんですよね。

「創作が好き」だなんていうと「いい歳して何夢をみているの?」「え、作家……?」「まあ、才能の世界だからねえ」なんて、「無理じゃん」と思われるし言われることが多いです。

エッセイや小説を書くのが好きな人は分かると思いますが、「エッセイや小説を書くのが好き」と「お菓子作りが好きです」「ヨガが好きです」の間には深い川が流れている、と感じます。

「そんな声なんて気にせずに突き進んでいこう!」と自分を鼓舞しても、年齢を重ねるにつれて、どんどん言えなくなってしまう。イタイ奴だと思われたくない、恥ずかしい、怖い。そんな気持ちでいっぱいになって、結局私は挑戦するリングからそっと外れてしまいました。

本当は何かを考えたり生み出したりする作業が好きなのに。自分の考えた“何か”を表現するのが好きなのに。その気持ちをもっと素直に出していけたら最高に楽しそうなのに。

なんで、挑戦しなかったんだろうなあ。すぐに諦めてしまったんだろうなあ。誤魔化してしまうんだろうなあ。思っているだけでは何も変わらないって、自分が一番分かっているはずなのに。

忙しないフリーランス生活が3年になろうとしたとき、「これからどう動こう?」と考えていて。そこでやっと、やっと、私はこれからの自分の軸を自覚できるようになったんです。

創作にまつわる文章を書けるように、動いていくこと。

「私は創作が好きです」と自分の気持ちを誤魔化さず、たくさん書いていくこと。

もちろん、いきなり何かできるわけではありません。究極の理想に向かってやるべきことを棚卸しして、まずは今の自分ができる範囲で、小さくてもいいから挑戦していこうと考えました。

そんなときに、思い浮かんだのが新しい働き方LABでした。


文章にまつわるコンテストは、今の世の中たくさんあります。

今更コンテストなんてやらなくてもいいんじゃない……?という気持ちもよぎったんですが、私は新しい働き方LABで「やりたい」と思ったし、LABだからこそ提供できる何かがあるんじゃないかなと思いました。

新しい働き方LABやランサーズを利用している人は、フリーランスだったり複業をしている人だったり、実にさまざま。多くの人が自分の「得意」や「好き」を活かし追求しています。

文章を書くのが好き、写真を撮影するのが好き、映像を編集するのが好き、イラストや漫画を描くのが好き……など、そんな0→1を作るのが好きな人、創作をするのが好きな人が多いと思います。

そしてなかには、私と同じように「0→1を仕事にしたい」「0→1の作業を日常生活の中に増やしていきたい」「でも、勇気がなくてモヤモヤしてしまう」なんていう人もいるんじゃないでしょうか。

……同じように感じている人たちが、少しでも心を楽に、自分の壁を取っ払って挑戦できる場って作れないのかな。

まわりの声を気にせずに、自分のやってみたかった表現を文章にアウトプットできる場所。せっかく0→1を考えるのが好きな人たちがたくさんいるLABに所属しているので、何かのきっかけになれるようなことができないだろうか。



新しい働き方LABは「自分らしさ」を大切にしているコミュニティ。誰かの「やりたい」を応援してくれる場所。

そんな、個人の想いを尊重し応援してくれるコミュニティだからこそ、実現に向けての試行錯誤ができないだろうかと思いました。

エッセイや小説といった、創作好きのためのコンテストがあれば、きっと大きな熱になる。

挑戦する勇気が出ないとモヤモヤしている人が、「周りにこんなにもエッセイや小説を書くのが好きな人がいるんだ!」と気づければ、安心して自分の“やりたい”に挑戦できるかもしれない。

集まった作品を読んだ読者が「そういえば私も書くことが好きだったんだよなあ」「こんなことやりたかったんだよなあ」と、自分のやりたいことを発見できるかもしれない。

応募者がコンテストに向けてアイデアを練っている時間は、「私はどんなことを思い、何を大切にしているのか」と、自分を知れる貴重な時間になるかもしれない。そうした経験が、文章をもっともっと上達させてくれるかもしれない。

たとえ夢物語でも、まずは口に出して言ってみよう。


そんな想いを胸に提案させてもらった企画が、

なんと、実現します。

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「自分らしくを、もっと自由に」をテーマに掲げる LivingAnywhere Commonsと新しい働き方LABがコラボし、「私を変えた旅先の出会い」をテーマにコンテストを開催します!

場所やライフライン、仕事など、あらゆる制約にしばられることなく、好きな場所でやりたいことをしながら暮らす生き方(LivingAnywhere)をともに実践することを目的としたコミュニティです。
LivingAnywhere Commonsとは?

文章を書くことが好きな人が、これまでの経験を思い出し、これからを想像し、自分の表現を思いっきりアウトプットできるコンテストです。

<コンテスト概要> ※詳細ページは2/9にオープン予定です

テーマ:「私を変えた旅先の出会い」

思いきって生活圏内から飛び出し、旅へ出たときに訪れる出会いは、不思議と人生を動かすきっかけになることがあります。あのとき勇気を出して飛び込んだから…会話をしたから…。旅には、大きな変化をもたらす力がきっとある。ターニングポイントになった出会い、旅先で自身に起こった変化、勇気を出したチャレンジなど、変化をくれた旅先の出会いにまつわる作品を募集します。

形式:エッセイ、小説、コラム、体験記など文章形式のみ。文字数は問いません。複数応募可能です。
応募〆切:2021年3月1日(月)23:59まで
結果発表:3月下旬予定

開催に向けて、2/12にオンライン説明会を実施します。(下記のページにも募集要項は記載されているのでご覧ください)

企画概要から開催に至るまでの背景、LivingAnywhere Commonsがどんな作品を求めているのかをたっぷりとお話させてもらう無料のオンラインイベント。

文章を書くのが好きな人、エッセイや小説が好きな人など、ぜひご参加ください。まだまだ参加者は募集中です。

ちなみに私は企画や運営に携わらせてもらっていて(2/12のイベントにも出ます)同じくLABの運営チームの皆さんは創作が好きな人たちばかり。昨年、ちょっとだけ勇気を出して言ったことが、こうして形になることがとっても嬉しいです。

自分の心の奥底にある、本当に「好き!」という気持ち、一緒に表現してみませんか?

きっと、きっと楽しい。

LivingAnywhere Commonsと一緒に、文章を書くことが好きな皆さんの後押しができたら嬉しいです。

たくさんのご応募お待ちしております!

(サムネイル作成:シモカタセイジ

最後まで読んでいただきありがとうございます!短編小説、エッセイを主に書いています。また遊びにきてください♪