板門店宣言は破棄されるのか

こんばんは。今日も一日お疲れ様でした。
国会議員を目指す高校生、Taro Nakaです。よろしくお願いします。

随分前ですが、韓国と北朝鮮が茶番と言ってもいいレベルのやり合いが繰り広げられていましたね。
北朝鮮から脱北した人たちの団体が、北朝鮮に向けてビラを撒きました。

なんと、そのビラは、、、

北朝鮮の政治体制を批判するビラでした。

画像1

これは、実際に撒かれたビラだと思われます。
私は朝鮮語を読むことが出来ないのですが、「偽善者・金正恩」と書かれているようです。

これに北朝鮮政府は激怒し、開城にある南北共同連絡事務所を爆破しました。
これを指示したのは、金正恩の妹である金与正氏でした。

金与正氏が次の最有力指導者候補だ!
金正恩氏が危篤状態にある!

などと言った様々な説がネット上で広がりました。

今回は、韓国のムン・ジェイン大統領の北朝鮮対策について、2018年4月27日に北朝鮮と韓国が板門店で発表された共同声明である「板門店宣言」を通じて考えていきたいと思います。
そして、なぜ北朝鮮が爆破させたか、という流れで書いていきます。
(※これは、あくまでも私の考察です。事実と異なるかもしれません。)

板門店宣言って…?

そもそも、「板門店宣言」って何か知ってますか?

板門店宣言は、2018年南北首脳会談に臨んだ大韓民国(韓国)と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の両首脳により4月27日発表された共同宣言である。(Wikipediaより)

2018年4月27日に軍事境界線の北緯38度線にある「板門店(ハンモンテン)」という場所で、北朝鮮の金正恩氏と韓国のムン・ジェイン大統領が共同宣言を発表しました。
これは、学校の歴史の授業でも取り上げられるくらい有名な出来事(イベント)です。できれば、覚えておいた方が良いと思います!!

それじゃあ、この「板門店宣言」には、どんな中身の内容が書かれているのかを見ていきたいと思います。

1. 前文みたいなもの

大韓民国の文在寅大統領と朝鮮民主主義人民共和国の金正恩国務委員長は平和と繁栄、統一を願う全民族のいちずな願いを込め、朝鮮半島で歴史的な転換が起きている意義深い時期である2018年4月27日に、板門店の平和の家で南北首脳会談を行った。両首脳は、朝鮮半島にもはや戦争はなく、新たな平和の時代が開かれたことを8千万のわが同胞と全世界に厳粛に宣言した。両首脳は、冷戦の産物である長い分断と対決を一日も早く終わらせ、民族的和解と平和繁栄の新たな時代を果敢に切り開き、南北関係をより積極的に改善し発展させていかなければならないという確固たる意志を込め、歴史の地、板門店で次のように宣言した。

この文章は、日本経済新聞に掲載されている韓国発表の板門店宣言全文から引用しています。
前文では、北朝鮮と韓国の関係改善に向けて協力し合おう、といった内容です。
一体、北朝鮮と韓国の両国は、互いに関係改善しようと思っているのでしょうか?

2. 2国のことは、2国で決める?

まず、板門店宣言の文章を見てみましょう。

(1)南と北は、わが民族の運命はわれわれ自ら決定するという民族自主の原則を確認し、既に採択された南北宣言や全ての合意などを徹底的に履行することで、関係改善と発展の転換的局面を切り開いていくことにした。
(2)南と北は、高官級会談をはじめとする各分野の対話と交渉を早期に開催し、首脳会談で合意した内容を実践するため、積極的な対策を立てていくことにした。
(3)南と北は、当局間協議を緊密にし、民間交流と協力を円満に進めるため、双方の当局者が常駐する南北共同連絡事務所を開城地域に設置することにした。

この文章では、

「俺たちのことは俺たちで決めて進めようぜ☆」

ということが書かれています。
(1)の文章に書かれていますよね。
『わが民族の運命はわれわれ自ら決定する・・・』と。
すなわち、(アメリカとか)外国からの指図は聞かないようにしよう!
ということですね。

北朝鮮の立場から、韓国の背後にいる米国は邪魔でしか無いので、何とか韓国から米国が消えてほしいと思っているでしょう。

(2)(3)では、南北間での連絡や対談、交渉が円滑に行えるように、高官や合同連絡所を設置するという内容です。

開城(ケソン)地区の南北合同連絡所は、北朝鮮によって爆発されてしまいましたけど。。。

なぜ、北朝鮮は合同連絡所を爆発させた??

私の考察では、北朝鮮側は韓国によって失望させられたのだと思います。この根拠も「板門店宣言」にあるので見ていきましょう。

2. (1)南と北は、地上と海上、空中をはじめとするあらゆる空間で、軍事的緊張と衝突の根源となる相手に対する一切の敵対行為を全面的に中止することにした。
差し当たって、5月1日から軍事境界線一帯で拡声器(宣伝)放送やビラ散布をはじめとするあらゆる敵対行為を中止し、その手段を撤廃し、今後非武装地帯を実質的な平和地帯としていくことにした。

板門店宣言では、南北の両国が相手国への軍事侵略や挑発行為を一切禁止する条文があります。上の文章だと2.(1)に当たります。

『南と北は、地上と海上、空中をはじめとするあらゆる空間で、軍事的緊張と衝突の根源となる相手に対する一切の敵対行為を全面的に中止することにした。』

韓国にいる脱北者団体が北朝鮮に向けて、北朝鮮を批判する内容のビラを散布しました。また、南北関係を改善するために計画された共同政策は全く進んでいません。
例として、板門店宣言から説明します。

(4)南と北は、民族的和解と和合の雰囲気を高めていくため、各界各層の多方面の協力と交流、往来や接触を活性化することにした。
(6)南と北は民族経済の均衡的な発展と、共同繁栄を成し遂げるため、(07年の南北首脳による)10月4日宣言で合意した事業を積極的に推進していき、一次的に東海線と京義線の鉄道と道路などを連結し、現代化し、活用するための実践的な対策を取っていくことにした。

(4)では、様々な分野において南北間で協力することを規定されています。
でも、実際は南北間の往来は活性化していませんし、韓国の民間企業の北朝鮮進出もありません。
また、(6)では南北間を道路や鉄道で通れるように建設することが規定されています。
現在、韓国と北朝鮮は休戦状態にあり、終戦はしていません。
休戦中の相手国と繋がる道路や鉄道を建設するとは到底思えません。

その道路や鉄道を利用して攻めてくる可能性が有るからです。

北朝鮮側としては、長きに渡って反北朝鮮体制の韓国大統領が続く中、親北朝鮮体制であるムン・ジェイン大統領の登場によって、彼に大きな期待を寄せていたのでしょう。(余談ですが、朴槿恵大統領時代では米国と連携して金正恩の斬首計画まで計画されていたと言われています。)

そんな中、韓国側が板門店宣言の約束を破り、ビラを散布した。
韓国では表現の自由が保障されていますので言論を弾圧することは出来ません。

これは、「韓国側が板門店宣言の約束を破った」と北朝鮮側は主張できます。

脱北者団体による批判ビラの散布、また、板門店宣言で約束した計画が全く進んでいないことが合同連絡所の爆破に繋がってしまったのだと思っています。

出来ないことを約束したムン・ジェイン大統領

こう言わざるを得ません。

今回の考察・推察

北朝鮮は、核ミサイルなどを保有していて、北朝鮮から発射されたら約10分でソウルを火の海に出来ます
韓国は、平和的な併合を夢見ていますが100%不可能だと思っています。
北朝鮮が核を破棄したところで、指導者がいる限り問題は起き続きます。

核兵器を捨てる前に、指導者を始末する必要が有るのだと思っています。


今回は、ここまで。最後までご覧頂きありがとうございました。

見にくかったと思います。また、誤字や脱字があったらごめんなさい。
文法もおかしい部分があったかと思います。

これから改善していきますので、どうかお許しください(泣)

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