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自分の力で推敲する難しさ|ZINE制作日誌 #4

2024/8/29

進捗:15%

内容の執筆に入ってからだいぶ経つ。
やっとこさ一編のエッセイが書き上がった。

はじめてのZINEの、しかも冒頭の話なので、
「書きだしをどうするか」に、かなりの時間を割いた。
結果として、今後このZINEで軸となるもの、
つまりマルチスピーシーズ人類学の説明と、ぼくの想いを書いた。

エッセイにしたいと考えていたものの、
学問の話をするとなると
「ぼくはこう思う」という内容だけでは不十分である。
ので、ちゃんと専門書を参考にした。

ここがバランスの難しいところで、
人文学領域の概念を説明しようとすると
どうしても論文チックな文体になってしまう。
かといって、フランクに書いてしまうと
正確な説明ではなくなる。
良い塩梅が難しいのだ。

ということでぼくは
なるべくイメージがしやすいように
具体例を多めに盛り込んで説明した。
肌感覚で理解できるくらいまで落とし込んで、
その上で、核となるものを掴んでもらう。

...と、簡単にいったものの、
一流の学者、研究者でさえも、
一般向けの平易な説明はかなり苦労すると聞く。
いわんや「素人」をや、だ。

だからこそ「推敲」がキモになる。
誤字脱字は言うまでもなく、論理構成や内容の正確さ、
そして読みやすさまでを注意深く訂正していく。

ただ、難点が一つある。
それは、ぼくが書いた文章なので、
ぼくがわかりやすい、読みやすい文章になっているはずなのだ。
つまり、推敲するにあたって、
ぼく基準で評価、添削をしてはいけないと言うことだ。

この苦労ははじめての経験なので、
今は手探りで何とか頑張っている。
スキルアップの機会だと思って、練習しよう。
「自分と異なる視点に立つ」ことがマルチスピーシーズ人類学の力だ。
実践!

それでは、良きZINEライフを〜!

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