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令和トラベル:境界線を極力作らないことにこだわる組織運営

こんにちは!株式会社令和トラベル執行役員CHROの田村(@tamuchi20)です。
令和トラベルは、海外旅行業界のDXを通して、あたらしい旅行をデザインすることを目指して2021年4月に創業した会社です。プロダクト開発に全力を注いでおり、12/6(月)にプロダクト(NEWT(ニュート))のコンセプトなどのお披露目をさせていただきました。※執筆時点では、プロダクトのローンチはまだですが、キャンペーンを行っていますので、オトクに海外旅行に行きたいという方はぜひご確認ください!

今回のnoteは、令和トラベル内での【Hello, New Travel】NEWT アドベントカレンダーの12/10担当として、そして、HERPさんが実施されている「オープンな採用〜実はうちって〇〇なんです」の12/10担当として投稿させていただきます!それぞれ、他の投稿が気になる方はぜひご確認ください!

本日は、令和トラベルが組織運営で大切にしていることをお伝えさせていただきます!そして、それが採用とどう繋がっているかにも触れたいと思います!

組織づくりにチャレンジされていらっしゃる方、令和トラベルに興味を持っていただいている方などに届くと嬉しいです!

前提:令和トラベルのミッション・ビジョン・バリュー

組織運営の考え方の根幹にあるものは、ミッション・ビジョン・バリューなので、前提としてそのご説明をさせてください。
バリューはミッションを実現するために、組織として大切にしたい価値観を示しています。

今日の本題とは少しずれますが、組織運営の背骨づくりのためのミッション・ビジョン・バリュー設定は非常に重要だと考えています。こちらの考え方を詳しく知りたい方は、令和トラベル代表の有名Youtuber(笑)のシノ社長のこちらの動画をご覧ください。

我々の定義しているミッション・ビジョン・バリューの定義は↓です。

ミッション:なんのために我々の会社が存在するのか?
ビジョン:どんな状態・ゴールを目指すのか?
バリュー:どんな価値観の会社にするのか?

ミッション・ビジョン・バリューをどのように作ったかにご興味のある方は、こちらのnoteをご覧ください。

上記のnoteに書かれているようなプロセスで策定したミッション・ビジョンはこちらです。

令和トラベルのミッション
令和トラベルのビジョン

そして、策定したバリューはこちらです。

令和トラベルのバリュー

このバリューのひとつである「Be Incluisive」の内容のなかに「自分を知り、他者を知り、境界線を知る」という一文が入っています。

我々は、境界線を知ることが重要であると考えています。境界線は無意識のうちにもできてしまうものなので、それを理解した上で、他者・他チームなどを受け入れて、境界線をできる限り作らないように意識していくことが大切だと考えています。

境界線を作らないとはどういうことか?

いろいろなことに境界線はもちろん存在します。人と人、チームとチーム、国と国など。組織運営においては、変な境界線を作らないようにすることを意識しています。

組織運営において作りたくない変な境界線は、

・経営ボードとメンバー
・エンジニア組織とBizdev組織
・フルタイムとインターンとPPさん
・出社することを好む方とフルリモートを好む方

などがあると考えています。

そして、境界線を作ってしまうとどういうことが起こるかを想像すると、

・経営ボードしか持たない情報が多すぎて、意思決定基準がわからない
・エンジニア組織とBizdev組織でそれぞれ閉じた情報で活動するため対立構造になる
・フルタイムがすべてを指示をするので、インターンなどが指示待ちになる
・出社している人が多くの情報を持ち、フルリモートOKと言っても結局出社しないと仕事がしづらい

などが事象として起こると考えられます。

そのような事象を起こしづらくするために、コア(Value)を言語化し、浸透するためのメッセージを出すことはもちろん、具体的な一つ一つの取り組みの連なりが境界線を作らないことに繋がっていくと思うので、次は具体的な取り組みの一部をご紹介したいと思います。

具体的には何をしているのか?

各種ミーティング議事録の公開(経営会議含む)

よく起こる境界線を跨ぐことでの課題は、組織間などでの情報の不透明さにあると思います。我々は、その境界線をできるだけなくし、誰でもどの情報にも(もちろん、個人情報は除く)アクセスできる透明性のある状況を作ることを意識しています。

また、これによって、非同期なコミュニケーションでも生産性を落とさないことに繋がり、PPさん(※)やインターンなど他の活動もある中、貴重な時間を我々に割いてくださっている方との情報の格差という境界線を小さくすることに貢献できていると感じています。
(この議事録文化は、PPさんによく褒めていただけるので嬉しいですね!)

(※)PPさん:副業など業務委託で令和トラベルに関わっていただいている方をプロパートナーさん、略してPPさんと呼んでいます。これも、「業務委託」というような外部と捉える意識になり、境界線を作ってしまわないためのワーディングだったりします。

議事録共有のイメージ

SlackとNotionで完結するオンボーディングの仕組み

フルタイム、PPさん、インターンと様々な勤務形態の方がいらっしゃいますし、海外からPPさんとしてジョインしてくださっている方もいます。そんな中で、オンボーディングのひとつの取組みとして、SlackとNotionで完結する仕組みを作っています。※オンボーディングの詳細は、こちらのnoteもご覧ください。これは、リモートワーク中心でジョインいただいている方と基本出社したいという方がいらっしゃった際に、出社したほうがよい!というような空気感が出ないようにするためにも勤務場所によるオンボーディングにおける情報格差という境界線を取り除くことに寄与していると考えています。

プロダクトのQAは全社を上げて取り組む

我々の初期事業としてコアに据えているひとつであるNEWT(ニュート)のQA(クオリティアシュアランス:品質保証)はプロダクトチームだけで行うわけではなく、全社の全メンバーが関与しながら、気づいたことを共有しあって実施しています。もちろん、取りまとめる役割は存在しますが、全員が自分たちのプロダクトだと捉えて、解決すべきポイントを上げて、より良いプロダクトに磨き込もうとしています。

QAプロジェクトのやり取りの様子

勤務形態に関わらず適切な人がプロジェクトリーダー

プロジェクトリーダーと勤務形態は全く関係ないと考えています。全メンバーの中で適切な人がプロジェクトリーダーとしています。例えば、上記のQAを取りまとめているリーダーはインターンですし、NEWTお披露目のためのLPづくりもインターンがリーダーでした。SNSでのさまざまな発信もPPさんやインターンが中心になって進めてくれているプロジェクトもあります。そして、iOSエンジニアの松井のnoteにもある技術選定もPPさんと松井を中心としながら進めていました。事例を上げだすときりがないことに気づきましたw(フルタイムは何してるんだ?と思われるかもしれませんが、もちろんいろいろなチャレンジをしていますw)

すべての旅行者に受け入れられ、使いやすいプロダクト作り

組織としても事業・プロダクトとしても共通の考え方に沿っているので、プロダクトでも旅行に慣れている方と慣れていない方やさまざまな価値観の方にとって受け入れられ、使いやすいプロダクトにするためにこだわりを持って作っています。詳しくは、PMふじのnoteもご覧ください!

改めてですが、バリュー・組織運営方針・日々の行動・プロダクトへのこだわりなどで一気通貫してぶれないような状態にすることにこだわっています!

境界線を作らない組織運営のメリット(カルチャー編)

全メンバーがいろいろなことに前のめりに取り組む

具体的には、上半期の表彰を行った際にメンバーからの推薦アンケートを実施したのですが、回答いただいた方の半分程度がフルタイム以外でしたし、プロダクトのQAはインターンが中心となって進めてくれて、クオリティをどんどん上げてくれています。さまざまな形で、組織運営や事業運営に前のめりに関与いただけていることはありがたいです!
ちなみに、今回のアドベントカレンダーの投稿内容もメンバーみんなで添削しあっていますw

意思決定からの実行がスムーズ

普段から情報をオープンにしあっているので、なぜその意思決定をしたのかがわからないということが非常に少ないと思います。ですので、なぜこの意思決定をしたのかがわからない!と言われることはないので、スピード感のある意思決定後の実行ができていると思います。

境界線を作らない組織運営のメリット(採用編)

本質的には、カルチャー編と採用編は切り分けられないものだとは考えていますが、わかりやすさのために採用編を切り分けてご紹介します。

積極的に人を紹介いただける

副業としてでも、フルタイムとしてでも、インターンとしてでも勤務形態を問わず様々なメンバーからご紹介いただき、ジョインいただくことがとても多いです。スタートアップの採用で、苦労することのひとつが認知獲得・母集団形成だと思いますが、それをカバーすることに繋がっているので、ありがたく感じています!リファラルの肝は、会社・組織へのエンゲージメントなので、そこを作ることができていると信じています。

入社前後の不安解消が早期に行いやすい

特に他業界からの転職や大企業から転職の転職の方など、スタートアップへのジョインはどのような環境なのか不安になる方も多くいらっしゃいます。そんな中で、オープンで近い距離で仕事ができている姿をどこを切り取っても感じていただけるので、ジョインするイメージをオンライン上だとしても感じていただきやすく、意思決定時の不安を解消できていると感じています。

最後に恒例の仲間探しのご案内

令和トラベルでは、引き続き仲間を募集しております!
これまでのあたり前ではなく、「あたらしい旅行を、デザインする」ために、デジタルの力を最大活用しながら、一緒にマーケット変革にチャレンジしたいという方は、ぜひ下記からご応募ください!
ここまで書いてきたとおり、境界線をつくらず、勤務形態に限らず楽しんでいただける環境を作っていますので、ご連絡を楽しみにお待ちしています。

カジュアルに田村とお話したいという方は、Meetyからもご連絡ください!

Twitterのフォローもお待ちしています!

おまけ:HERPさんの活用方法のご紹介

今回、HERPさんからご縁をいただき、アドベントカレンダー「オープンな採用〜実はうちって〇〇なんです」にご参加させていただいていますが、HERPの活用方法としてのオススメを勝手に掲載しておきます!

前提として、大切にしている考え方のひとつが、採用活動を「フロー」ではなく、「ストック」として捉えるということです。

採用活動を「フロー」で捉えていると応募いただいたタイミングで選考を行い、そのタイミングだけで相互に意思決定をすることになりますが、「ストック」として捉えると、これまでご応募いただいた方との関係性は未来に向けた資産になるので、その意識と実行体制が大切だと考えています!

転職を検討されている方と出会うことができたタイミングと自社の事業や採用ポジションのタイミングがたまたま合わないということなどは多々あると思います。採用活動を「ストック」考え、実行するためには、そのような方と定期的にコミュニケーションをしておくことがとても大切だと考えています。いつ頃がコミュニケーションタイミングとするのかなどを定め、HERP Nurtureかメモ欄を活用して、ネクストアクションの内容と時期を記載しておき、適切なタイミングでリマインドできるようにしておくことをオススメします!(HERP Nurtureには、リマインド機能も設定されていますので。)


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