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まんが四方山話

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お皿一枚で

お皿一枚で

野球まんが。
野球部員の恋愛まんが。
軽妙なタッチで、
ストーリーが進んでいく。
煮え切らない兄と
目標一筋の弟。
そこに絡んでくる幼馴染。

教員をやっていた頃、
毎年多くの名前を呼んだり書いたりしてきた。

数年に一度。
同じ学年に同じ名前が多いことがある。
「アイ」「マコト」
それから数年後、
「タツヤ」「カズヤ」「ミナミ」
「ツバサ」「セイヤ」
いつしか
キラキラネームの波に埋もれていった

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野球まんがのエスプリ  プロ野球

野球まんがのエスプリ  プロ野球

初めて読んだ野球まんがは、
ザ・昭和の「巨人の星」
左腕と引き換えに父親に勝利するはずが・・・。
その後、打者に転向したり、
右投げにしたりと
わけがわからなくなってしまった。
左門豊作だけは、プロ野球人として
人生を全うしたでしょう。
ライバルの花形は、ヤクルトへ入団。
奥さんの明子さんは、弟と夫の戦いに悩み抜く。
伴宙太も仕事を放り投げて、飛雄馬を助ける。
結局、星飛雄馬は「巨人の星」になった

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姉さん大変です

姉さん大変です

「姉さん事件です」
のちにドラマ化されて、
このセリフが有名になってしまった。
舞浜のヒルトンホテルがドラマの舞台。
何度となく、修学旅行でお世話になりました。
数々のおもてなし。
いまも覚えています。
「おもてなし」
表がないから、確かに裏が・・・。
田舎の中学校なので・・・。

まんがのプラトンホテルは、素晴らしいHotel。
毎回一話完結。
読み終えた後の余韻が深く残る作品が多かった。
主人

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『好之者不如楽之者』

『好之者不如楽之者』

『好之者不如楽之者』
これを好む者はこれを楽しむ者に如かず

それを好きな者は、
それを楽しむ者には、叶わない。

孫子の言葉が、一番ハマったまんが。
最近、国語科の授業でも教えた。
このまんがのことも伝えたかった。

アスリートに講座をしている。
「まんがから学ぶ人生論」
私がまんがから学んできたことを
凝縮して伝えてきた。

講座の締めに感動したまんがと
感動ポイントをプレゼンするワークをした

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「戦後」って聞いたことありますか

「戦後」って聞いたことありますか

少年サンデーを読みはじめた頃
夢中になったまんががあった。
昭和40年代。
世の中は、高度経済成長の真ん中あたり。
まだ、「戦後」という言葉が、
聞こえていた頃。

敗色濃い、小さな島に取り残された
日本海軍の基地。
補給も途絶えがち。
兵たちの士気も低い。
そこへ、若い上官が
やってくるところから始まる。

このまんがを読んで
もと特攻隊の父親は、
「ありえない」
そして
「面白い」
毎週買って

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ナッちゃん ジュースじゃないよ

ナッちゃん ジュースじゃないよ

まんがからたくさんの
お仕事の大変さや
裏の話を知ることができた。

最近は、ヒット作とよく似た
雰囲気の作品が
多くなったと感じる。
マンガ雑誌を見ていても、
お目当ての作品以外ページをペラペラ。
アプリのおすすめもことごとく、
過去に読んだ本を並べてくれる。
そう、偶然の出会いがなくなった。

このマンガとは、
電車の網棚にあったジャンプから。
昭和のまんが。
舞台は下町の町工場。
父親のあと

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六さん

六さん

取り立てて絵に特徴があるわけでもなく、
古い喫茶店で何気なく手にした単行本。
定食が来るまでの時間潰しのはずが、
食後のコーヒーとデザートまで頼んでしまった。

教員には、想像の世界。
同期の嫉妬、嫌味な上司、個性的なキャラクターが
会社という枠の中で、
時には枠を飛び出して活躍する。
会長や社長まで巻き込んで、
一人の平凡な会社員の
平凡な日常に紛れ込む非凡。
教訓めいた話、人情噺、グッとくる名

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ポケモンが日本を支える

ポケモンが日本を支える

マンガ本をペラペラめくって
見る刺激を楽しんできた。
アニメの登場で、動きが加わった。
キャラクターたちのセリフ、
臨場感を盛り上げる効果音やBGM。
聴く刺激が加わる。

キャラクターが本から飛び出して
お菓子のパッケージへ。
キャラクターと同じ
臭いを感じて、
味わう刺激。

キャラクターと同じアイテムを持って、
キャラクターになりきる。
着る、触れる刺激。

まんがは人間の五感を刺激する

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ガンダムは、ロボットじゃなかった

ガンダムは、ロボットじゃなかった

名古屋発のアニメ。
再放送で火がつき
40年以上時代が進んだり、
舞台が変わったりして続いている。
ロボットを操る人間のドラマ。
主義主張や宗教まで織り込んで、
延々と戦いが続いている。
人類の進化や発展とともに
戦いも止むことなく続いている。

新作アニメを久しぶりに第一話から見た。
目が離せなくなった。
ロボットのパイロットやオペレーター、
メカニックを育成する学校が舞台。
生まれ育ちや貧富が

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日本は世界第6位 まんがのタラレバ その4

日本は世界第6位 まんがのタラレバ その4

小学校5年生の社会科の授業
日本の国土。
東西南北の果てを教える

最北端   択捉島(北方領土)
最南端   沖ノ鳥島(東京都)
最東端   南鳥島(東京都)
最西端   与那国島(沖縄県)

排他的経済水域を加えた日本の領土と領海は、
アメリカ オーストラリア インドネシア ニュージーランド カナダに
次いで世界第6位にランクイン。

ロシアとウクライナをはじめ、
世界各地に紛争の原因に領土

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非核三原則のない時代  まんがのタラレバ その3

非核三原則のない時代  まんがのタラレバ その3

子どもの頃、
第二次世界大戦の日本軍の戦いを
テレビアニメで見ていた。
『アニメンタリー決断』史実に基づく事実を淡々と描いていた。
実写とアニメのミックス。
当時の雰囲気だ伝わってくる。
もちろん想像であるが。
真珠湾奇襲やミッドウェイ海戦は、
中学校の社会科の教材にも使えそう。
ミッドウェー海戦とガダルカナルの敗戦は、
太平洋戦争のターニングポイントとして
テストでもよく出題される。

ミッドウ

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あるようで、なかったお話  まんがのタラレバ その2

あるようで、なかったお話  まんがのタラレバ その2

漫画新人賞の原作を審査員の一人である
漫画家さんが作画を担当。

ストーリーのか鍵を握る洋楽バンド。
リアル世代ではないものの
まわりでは、マニアが多かった。
中学生の頃。
お昼の放送では、よくかかっていた。
ちなみに、私は「S&G」好きだった。
こっち朝から校内放送でよくかかったいた。

まんがに戻ろう。
世界的な洋楽のコピーバンドをやっていた4人組。
山手線のホームからタイムスリップ。
50年

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日本分割  まんがのタラレバ その1

日本分割  まんがのタラレバ その1

「日本沈没」初めて読んだ時は、衝撃を受けた。
それから何度ともなくドラマや映画になった。
ドラマや映画になったおかげで、
悲惨な現実は回避または小さくなったと。
不思議な話をする方にお伺いした。

立て続けに大きな地震が日本を襲う。
そこに富士山の噴火。
まんがとはいえ、何度も見てきた光景を思い出させる。

日本列島は、琵琶湖を境に割れてしまう。
救助を目的に世界各国の救援隊が派遣されてくる。

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誰もが、美味しいものを食べたい

誰もが、美味しいものを食べたい

タラ・レバは、まんがの得意とするところ。
最近は、異世界への転生ものが大流行。
スライムが出てくるもの。
オタクが、人生のやりなしをするもの。
本好きが、自由に本を読むために
その能力を発揮するもの。
異世界ものは、アイデア勝負。
そして、都合よくストーリーを
構築していくことができる。
どこかで自分の知っている時代との
接点をついつい探してしまう。

歴史上の過去に飛ばされた時、
作家の知識と見

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