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『好之者不如楽之者』

『好之者不如楽之者』
これを好む者はこれを楽しむ者に如かず

それを好きな者は、
それを楽しむ者には、叶わない。

孫子の言葉が、一番ハマったまんが。
最近、国語科の授業でも教えた。
このまんがのことも伝えたかった。

アスリートに講座をしている。
「まんがから学ぶ人生論」
私がまんがから学んできたことを
凝縮して伝えてきた。

講座の締めに感動したまんがと
感動ポイントをプレゼンするワークをした。

受講生は、私の知らないまんがと感動ポイントを
プレゼンしてくれた。

「このまんがの感動したポイントは、
 チームのキャプテンが、どん底に落ちていた主人公に
『頑張らなくてもいいさ。
 1人で頑張る必要はない。
 お前が倒れたら俺が支える、心配いらない。
 だがもし他のヤツが倒れたらお前が支えろ。』です」
「このセリフで、主人公が救われましたが、
 私も監督から同じような言葉をもらって
 奮い立ったことがあり、自分と主人公がかさなりました」

プロ野球選手、スピードスケート選手、海外サッカー選手、
Jリーガー、新体操選手に受講をしてもらったが、
プレゼンをしてくれたまんがも多種多様であった。
チームスポーツの選手は、チームが登場するもの。
個人種目の選手は、個人技のスポーツを
選んでいたのが印象に残った。

受講生の熱いプレゼンに煽られて、
アニメを見たら、ハマってしまった。

アニメオタクの新入生。
中学時代は、アニメ部がなく
高校でアニメ部に入るのが長年の夢。
夢が叶うと思ったら、休部状態。
一人で部員集めに奔走するが。
誰も見向きもしてくれない。

ひょんなことから、
彼の隠れた才能に気づいた同級生。

ゆるい展開から、だんだん熱くなっていく。
オリンピックのケイリンしか知らなかった。
自転車のロードレースの物語。
アキバでオタクグッズを買うために、
電車の代わりに自転車で通ったおかげで
身につけた能力。

大好きなものにあえる楽しさで。
知らず知らずに身につけた能力。

偶然の出会いが、彼の才能を開花させる。
その才能を押し上げていくのも「楽しい」
彼は、その名の通り坂道を登るのが大好き。
苦しくなればなるほど、
大好きなアニメの歌を口ずさむ。
自転車のスピードが上がる。

楽しいが全ての困難を越えていく。
人生楽しんだもの勝ち。

『弱虫ペダル』 作者  渡辺航


頼りない新入生だった坂道も3年生に。
最後のインターハイに挑戦中。
まだまだ連載から目が離せない。

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