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日本分割  まんがのタラレバ その1

「日本沈没」初めて読んだ時は、衝撃を受けた。
それから何度ともなくドラマや映画になった。
ドラマや映画になったおかげで、
悲惨な現実は回避または小さくなったと。
不思議な話をする方にお伺いした。

立て続けに大きな地震が日本を襲う。
そこに富士山の噴火。
まんがとはいえ、何度も見てきた光景を思い出させる。

日本列島は、琵琶湖を境に割れてしまう。
救助を目的に世界各国の救援隊が派遣されてくる。

二つに割れた日本の東を中国軍。
西をアメリカ軍が駐留。
そのまま、GHQの占領を思い出させる体制に。

東日本大震災の時、アメリカ軍空母が福島県沖へ。
発電所の原子炉への備えと報道されていたが、
その時点で自衛隊の兵員の50%が災害救助に出動。
当時の政府の判断に批判が出ていたことを思い出した。
震災のため自衛隊機も飛べなくなっていた。
混乱に乗じて領土を
強奪していった国が66年前にはあった。
残念ながら社会の教科書には載っていないが。
あの空母の役目は、災害救助だけではなかったと。

幸いまんがのような事態にはなっていない。
歴史で知っている分断国家の歴史は、
その民族を分断する。
同じ民族なのに、土地だけでなく心も生活も
分断していく。
そこに超大国の思惑が入り込んでくる。
南北の日本だけでなく世界各地へ難民として旅立つ。
ある国では、受け入れられ。
ある国では、蔑まれ、嫌われ。
国をなくした民族の苦しみを味わうことになる。

バラバラになった日本人の心を繋ぎ止めようと
立ち上がる少年がデモ隊の先頭に立つ・・・。

ここまでは読んだ記憶があるけど。
もう一度最初から復習したい作品。

『太陽の黙示録』  作者 かわぐちかいじ

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