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ささくれ

あなたがいつも通り生きてても
僕は勝手に痛くなる
とるに足らない些細なこと
見て見ぬふりができなかった

苦しくて悔しくて情けない
出会うはずのないあなたに目をくばる
誰もいないのに居続ける
そこに僕の椅子はないのかな

街に漂う嫌がらせ
ささくれて また剥がれて
誰かに倣う不幸せ
ささくれて また剥がれる

くたびれてしまった今日は
食べきれないほどの飯を作ろう
我を忘れて腹一杯食おう
眠気にまかせて布団で寝よう
夢の中なら信じれる
そこには誰もいないと
目を覚ませば嘘みたいに
すべてが消えるおまじない

すごく曖昧な距離感で
こうしてあなたと向き合う

隣で見つめる黒い目を
僕のせいにする
すがってみてもいいじゃない
この傷から

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