見出し画像

訪日客、来日前に私達が心配していること~ゴールデンルート編~

インバウンド活況の毎日です。
皆様の街にも外国人の旅行者、訪れていますか?

自分が旅人だった時、現地の人に助けてもらった思い出はありますか?
微笑みかけてもらって、何だか嬉しかったことはありますか?

もし目の前で困っている旅行者がいたら、立ち止まってみたり、ちょっとした声掛けしてみたり。新しいコミュニケーションが生まれる、そんなお互いがほっこりするような場面が増えたらいいな、そういった気持ちでこの記事を書いています。

彼らは来日前に誰でも見られるSNSで外国人同士で日本旅行に関する情報収集をしています。その中で面白いな、なるほど!と思うものをピックアップしてご紹介したいと思います😊


今日のテーマはインバウンドの観光ルートにまつわるお話です。

①ゴールデンルート

皆様、ゴールデンルートってご存知ですか?
インバウンドに携わっている人は、
おそらく誰でも知っていると思います。

東京の成田空港から、日本に入国し
東京を数日楽しんだ後、
新幹線で関西へ移動、
その後数日関西を観光してから
関西国際空港から出国するパターンです。

もちろん、途中箱根・名古屋で降りて
数日観光するパータンも含みますし、
反対ルートも同じです。

また東京から福岡まで足を延ばされる方も
いるでしょう。
広島・宮島も人気の観光地です。

首都圏と関西圏(京都&大阪)を周遊するので、
日本の旅行初心者の方が好きなコースです。

以前は航空会社は単純往復での航空券販売
主流でしたが、
現在は複数都市での販売も多く、
片道ずつ航空券を購入
もできるので
往復で異なる航空会社を利用するというパターンもあるかと思います。

またJR6社が提供している大人気の
Japan Rail Passが有効活用できるという側面も
あると思います。

ほとんどのインバウンドが新幹線を利用するので、
私個人的には、もっと車内販売
増やした方がいいのになと思っています。

こんなサービスがあったらいいのにな。
JR様にご提案させていただきます。
もし採用された日には、
皆様にも共有いたします😊

1,新幹線の搭乗証明書(写真付き)
新幹線をバックに写真撮影、
または車掌の帽子を被ってもいいでしょう。
搭乗証明書を入れたら、さらにプレミア感が増しますよね。

2,車内販売での物販の充実
新幹線をモチーフにしたキーホルダーや
ハンカチ、ポーチなど
新幹線にまつわる歴史や
車両や種類に関する本・写真集

3,荷物の追加料金
大型荷物への超過料金

素人目線の私が考えただけでも
これくらいあります。
海外の方からの新幹線への憧れ
日本人が考えているそれより数倍あります

また外国人同士のコミュニティの中では
車内から富士山を見るために、
席の指定を強く薦めます
どの席に座れば、富士山が見やすいか
よくご存知です(笑)

私なんて出張中いつも寝てしまって気付いたら、
目的地に到着していることが多いので、
これからは気をつけようと思います(汗)

②サムライルート

次にサムライルートはご存知ですか?
「サムライルートとは、ヨーロッパの旅行会社によって
命名された訪日外国人向けの旅行コースの1つで、
名古屋または松本から高山を経由して北陸へ向かう旅行コース」
※ウィキペディア参照

名古屋(起点)→飛騨高山→白川郷→金沢(終点)

古い町並みが残る高山や
日本の原風景の1つである合掌造りの家、
これらは自然派思考の欧米人
非常に人気のあるコースです。

合掌造りはユネスコ文化遺産にも
登録されていますものね。
日本らしい素朴な風景に心躍らせる外国人は
多い
のです。

③新ゴールデンルート&ダイヤモンドルート

このルートは私は今回初めて聞きました
関係者の皆様、申し訳ございません。
この2つは上のルートに乗っかった感じもありますので、
(関係者の皆様、重ねて申し訳ございません)
まだ外国人観光客には馴染みがないようです。

パッケージツアーより個人旅行


国にもよりますが、海外ではパッケージより
個人旅行の方が主流
だと考えます。

特に欧米では言語の壁がほとんどないため、
日本人のように添乗員が
同行する必要性がなかったことが
大きな要因でしょう。
また、大型バスで巡る団体行動より
自由行動を好みます。
そして短期集中より長期でのんびり回る方がよいと考えるからと言えます。
日本人は本当に休暇が取りにくい社会でしたからそれも大きな理由の一つでしょう。

それでもこういった観光ルートが
自然発生的にどんどん確立されていっているという事実
とても興味深いと思います。

最後に

今回は日本の旅行ルートをテーマに考察してみました。
今のところ東西どちらかを起点にして、
日本を横断するゴールデンルート
最も効率的で経済的だと多くの外国人旅行者から支持されています。

日本は観光業が古くから発達しており、
非常に歴史があります。
そのため、日本人は旅行会社が提供する
手厚いサービスに慣れています。

日本人が考える観光・旅行の概念と
外国人の方たちの考える観光・旅行の概念に
ギャップが生まれていることを、
私達が気づく必要があります。

そもそも旅に対する考え方の前提が違うのです。

彼らの動線を考えた上で
そこに付随してサービスを提供するほうが
私は効果的だと考えます。

インバウンド向けの新幹線の物販、
関係者の皆様いかがでしょうか?😊

さて今日はこの辺で。See you next time!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?