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フルリモートワークで富山移住!海外志向のある女性がなぜ富山に!?|神山友佳さん

先日、富山県庁にUターン転職した神山紘樹さんにインタビューしました。

なんと、Uターンを機にオーストラリアで出会った方と入籍し、富山で一緒に暮らしているとのこと。

(神山さん)妻はもともと、海外か神戸で暮らしていきたいと考えていた人なので、富山移住や富山暮らしのリアルな感想を話してくれると思います。

ということで、今回は神戸出身の神山友佳さんに富山暮らしについてインタビューし、富山に移住してのリアルな感想を伺いました。

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◎富山移住のきっかけはオーストラリアでの出会い

ーー旦那さん・紘樹さんとはオーストラリアで出会われたそうですね。

はい。もともと海外で挑戦したいという思いが強かったので、地元の神戸で救急・ICU看護師として3年間経験を積んだのち、語学を学ぶためにマルタ島へ行きました。2019年に看護留学という形でオーストラリアへ移り、紘樹さんに出会いました。

紘樹さん、最初のデートの時から「いずれは富山に帰って富山のために働くんだ」と言っていたんですよ(笑)。

オーストラリアで出会ったお二人

ーーなかなかアツい方ですね(笑)。それを聞いて友佳さんはどう思われたのですか?

その時は結婚するとは思っていなかったので人ごとで、「ふ〜ん」と聞き流していました(笑)。

私自身は、ずっと海外で生活するか、日本に帰国しても実家のある神戸で生活しようと考えていたので。

ーー海外での生活したいと考えていた理由は?

小学校の時のALTの先生との出会いがきっかけですね。それまでは、「いかに周りに合わせるか」「人と同じことをすること」が大切だと思い込んでいたのですが、金髪&裸足で教室に入ってきたその先生をみて、人と違うことをしても受け入れられるんだ!と気づけたんです。それから海外で生活してみたいと思うようになりました。

ーーそんな友佳さんが、富山に来る決心をされた理由は?

騙されたんですよ〜(笑)。
というのは冗談で、富山に帰るとずっと言っていた彼のプロポーズを受け入れたのは私なんですが…。愛の力ということにしておいてください(笑)。

最終的には、フルリモートの会社に勤めていることもありどこにいても働けること、自分次第でどんな人にも会いに行けるし、それはどこに住んでいても変わらないと思えたことが決め手となりプロポーズを受けました。

ーー友佳さんの中ではかなり葛藤がありそうですね(笑)。では、実際に富山での暮らしについて、今日はとことんお話を聞かせてください。

◎「富山って確か上の方にある県だったよね」

関西に住んでいたころの友佳さん

ーー移住前に抱いていた富山へのイメージをお教えいただけますか。

非常に言いにくいのですが、「何があるのかな」「確か上の方の県だったよな」という程度でして…。

ーー少し傷つきました(笑)。実際に富山を訪れてみていかがでしたか。

家探しは全て紘樹さんにお願いしたのですが、「富山の”銀座通り”にあるマンションにしたよ」と言われて期待していました。ところが、夜になるとほとんど人が歩いていなくて、「どこが銀座やねん!」と(笑)。

でも、関西では高級料亭でしか食べられない昆布締めがスーパーで数百円で売っているし、家から一歩出れば壮大な立山連峰の姿が拝めるし、感動も多かったです。私、昆布締めが大好きなので、富山に引っ越してから3日連続で昆布締めを食べました。

ーー昆布締めは富山の食卓にいつも並んでいるようなメニューですからね。昆布は高級品という感覚すら、富山県人はあまり持っていないように思います。

西町から見える立山連峰

◎フルリモートの会社に転職&コワーキングスペースを活用

ーー帰国のタイミングで、転職されたそうですね。

はい。コロナの影響でオーストラリアに再入国できなくなってしまい、帰国前に渡英しました。その際に、リモートで働ける仕事がないかと探し始めたのが転職のきっかけです。

おかげさまで条件だった①フルリモートワーク②会社の公用語が英語という2つの条件にあう会社から内定をもらい、働くことに。

フルリモートなので、時々実家に帰ったり、東京に行ったりもしながら生活しています。富山では8割は家、2割は近くのコワーキングスペース「HATCH」で仕事していますよ。

ーーコワーキングスペースを利用されている理由は?

引越し直後は家にWi-fiがなく、家から一番近いコワーキングスペースを探したのがきっかけでした。徒歩圏内ですし、最近リフォームされたばかりで仕事が捗る空間です。HATCHのスタッフである”富山オタク・ことちゃん”や会員さんたちは、すごくフレンドリーに接してくださるのでHATCHに行くのがとても楽しいです。

10時始業なので、ギリギリに起床しミーティングに参加、昼食は家で済ませてからHATCHに出かけ、19時に帰宅するというのが最近のルーティンです(笑)。

ーー具体的には、どんなお仕事をされているんですか。

「PlusOne Japan, Inc.」という会社に勤めています。AI・VRテクノロジーを活用した英会話ツールを開発している会社です。本社はロサンゼルスにありますが、日本法人の所属なので日本時間で仕事しています。

◎市長との距離の近さにびっくり

富山市長・藤井裕久氏と

ーー富山に来て、どんなところに富山の良さを感じますか。

先日、富山市長さんの登壇されるイベントに参加しました。首都圏のイベントでは、登壇者は遠いステージの上に立って話しているイメージですが、富山のイベントは普通のカフェで市長がざっくばらんにお話しされていたんです。その距離の近さがいいな、と思いました。

また、お魚の値段が安いこと。これからはお魚を捌くことにも挑戦したいと思っています。

ーー逆に、ネガティブな面はありますか。

流しのタクシーがほとんどいないことですね(笑)。東京の感覚で待っていたら、20分くらい経っていたこともありました。車の運転ができないので、ちょっと不便です。

ただ、富山駅から徒歩圏内に住んでいるので、普段は市内電車やバスでの移動が便利です。すぐ近くにスーパーがありますし、日用品は富山駅前にオープンしたばかりの「マルート」で購入することができます。服はネットで買えるし、日常生活に困ることはありません。

ーー富山で暮らしてみて驚いたこと、カルチャーショックだったことはありましたか。

交差点に雪かき用のスコップがおいてあったことですね(笑)。また、紘樹さんの実家は富山駅からすぐ近くなのに、夜にはカエルの鳴き声が聞こえることにびっくりしました。

◎富山で見つけた、私のお気に入り

オーベルジュ「Levo(レヴォ)」にて

ーー富山に移住されてから見つけた、富山のお気に入りスポットを教えてください。

紘樹さんも話していましたが、南砺(なんと)市五箇山にオープンしたオーベルジュ「Levo(レヴォ)」のお料理には感動しました。なかなか予約が取れないのも納得の美味しさで、毎月通いたいくらいです。

紘樹さんも私もお酒が大好きなので、よく家の近くの居酒屋さんやバーにいきます。よく行くのは、店長さんが個性的な「URA」。白ワインを頼んだら赤ワインが出てくる感じのお店なんですが、それも全て許せちゃう愛すべきお店なんです。

また、女性のバーテンダーさんの営む「BAR LURU(ルル)」もお気に入り。日中は社労士事務所、夜は趣味でバーを開いているんです。都会的な雰囲気もありつつ、富山的な温かさも併せ持ったお店です。

ーーすでにいろいろ開拓されていますね!

日中立ち寄る場所としては、「SOGAWA BASE」にあるコーヒーやさん「hazeru coffee」が好きです。バーで仲良くなった方に、ここでも出会ったりして。

ーー富山で知り合いの輪が広がってる…!

紘樹さんも、久しぶりに富山に帰ってきてから、富山のコミュニティのアットホームさを感じているようです。友達の友達がどんどん繋がり、東京では感じられない温かさを実感しているようで。

私自身も、いろんなイベントに参加するのが好きなので、今後も自分から動いて知り合いの輪を広げていきたいです。

ーーほかに富山でやってみたいことはありますか?

もともとダイビングなどマリンスポーツは好きなのですが、富山ではウィンタースポーツにも挑戦してみたいです。冬は雪がちょっと心配ですが、楽しみたいと思います。

ーー今日は富山に移住しての”本音”をお聞かせくださりありがとうございました。僕もよくコワーキングスペース・HATCHにおりますのでまたお会いしましょう!

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「富山に恩返しするためにUターンする!」と意気込む富山県人と結婚したことで、富山に移住することになった友佳さん。正直なところ戸惑いもあるようですが、友佳さんらしく富山をエンジョイされています。

僕は本noteでリアルな富山暮らしを発信しています!
ぜひ移住先に、旅行先に、ワーケーション先に、富山をご検討ください。

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