ざっと6歳くらいまで

小学校に入るまでの記憶は断片的にしかない。

最初の記憶は保育園。
その頃からヒエラルキーみたいなものがあって、人間の本質的な性格って、その頃から決まっていて、内気な僕はピラミッドの下にいて、てっぺんにいるのは、いつだって強気で元気な活発な人間だった。
何をされたかは覚えていないけど、辛くて悲しい気持ちがあった事はイメージとして残っている。
その後に幼稚園受験をした。
結果的に入園する事になったが、受験の問題を間違えた事を母が、言っちゃダメよと僕に言って、父や祖母には満点を取ったと話していた。
初めて見た人間の嘘。

幼稚園の頃の記憶もほとんどないが、何かを要領悪く、オドオドしていたら先生がイライラして僕を怒って、なんで僕だけって思った。
明るく活発な事が良くて、モジモジしてる人間は辛気くさい、みたいな価値観で田舎は成り立っている。
偏見というものを体感した。

ある日、一人滑り台の上で泣いていた。
メガネをかけた僕は母の事を思い出していた。

多角形のスペースにあるミニ図書館のような空間が好きだった。

仲のいい友達が出来た。

卒園式に歌った歌を覚えている。
嘘と本当が入り混じってほとんど綺麗になって単色の鮮やかさは無く、いろんな色が入り混じったサイケデリックな思い出

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