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徒然なるままに

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徒然なるままにメモ
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2019年5月の記事一覧

他人や環境のせいにせず、変化を生み出す

この記事を読んで、現状がよくならないことを他人や環境のせいにしていないかと自分に問い直した。 油断すると、すぐ誰かのせいにしたがる。これは人間の性質のひとつと言えるだろう。だからこそ、ときどき自分を見つめ直す機会があると、気が引き締まる。 なぜ他人のせいにすることがよくないかというと、単純に人生つまらなくなるからだ。 ついつい、他人のせいにして、自分が変化するときに生じる痛みや苦しみを避けようとしてしまうけど、長期的に考えれば、他人のせいにすることは自分の首を絞める行為

「立候補」:なぜ負けると分かっていても立候補するんですか?

とてもよい映画だった。 映画にこだわりの強い(?)人が絶賛していたので、「立候補」のホームページを見てみたところ、奇跡的に今週末までポレポレ東中野で、復活上映していることが判明。 これは見に行かねばと、平日夜の映画鑑賞を満喫してきた。 感想を一言で述べると、「マック赤坂、最高!」。 マック赤坂に惚れてしまうドキュメンタリー映画だった。上映後に販売されていたマック赤坂Tシャツを買おうか本気で悩んだほどだ(買わなかったけど)。 選挙の立候補者に立候補する真意を問うて

泣きながら思考を巡らせる

一生懸命考えたことも一顧だにされず、人前で間接的に否定され、直接的にも不十分な奴らだと否定され続けると、もともと高くなかった自己肯定感がさらに傷つけられるな、と危機感を抱き始めた。 自己肯定感は、自分の幸せを追求していく上でとても重要な要素だ。 そう思うと、自分の自己肯定感が高められる環境に身を置くことは、とても良い人生戦略だと言える。 もちろん、環境に何かを求めるのではなく、みずから環境を変える、自己肯定感が高まる環境を作り出すことを考えなければならない。 ただし、

25歳で60歳くらい生きた達成感を味わったら、気楽に生きれるようになったような気がする

もう半年くらい前になるけど、私は25歳になった。 四半世紀生き抜いたと思うと、感慨深かった。 昔は100歳まで生きると言っていたけど、現実をみるにつれて、生きることがどんなに難しくて幸運なことか、知った。 交通事故、地震、病気、雷……無自覚ながらも、ありとあらゆる危険を乗り越えて、いま生きている。 そうすると、25年間も生きたというのはすごいことだなと思えて、自分を褒めた。 そして、子どもの頃の私が描いていた60歳くらいの達観した気持ちになって、これからは第二

今日は肉じゃが記念日

2019年5月17日真夜中。ベッドに寝っ転がって読んでいた本を閉じて、スマホで肉じゃがのレシピを見始める。 そう、今日は社会人4年目にしてついに、自分の家でひとりで料理をした記念日なのだ。 それくらい、私は料理をしたことがなかったし、したくなかった。 思えば、社会人1年目の頃はおにぎりや卵焼きをつくるくらいはしていたように思うけれど、その程度。 その後、お米すら炊かなくなり、つくるものといえば、ゆで卵だけという状態が続いていた。 しかし、その状況に少し危機感を抱きはじ

他人のことを「分かったつもり」にならない

「少し話せばどんな人か分かりますから」。 これはよく言われることだし、実際に私は初対面の人に、ほんの少し会話したあと、「大体どんな人か分かります」と言われたことがある。 その時に私は、その人がいくら優秀であっても、心の底から信用することはできないと思ってしまった。 人はみな、表には出さなくてもいろんな事情を抱えている。過去にいろんなことを経験してきている。それを知らずに、他人がその人について何やかんや決めつけるのは驕りだと思う。 私も少し話せば、ある程度はその人がど

なぜ童貞はバカにされてもいいと考えられているのか?

これ、ずっと疑問だったんだけど、なぜ童貞はバカにされてもいいものと思われているの? 「おまえはFラン大学だからな」「運動神経ゼロだな」 こんなふうに学力、運動能力などをバカにする人がいたら、ちょっとひかれると思うんだけど、なぜ恋愛能力・性的能力に関しては、みんな平気でバカにして、笑っているのだろうか? ましてや、学力、運動神経以上に、性格や生まれつきの外見などが影響を及ぼしそうなものだと思うのだが。 純粋に不思議だし、どんなことであれ、人の事情を知らずにバカにしていい

“犯罪者”を生み出さないために私たちができること

今回は、昨年感銘を受けた本を紹介したい。 その本は、ジェームズ・ギリガン著・佐藤和夫訳『男が暴力をふるうのはなぜか ―そのメカニズムと予防― 』(大月書店)。 図書館で借りて読んだあとに、いつでも貸し出しできるように、Amazonでポチッと購入した。すべての人に知ってほしい内容ではあるけれど、とくに、子どもにかかわる職業についている人、教育に関心の高い人に読んでほしい。 以下に、多くの人に伝えたいところをピックアップして紹介する。 まず、筆者は「あらゆる形態の暴力は、

人を好きになるにはどうしたらいいの?

人から好かれる人間になるためには、まず人を好きになることだ。 と、よく言われる。 前田裕二さんの『人生の勝算』でもそのことが強調されていた。 宇田川さんは人に好かれる天才ですが、それ以前に、「人を好きになる天才」でした。他人と接して、その人のいいところや、感謝できるポイントを自然に見つけて、まず自分から好きになってしまう。 前田裕二『人生の勝算 』(NewsPicks Book) 相手の短所ではなく、長所をみるようにするということは、よく言われることだ。 他

どうして怒るの?

「どうして怒るの?」 オフィスで思わず呟いてしまった。 (聞こえてませんように……) そこで、「怒り」を他者にぶつける行為について考えてみた。 怒ることは、多かれ少なかれ人の心に影響を及ぼす行為だ。 人を萎縮させたり、不安にさせたり、逆に怒りを生んだりする。 そうした影響を考慮したうえで、本当に怒ることに意味があるのか? ただ事実をフィードバックしたり、一緒に改善策を考えたり、エンパワーメントしたりすることよりも、合目的的な行為なのか? そもそも、なぜ怒っているの

好きな人ができてよかったこと

ほとんど恋をしたことがなかった私が、恋愛というものを体感できてよかったと思うことのメモ。 ・日常の中でスキップしたくなるような嬉しい気持ちになる瞬間が増えた。(よくマンガとかで「ぱあああっ(キラキラした目)」と表現されるような気持ち) ・誰かを愛する人たちの気持ちを知った。(今までは恋愛というものに実感が湧かなかった) ・人間関係や恋愛感情にまつわるさまざま問題について、リアリティを持って想像することができるようになった。(リアリティを持った想像力こそが問いや思考をブラ

「背水の陣」状態の強さ

いま読んでいる本にこんな一節があった。 「いつかは花火もやりたいね。打ち上げるんだよ。ドカーンとね」上地氏は嬉しそうに言う。「やりたいことがいっぱいあるから、今は楽しいよ。使命だからもう逃げられないと思ってからは、沖宮を知ってもらって、みんなが元気になるために、色々やるのが楽しくなったさ」 東畑開人『野の医者は笑う―心の治療とは何か?』 これを読んで、背水の陣状態にあるときに発揮される人間の強さについて思いを馳せた。 「もうこれしか道がない」と他の選択肢や逃げ

幸福感は更新していくもの

幸福感は記憶とともにあり、時間の経過によって薄れていったり、更新されていったりするものだと気づいた。 少し前に、「みんな、人生で一番幸せだった瞬間ってどんなときだったんだろう?」という問いをnoteに書いたんだけど、幸福だった瞬間の比較なんてできないんじゃないか、と思えてきたのだ。 その時は、一般的な幸福のイメージとして、結婚式とか出産のシーンとかを思い浮かべていた。(いろんな人がSNSで幸せいっぱいです、という投稿をしているため) だけど、何歳であっても、たとえば10

性風俗を利用する男性たちへ

今日のテーマは、性風俗。 今のところ、性風俗で働く人に対しても、性風俗を利用する人に対しても、世間のイメージはあまり良いものとは言えない。少なくとも公の場で大っぴらに話されることは多くはない。 しかし、性風俗店を利用することやそこで働くこと自体は悪いことではないと私は思う。 なぜなら、性欲というのは(ない人もいるけど)、よく衣食住と並べられて人間の根源的な欲求とされるし、性風俗の仕事に誇りを持っている人もいるだろうから。 重要なのは、客側がそこで働く女性を「商品」とし