【アート思考】論理の限界を突破する方法
図書館でジャケ買いならぬジャケ借りした本。「山口周著:世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?」
なんとなーくで手にした本でしたが、今までの私の常識が覆されました。
その常識とは・・・
「論理は正義」という思い込み
何でもかんでも、意思決定をする方法としては「論理」が絶対だと思っていました。バックデータに基づいてなされる意思決定が全てだと。
でも、そうじゃなかったんです。
▶要約
意思決定には、サイエンス(論理)・クラフト(経験)・アート(感性)の3つのバランスが重要である。サイエンスとは論理のこと。説明の根拠になりやすいので、どうしてもこればかりにとらわれがち。
しかし、論理では分析の時間が足りなくなることが多いし、さらには似たり寄ったりの結論になりがちであり、ゆえに差別化ができない。
た・・・たしかに・・・!!!
周りに対する説明性は高いけど、誰でもたどり着く答えにしかならない。それってつまらないよね。
これ、論理の限界なんです。
論理の限界の突破口
そこで、アート(感性)、すなわち美意識が重要となるんです。
美意識とは、「真」「善」「美」の価値についての評価軸のこと。
「真」・・・何が正しいか?という認識をする評価
「善」・・・何がよいものか?という倫理の評価
「美」・・・何が美しいか?という審美の評価
これらの美意識は「見る目」を鍛えることで高められます。
美術でも、文学でも。見て感じて言葉にする。
ただ見て得られた情報を描写するだけではなく、その背景や心情を想像し、言語化する。なぜそう思うか?自分だったらどうするか?思考を巡らせてみる。
さっそく、実践してみた
先日、息子とアートアクアリウム@日本橋 に行ってきました。
とてもきれい!!!子供も大興奮。(おそらく、きれいな水族館だと思っていそう)
いざ、美意識を高めようと「見て、感じて、言葉にする」ものの・・・全然はできない。。ただそこにあるものをキレイ~!と思うばかりで、このアーティストは何を表現したかったのだろうか?と想像を巡らすも、なかなか浮かばない。。。💦
ああ、私は凝り固まった論理主義者なんだろうかと落胆していたその時。
子どもの持つ感性・表現力
息子に目を向けると、、目をキラキラ輝かせて、小走りに楽しむ息子。
つい、息子はどう表現するのだろう?と思って
「これ、どう?」と聞くと、
「金魚、おっきい!」とか「きれい!」しか言わない。
(語彙力の問題かな)
それでも、
新しいゾーンに行くたびに
「ママ!見て見てー!これキレイだよ~!!!」
と世紀の大発見を共有してくる。
さらには、強いライトが水槽越しに反射し、地面がキラキラと光る様子を発見し、その光を追いかけてふみふみし始めた。
と思いきや、リズミカルな音楽のエリアに入った途端、思うがまま激しいダンスを始めた。
全身で楽しむ姿を見て、純粋に子どもってすごいなあっと思いました。なんてアートな思考を持っているんだろうと。
私個人の「美意識を高める」という目的は叶わなかったものの、心から楽しむ息子を見てまあいっか♪と思った一日でした。
(リベンジするぞ・・・!)
続きはこちら↓
サポートいただいた分は書籍に当てて、たくさん記事書きます!!!