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入院・手術保険金の入金通知書 いつまで保管しておく?#41

「入院1日○千円、手術給付金が1回○万円」

このような給付金が出る医療保険に加入されていて、実際に病気や怪我で入院・手術をされたことがある方。
給付を受けられた時の「保険金お振込のお知らせ」はどのように保管されていらっしゃいますか?

医療保険の「保険金入金通知書」の使い道

保険金の給付対象になる病気や怪我をされた時には、保険会社へ保険金の請求手続きを行い、保険金が送金されることになります。

この時に保険会社から、給付される保険金の明細や金額が記載された書類が発行され、ご本人に送付されます。

この入金通知書、いつまで保管しておくべきでしょうか?

こちらの使い道の一例をご紹介します。

(1)給付金入金時の確認資料

指定した預金口座へ、記載金額通り入金されているかどうかの入金確認に利用します。

(2)医療費控除をしたときの確定申告資料

医療費を負担された方がその年分の確定申告を行い、医療費控除の適用を受けた場合には、その計算根拠資料の一つとなります。
所得税の時効の関係上、医療費の領収書と併せて5年間自宅で保管することが必要です。

(3)既往歴の資料

将来、病院等で診察や治療を受けることになった時に、問診で「既往歴」の確認を受けます。
かかりつけのクリニックであれば、主治医の先生が把握してくださっている場合もありますが、転院や急な病気・怪我の時には本人や家族が申し出ることが必要になる場面もあります。

(なお相続税の申告が必要なときも、生活状況の確認のため、亡くなられた方の持病や入院歴などを伺う事があります。)

しかし皆さんも、特に親御さんなど家族の治療歴は、時間が経つと「いつ・どんな治療を受けたのか?」記憶が曖昧になっていませんか?

とはいえ、治療歴をノートに書き込むなどの方法で記録するのは、継続することが大変です。

そこで手間なく記録を管理する方法として、この「医療保険の給付金の入金通知書を書かないエンディングノートへ収納しておく」ことをおすすめします。

保険会社から送付された資料を記録そのものに活用する方法です

医療保険の給付を受けるような病気・怪我は、既往歴として申告すべき病状だと思われますが、そんな時にこの入金通知書が過去の治療歴の情報となります。

また次のような保険金請求時の添付資料も、送付前にコピーして手元の控えとして残しておくと、より請求時の治療内容が分かる記録となります。

・医師の診断書(保険金請求書を兼ねていることも有り)
・病院代の領収書
・診療明細書など

最近はこれらの書類をスマホで撮影し、写真で請求情報を送信する
「オンライン請求」ができる保険会社もあります

前述の通り急な治療を受けることもあるので、特に高齢の親御さんの既往歴に関する記録は、子供さんも把握できるようにしておきたいところです。
一緒に書類の片付けを手伝っていただくなどして、ぜひ元気なうちに情報を共有してください。

書かないエンディングノートと健康情報

書かないエンディングノートはお金や契約情報に関する資料の整理収納方法としてご提案していますが、私自身健康管理の資料整理にも利用しています。

使う頻度や目的が異なるので、「お金の書かないエンディングノート」とは別冊のファイルで保存しています。
「からだの書かないエンディングノート」の使い方も、少しずつご紹介していきますね。

▼スムーズな確定申告のために、日々の医療費領収書の整理法はこちら


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