自動注文の良し悪し・定期購入商品の情報を整理する#15
「続けて効果を実感してください。定期購入だと毎月20%OFF!」
最近は健康食品や基礎化粧品など、定期的に消費するものの定期購入サービスをよく見かけるようになりました。
こんなメリットが紹介されていることが多いように感じます。
確かに継続して使うことで効果が出てくるものは、せっかく買うならお得で便利な買い方が良いですよね。
しかしその定期購入品・・・ご自身に万が一のことがあった時には、家族は適切なタイミングで中止することは可能でしょうか?
届いた商品、家族にとっても欲しいものと思えるか
私自身、ある化粧品会社からクレンジングを3ヶ月毎の定期購入で購入しています。
商品と一緒に払込票が同封されており、到着後数日以内にコンビニで支払う、という購入方法です。
もし私に病気や事故など万が一のことが起きたときには、家族はこれを継続する必要もありませんし、商品が届いてもどうしようもないと思います。
定期購入の販売方法で相性が良いのは、健康食品や基礎化粧品など、継続して使う必要があるものや、継続することで効果が出やすいものではないでしょうか。
このような商品は人の悩みにあわせて企画されることが多いですよね。同じ悩みを持つ家族であれば別ですが、基本的にはそれを欲しいと思った本人以外には使いにくいもの。
クーリングオフの対象外
テレビショッピングやネット通販などの通信販売には、契約から一定期間内で申込を撤回できる「クーリング・オフ」の制度がありません。
通販で購入した商品を返品したいときは、販売業者が決めた特約(返品特約)に従うことになります。
「返品特約」が定められていない場合、商品を受け取った日を含めて 8 日以内であれば、消費者が送料を負担し返品できます。
つまり家族に万が一のことがあって「何かよくわからないけど商品が届いた」という時に、受け取って8日以内に、冷静に状況把握と返品対応ができれば問題ありません。
しかし自分が注文したものならまだしも、家族が契約をしていたものを速やかに対応することは、何を・いくらで・どこから・どんな契約で買ったか?がわからないと、スムーズに対応することは困難でしょう。
定期購入をするなら準備しておきたいこと
ご自身に万が一のことがあったときに備えて、次のような書類を書かないエンディングノートに収納しておきましょう。
ご自身がお買い物をされている資料を収納することで、万が一の時に家族が注文を止めたり契約を変更するためのヒントになります。
また書類として集約管理することで、ご自身が元気なうちは「無駄な買い物をしていないか?」振り返ることの機会にもなります。
次回のサイクルで商品が到着したら、ぜひ商品と一緒に入っている書類を確認し、万が一の時に家族にも注文内容がわかるようにされてください。
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