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春の東京野草「明日葉のおみおつけ」

東京は広い。静かな東京は広く感じる。
日頃から静かに買い物をする人たちは、さらに静かに街を歩く。

小笠原産の明日葉(アシタバ)が手に入った。
東京は広い。小笠原半島も東京都なのだ。近所のお豆腐屋さんが手づくりしたとっておきの「がんもどき」があるので、それと一緒に、おみおつけにしよう。


明日葉(アシタバ)
温暖な太平洋沿岸に自生する植物。成長力が強いので、摘んでも明日また新芽が出るということから「明日葉」。春の野草のおきまり「アク」と「ニガミ」がほどよくて。葉っぱは柔くて繊細なのに味には強めのパンチがあるので、油との相性が良いようにも思う。天ぷらや炒め物はもちろん、本来の味を堪能できるおひたしも大好き。


◉土鍋コッチョリーノ
明日葉(一把)
がんもどき(3つくらい/サイズによる) 花エビ/あみ(ふたつまみ)
味噌(適量)
水(適量)

➀ 水と花エビを入れ出汁をとる。
(我が家は入れっぱなし)
➁ 明日葉とがんもどきを➀に入れ、煮たったら火を止めて味噌をとく。

土鍋の余熱利用
味噌をとく前に火をとめても調理がつづけられる。

明日葉のアクが気になる場合
沸騰した湯に塩を入れさっとゆがき、水で色止めして、ギュッと水分を絞ってから使うとよい。



あとがきコッチョリーノ 

▶︎家族3人、勉強も仕事も読書も、映画観賞も、食事も「勝手にしやがれ」と命名している大きなテーブルでします。一見ふつうのマンションですが、階下に洋間を改造した「工房」とよぶ狭小部屋を持っているので、作陶はそこでします。▶︎この春はみんなうちにいるので、会議やその他もろもろが重ならないように席を外したり、こっそり聴いちゃったり、英語で仕事してたんだ!と驚いたり、なんだかさらっと面白い。▶︎どの国の報道も同じ。悪い報道ばかりで。悪事は際立って見え聞こえるのだと思います。決して恐れていないのではなく、見つめているのです。「欠点を避けることなくしっかり見つめる」ことは必要で。冷静に今と未来を見つめられている日本の核心を実感しながら。▶︎「だれかひとり」の指導者を崇めて失敗・成功という事態ではないと思うのです。有能な医療研究者たちや哲学者、知識人がこんなにいるのかと感心しています。なかなか聞こえない見えないのですが、知力と可能性があふれているのを感じる。自分たちで考え冷静に自粛いたしましょう。みなさまもお元気で。ハグ。

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