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障害者雇用で転職サイトに登録した

5月末に申請した精神障害者保健福祉手帳がやっと交付され、受け取った。適応障害と自閉症スペクトラムで3級。
ということで最近考えていた障害者雇用に向けて、転職サイトへ登録した。ハローワークにはネットで求職者登録したけど、窓口には行ってない。

実家が会社経営してるのに転職する理由

適応障害のきっかけは母親との口論。それまでにも母親と衝突することが多かった。虐待もなく教育も衣食住も満たされて、一般的に見れば幸福な家庭な方だけど、私の気持ちとしてはプチ毒親と名付けている。母親に言わせれば「育てにくい子だったのは発達障害だからだ」だそうだけど。私にしてみれば理解してくれない抑圧の強い人。
私は新卒入社した会社を4ヶ月で退職した後、母親の経営する会社に入った。
母親への反発を感じながらも、母親の庇護のもとで約10年働いた。
母親への文句を言いながらも外の世界をほぼ知らない。
母の会社にいる方が働きやすい。時間や休日の融通がとても利く。職場もとても近い。
だけど約1ヶ月前にまた口論して私が泣き泣き喚いた。こうしたことが初めてではない。ずーっと鬱憤がたまる。
口論の中で「あんたが復職しても仕事がない。うちの仕事ができるとは思えない」などなど言われた。休職した頃は「好きなだけ休んでいい」数ヶ月すると「いつまで休むつもり?これからどうするの?」そして前述の発言。言われるたびに嫌になる。
もうこんな人間と一緒に働くのは嫌だ、と思い立った。
カウンセリングをしている心理士にも友人にも「母親と離れた方がいいと思う」と賛成された。私の一時の感情爆発ではなさそうだった。
まとめ:会社の経営者である母親とあわないため。

在宅勤務が向いていると言われた理由

カウンセリングの中で学校や新卒入社した会社のことを話した。学校で友達はとっても少なくてクラスに馴染めなかった。新卒で入った会社も周囲の人は優しかったけどしんどくなった。
心理士と話す中で自分でストレスになることを話した。

  • 他人に馴染めない。トラブルにはならないが周りが笑ってても何が楽しいのかわからない(合わせて笑ってるけど)。

  • 他人にイライラしがち。何か頼まれた時はなんとも思わないけど(家族に頼まれるとすっごくイラっとする)、こちらが書類等の説明をした時に理解できない人にイライラする。

  • 周囲の音がうるさい。物音、機械の音、業務中に仕事の手を止めるほどに盛り上がってる人の話し声。

  • 太陽光。明るすぎる照明。百貨店や化粧品売り場みたいな。

  • 人と物理的な距離が近いこと。

  • 人に気を使いすぎる。

  • いろんなことに気づきすぎる。知覚推理がやや高めなので人よりも、ぱっと目で見て気づいてしまうらしい。

  • 仕事中も昼休憩も気が休まることはない。仕事を終えて家に帰った瞬間だけ。

  • とにかく家が好き。

自閉症スペクトラムの傾向があると言われても、本で読む限りは私は受動型で、家族以外にはニコニコしてなんでも「いいよ」と言うのでトラブルになったことはない。自称しているだけではなく、家族や先生からも「いつもニコニコして愛想がい」と評される。反面、家庭内ではささくれ立っていたけど。
感覚過敏も強い方ではない。人より刺激を受けがちではあるけど、生活に支障が出るものではない。
だから、在宅勤務を希望するのは、とにかく対人関係が嫌いで家にいるのが好き。それに限る。
まとめ:家にいることが好き。

過去の経歴とこれから希望する仕事は一致しない

転職サイトに過去の職歴を書きながら、これらの経歴を活かせる職場には就きたくないと思った。
転職する人にはこれまでの経験を活かしてレベルアップしたい人もいるだろうけど、今の仕事が嫌で方向転換したい人もいるはず。
私はこれまで、主に対人業務ばかりやってきた。販売員、障害児の支援、障害者の支援。
あとは補助的に食品製造。
対人相手も、工場のようなうるさくてスピードを求められる仕事も、私には向いていないとよくわかった。
けどこの2年ぐらい、製造補助の傍でやり出した事務員としての仕事はそれよりは落ち着ける。公的機関に出す書類にはわからないことも多いけど、文章を読むことも、ネットで調べることも、電話で問い合わせることも嫌いじゃない。
正解のない臨機応変な対応が求められる対人業務よりよっぽどいい。

だからこれからの仕事探しも事務系を探してる。
とはいえ不安もある。だってちゃんとした会社のちゃんとした事務員ではなかったから。従業員5名程度の小さい会社の事務処理だったから。
でも一方で、まあできるだろう、という根拠のない自信もある。それが次に書く強みからくるものかも。
まとめ:「なぜ専門性を活かした福祉業界を続けないのか?」「対人支援がしんどい」

強みとか得意とか嫌いじゃないこととか

「あなたの強みは?」「あなたの得意なことは?」と言われると自信を持って「私は他のどんな人よりもこれができます!」と答えられる人ってどれだけいるのよ。
でも最近になって、いろんな本やカウンセリングの中で、別にそこまで能力が高いものを上げなくてもいいんだと思うようになった。
クラスで成績が良かったこと、そばにいる人よりもできること、嫌がる人もいるけど自分にとって苦ではないこと。そう言うものでいい、と思うようにする。

  • ネットを使った調べ物。大学時代は図書館にしか資料ないから図書館での調べ物も普通だった。

  • 小難しい文章を読むこと。法律とか制度とか。

  • 文章を書くこと。文系だったので小論文は日常的だったし、オタクらしく小説を書いたりしたし、ブログやこういうnoteを書くことは好き。

  • 未知の分野の資格勉強。文系大学→福祉の資格→運行管理の資格と吹っ飛んだけど一発合格してきた。

  • 人手のない業務の穴埋めをしてきた。販売員、障害福祉の指導員、送迎運転手、製造補助、ケーキに乗せるプレートのお絵かき、事務員。器用貧乏。

  • 資格ではないけどWEBライターで複数のクライアントから継続して依頼をもらっていた。

  • メールのやり取り。ビジネスマナーは完璧ではないけど普通に「お世話になります(以下略)」のやりとりはできる。

  • パソコンの操作。普段からパソコンを使う分には困らない。エラーが起きたり普段と違う状況になった時はネットで調べないとわからないけど、調べたらできる。

  • 電子申請とか書類の請求とか手続きとか買い物とか。同年代でもできない人がいると、最近知った。スマホしか使えない人とか。

  • ワード、エクセル。雛形を探してダウンロードして文言を変えることができない人がいると聞いてびっくり。エクセルで表を作ることや、給与計算の簡単な関数を作ることはできる。

  • コミュ障だけどニコニコして人当たりはいい。業務で「これができない」と困ったことはない。ただし心理的なストレスで爆発はする。

私にとってはなんでもないこと、当たり前にできることだから、得意という意識はない。けど、私の周りに「できない」という人や「すごい」と言ってくれる人がいて、私ができることは特別ではないけどできない人もいるんだ、という認識になった。
これ、「私にできることがなぜ周りはできないの?」というイライラの元だった。けど最近、心理士から「それはあなたの『得意なこと』であって誰もができるわけじゃない。周りの人ができなくても、どうしてできないの?ではなく私はできるんだ、と見方を変える必要がある」と言われた。そうか、と納得した。
知覚推理と言語理解が平均よりちょびっとだけ高いという検査結果と、現実のイライラの理由がつながった。
まとめ:日常的にパソコンが使える。勉強したり調べるのが嫌ではない(?)

とりあえず家族と距離を取りたい

転職したい1番の理由はこれ。今は職場=家族がいる環境で、その家族がストレス元になってる。
例えば「上司と合わない(従業員が少ないので間に立ってくれる人も異動する部署もない)」と同じかな?
給与面よりも働き方(在宅勤務、拘束時間が長くない)を重視したい。
あと本音言うと傷病手当が切れる頃に転職したい。手当金が、社会保険料を払っても普通の手取りぐらいはあるから。
おわり。

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