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子宮頸管拡張術終了

昨日、手術終了し退院したので記録用に。

術前の夜は夫と電話で喧嘩し最悪のテンションで朝を迎える。
私は不安になるとループしちゃうタイプで、1度前向きになれても、またすぐ不安になってしまう。
夫は一回解決したらそれで先に進むタイプだから、私のそのループが理解できず。

夫「何でそんなんなったん?何が悪いん?」

と。別に夫に何かされたわけでもないけど不安に襲われる時があって、特に入院とか手術とかを考えると弱くなる。わかってほしくてまた弱音を吐く、

私「別にRさんが悪いことしたとかじゃないよ。優しいし、感謝しとる。ただ何回も大丈夫って言ってほしいだけ」

そう伝える私に、納得のいかない夫は無言。
そんな夫についイライラして、不安なんやから何回でも励ましてよ!!ってなる。後から後悔するけど。

夫「言うたやん。大丈夫って。でもあかんかったやん。結局、俺の言うこと聞いてくれてないやん。」

違う。聞いているし覚えているけど、足りないのだ。そう伝えるが、納得してもらえずそのまま無言。耐えきれなくなった私がなんとか気持ちを切り替えて、

私「じゃぁ、もういいからもう電話切るから、最後に1番伝えたいことだけ言って」

夫「…俺を信じてほしい。大丈夫やから、頑張って。」

とまぁ、なんとか仲直り。不安を押し殺して寝ました。

朝は6時から飲水禁止。
7時頃から点滴開始。
痛いと言われたが、痛みに強くなっているのか注射はもう何も感じないレベル。

9時から手術予定で、8時半に夫が病院に到着。
コロナのため部屋には入らずデイルームで待ってくれることに。

8時50分歩いて手術室へ。
新人ぽい看護師さんはかわいかった〜私も緊張してたけど、看護師さんのほうが緊張してた。

9時
手術担当の看護師さんに連れられてオペ室へ入室。
確認とかをして手術台へ。
そこで先生とも再会。

私「お願いします。」

採卵の時も麻酔したしそんな感じかなぁと思ってのぞんだ。
モニターをつけて、血圧計をつけて、膣洗浄が始まる。

Dr「じゃぁ、そろそろ麻酔」

Ns「じゃぁ、お薬入れていきますからね。眠たくなってくるので、そのまま眠ってしまっていいですよ」

私「はい」

ぴぴぴ、という心電図の音。
かちゃかちゃと金属を動かす音。
手術室のライト。
眠りに落ちて行く最後に脳裏に浮かんだのは、夫からのLINE。

採卵の時の麻酔中の記憶は全くない。
熟睡して気づいたら終わってた。
しかし、、、
今回は私は謎の世界に行くことになる。
とても苦しくて、頭がおかしくなる世界に。

夢を覚えている感覚でところどころ曖昧で、どう頑張っても言語化はできない。
夫にも必死に説明したが伝わらず諦めた。
簡潔に言うと、死ぬ時の走馬灯ってこうゆう感じなのかなぁということだ。
まぶしい光の中、ジェットコースターに乗っているかのようにグルグルとなり、自分が今どこで何をしているのか全くわからない。そんな感じだった。

ゆっくりと意識が戻りつつあるころ、
私の名前を呼ぶ看護師さんの声、
手や足を動かされている感覚、
身体を動かされると頭がグルグルまって気分が悪くなる。

手術時間は40分。
術後30分は手術室内の待機室で待機。
その後病棟看護師が迎えに来て病室へ。
移動中も麻酔は切れずに気分が悪い。
遠くの方でされる質問に答えているのか、自分の声の大きさも明瞭度もわからない。
ただただ身体が重たく、足が痛い。

Ns「病室に帰ってきましたからね〜血圧とか測っていきますよ」

私「足が、、、足が痛いです」

Ns「足?なおしますね〜」

他にも何個か会話をしたがイマイチ分からず、まだまだこれはかかるな〜と思いながら、なんとか握らせてもらったナースコールを離さないようにするのに必死だった。

術後2時間の時点で本来なら帰れる予定が、思ったより麻酔の抜けが悪く、その時点ではまだフラフラ。
トイレに行ってみましょうと言われるが、とても歩ける感じがしなかった。

なんとか座って水分を取りまくり、麻酔が抜けるのを待ち。
12時半ころにふらふらしながらも退院。

待たせた夫は疲労しており、すぐに帰りたそうだが、なんせ座っているとお腹と腰とお尻が痛い。
連続で30分以上座れる自信はなく、途中車を停めてもらいながら帰宅。

義母が心配してくれているのは分かったが、ゆっくり話をする余裕もなく、そのまま部屋に。
食欲は出てきていたが、座る姿勢が辛く、手軽に食べれるようなものを夫に買ってきてもらい過ごす。
夫の夕食や明日の朝のお弁当は義母が作ってくれるとのこと。
いろいろ思うこともあったが、まぁもう部屋に引きこもらせてもらおうと決心。

軽食を食べてから痛み止めを飲んだら少しずつ痛みが減っていき、TVで野球観戦しながら就寝。

朝起きて身体が回復している感じと残る鈍痛と出血。

手術自体の説明は私は受けておらず、夫からの又聞き。
狭窄していたところは拡張して人差し指くらいの太さのカテーテルを入れている。また3日後に外来で取る予定。それまでは安静に。
がん検査の結果は2週間後くらいになるのでまた受診を。
拡張したが、また狭窄する可能性があるので早めに移植することをおすすめする。
何回かカテーテルを通す処置をしないといけないかもしれない。
出産すれば狭窄が改善する人が多い。

とのこと。。。
うーん、まぁ前途多難かもしれないがとりあえず終わった!!
1つ1つやっていくしかない!

痛みを経験するということは、脳に痛みのイメージをやきつけ、それを増幅させる。痛みがなくても痛みを感じたり、痛み関連行動を起こす。
ペインリハビリテーションの勉強をしたときに私が解釈していたこと。つまり、痛み経験をできるだけ少なくすることが大事だ。だけどどうしても痛みを伴う経験もある。そうゆう時は、不安や抑うつがそれを増幅するということを理解し、過度にその痛みにとらわれることなく過ごすことが重要。

私の今の痛みは身体が頑張ってくれている証拠!
明るい未来のため!
私もがんばった、夫もがんばった!
2人ともすごいがんばってえらい!!


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