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承認欲求お化けの私

夫とプチ喧嘩した。
原因は仕事の話だ。

昨年の12月からパートで理学療法士として働き出し約半年。
職場にも慣れてきて、いろいろわかってきたころだ。

元々モチベーションの高いほうの私は、
今の職場のゆったり感に合わないと感じることもある。

患者さんのためにこうした方がいいと思うことが上手く伝えられずに戸惑うことも多い。
あまり強く言いすぎるのは逆効果だし、
違う意見に同調するのもまた違う。

バランスをとりながらやってきたつもりだ。


ふと、このままここでパートのままずっと働くのかな?
そうなると私ってどうなるの?
やりたいことにつながってるの?

と自問自答し、焦る。


今日は職場でいろいろあってそんなフラストレーションが溜まっていた。

たまたま違う求人を見つけ、
私のやりたい方向に有利そうな情報を得た。

なんの気なしに夫に話をしだした。

初めはそんな求人があったからちょっと話だけでも聞いてみよっかなー

くらいだったが、なぜ今のところを辞めるのかという話になった。

そうなると、つい周りの環境のせいにしてしまう発言が続いた。


夫は終始無言だった。
あ。今日はダメな日だと最初に気づいていたのに話し続けてしまった。

話し終えた私に。

「わからん」

と言った。

よくよく聞いてみると、
まさしく今日、夫は職場の部下に同じような話をされ、やめたいと言われたようだった。
夫の部下は私の元同僚だ。

その子にした話をそのまま私にした。

「俺の考えは一緒」

夫からするとその子と私は一緒のように思ったのだ。

なぜかショックだった。
プライドか。またしょうもない私のプライドだ。

私は違う。

周りのせいにして、環境のせいにして辞めるのは嫌いだ。
置かれた場所で咲きなさい
私の尊敬する先輩がかけてくれた言葉を胸に、
今までも今もやっている。

それでも、パートとか時短とか、人数の問題とか、将来とかいろいろ考えて悩んでいるんだ。
辞めたいわけでもない、ただ自分の将来を考えると違う選択もあるんじゃないかと一生懸命話してしまった。


全部逆効果だった。今日の夫に私のそんな話を聞く余裕はなかったのだ。

私の話を、私のこととして捉えて聞いて欲しかった。

職場の後輩と同じにしてほしくなかった。



ただ、
がんばってるなと言って欲しかったんだ。


新しい環境に馴染みながらも、
専門職としてのやりがいを見つけて、
前向きにチャレンジすること。

自分の将来の夢ややりがいを見つけて行動にうつすこと。

どれも自分のためだけど、
1番近くにいる夫にただただ、
がんばれと
がんばつてるなと
言って欲しかった。


それは承認欲求お化けの私だった。

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