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【教養】今日は何の日?2/28は「ミニマリズムの祖?」茶人・千利休の命日#362

おはようございます、tamamioです(^^)皆さん、本日2月28日は何の日かご存知でしょうか???

今回は、今日・2月28日にまつわる人物とおすすめ本をご紹介します!

1 きちんと勉強したい・日本文化

2月28日は何の日?タイトルからもう、お分かりですね。

2月28日は、信長・秀吉と二人の天下人に仕え、茶の湯を大成した茶人・千利休(せんのりきゅう)の命日です!

今回は、こちらの本からの出典です。

私の実母はお茶の師範代。また、将来外国人のお友達ができて、茶道について教えたり、実際にお茶を振舞ったりできたらいいな、と思います。

つまり、きちんと勉強したいなと。ここでも茶道について述べています。

2 遅咲きの利休と日本の精神文化「侘び寂び」

千利休は、堺の商人の家に生まれました。16歳で茶道をはじめた利休が、歴史の表舞台に登場するのは51歳の時。織田信長に取り立てられ、信長の死後は秀吉にと、時の天下人に仕えます。

千利休の師匠は「侘び茶(わびちゃ)の祖」と呼ばれていました。その流れで、利休も人生の後半を「侘び茶」の大成に費やします。

ここで日本の精神文化の一つでもある「侘び・寂び(わび・さび)」について引用します。

「寂び」は時間の経過と共に、色あせて劣化することで出てくる味わいや趣ある美しさをいいます。「侘び」は「寂び」の味わい深さを美しいと思う心や、内面的な豊かさを表します。

※「 」と「 」内の漢字・tamamio。句読点も加えています。/p51

簡単に言うと、「寂び=アンティーク」「侘び=美意識」でしょうか。ものすごく単純化しましたが・・・。

3 それって、ミニマリズムの祖?!

利休が「侘び」の精神を、茶器などの物品を超えて精神にまで取り入れたことが、次の記述から分かります。

利休は侘びの対象を茶器だけでなく、お茶室や運びや点前、露路など茶道全般にも拡大させ、極限まで無駄を削り、精神的充足を追求しました。

p96

華美な装飾はもちろん、無駄を極限まで削り、何もない空間に「美」を感じる。なんだか昨今の「ミニマリズム」の原点でもあるように感じました。

この「侘び」の追求が、のちの茶道の大成につながり、同時に秀吉との溝を深め、利休の命を縮めることにもなるのは、歴史の皮肉ですね。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!もっと『教養としての茶道』からは紹介したい部分がたくさんあります。またの機会に、ご紹介します!

では、今日も素敵な一日を!




私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。