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【読書】良いリーダーも妥協する。が、妥協の仕方がちょっと違う!~Google提唱『心理的安全性』~#258

おはようございます、tamamioです(^^)皆さん、妥協することはありますか?私はものすごくあります。「ま、いっか」は、私の口癖?です。

高い目標を掲げても、現実問題、どうしても妥協が必要な時が誰にもあります。今回は、「妥協の仕方」についての発信です。

1 Google社が提唱した『心理的安全性』とは

本日のおすすめ本はこちらです、ドン!

2020年9月の本ですね。購入したのは先日です。

「心理的安全性」とは、集団における人間の心理状態の一つです。心理的に安全を感じる組織がどのような集団か、を論じる「組織論」です。

引用すると、次の通りです。

本書がテーマにしている「心理的安全性」とは、このように組織やチーム全体の成果に向けた、率直な意見、素朴な疑問、そして違和感の指摘が、いつでも、だれでも、気兼ねなく言えることです。(p3)

「心理的安全性」という知見を広めたのは、御存じGoogle社。2012年「効果的なチームとはどのようなチームか」を調査分析した結果、「心理的安全性」のあるチームの離職率が低く、収益性が高いと分かりました。

納得ですね。安全が担保された組織では、自由にいろんなことが試せるし、ストレスも少ないので自分の能力も十分に発揮できます。違和感の指摘もできるので、不正も少ないでしょう。

集団を率いる人が目指したい、チームのありかたです!

2 妥協は仕方ない。が、妥協の仕方が違う!

「心理的安全性のあるチーム」と言うと、皆さんはどんなチームを想像されますか?

和気あいあいとしてメンバー間の仲が良い、チームワークが良く仕事が速い、居心地が良い・・・。こんなチームを想像される方も多いと思います。が、それだけでは足りません。

単に「居心地が良い」だけだと「ヌルいチーム」になってしまいます。

ここで必要なのが「リーダーの在り方」です。「心理的安全性」のあるチームを作れるリーダーは、仕事の「妥協点が高い」のです。

高い基準(ハイ・スタンダード)の仕事
「仕事の基準」を高く設定するためには、「目標を高く設定する」ことが大切だと誤解されがちですが、そうではありません。ビジネスの世界では(中略)「妥協」する必要が出てきます。
ハイ・スタンダードとは、この妥協点が高いことを言います。
(p35)

「妥協しない」と強い姿勢を貫くのはカッコイイ。でも、現実は100%思うようにいくことはなく、どうしても妥協する必要が出てきます。

そんな時でも、心理的安全性のあるチームを作れるリーダーは「妥協点を高く保つ」のです。

(前略)すぐに妥協するリーダーは妥協点が低く、その高い目標にメンバーが共感することもありません。
一方で、「今期、ここまでいこう」ときちんと目標を決めて努力し、あと半年では達成が難しいことが分かっても、粘り強く行動を増やしたり、新しいことを試したり、どんどんとノウハウをメンバーに共有したりするリーダーもいます。(p36)

こんなリーダーの姿が、心理的安全性のあるチームを作るのですね。

3 妥協点を高く!を胸に、今日もがんばります

私は小学校教師です。思えば、若い頃は「ヌルい学級」しか作ることができませんでした。

とりあえず、居心地は良いのだけど、なんか緊張感がない。伸びている実感がない。高学年にはナメられたものです。

もっと厳しく、とか、きちんと規律を、とか考えていたのですが、そうではなかったのですね。確かに、私はすぐに妥協していました。

「仕方ないか」「まぁいいか」。妥協点の低いリーダーだったのです。だから子どもも伸びなかった。

今はそうではありません!・・・と言いたいところですが、基本的に「自分に甘い」人間なので、今も気を抜くとすぐに妥協してしまいがちです。

でもこの本で「高い妥協点」という概念を学んだので、今後は「妥協点を高く!」を胸に刻み、学級経営したいなと思いました(^^)

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!朝晩が肌寒くなってきましたね!お気をつけてお過ごしくださいね。

では、今日も素敵な一日を!ありがとうございました!

私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。