夢は叶っていたんだ!

noteという表現の場を知り、私は母としての目線で綴るようになった。しかし、こうしてnoteに綴っていて気づいたことがある。私の夢は叶っていたということに!

「将来の夢」というタイトルで先日投稿した記事にも記したように、私が小学生の頃の将来の夢は「特派員」だった。

そして、私が高校生の頃の将来の夢は、「東大生」か「京大生」だった。当時は自分でも理由がよくわからなかった。東大の赤門に恋焦がれていたわけでもなく、京大でなければ学べない学問に興味があったわけでもなかった。でも、当時私はどうしても「東大」か「京大」の学生になりたかった…。

見栄っ張りなんだと思っていた。もちろんそれも否めない。だからこそずっと自分自身と葛藤もしてきた。

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高校生の頃、私は某予備校が主催していた「箱根セミナー」という合宿に参加したことがある。その合宿には選ばれし者しか参加出来なかった。全国模試で上位だったとか、その予備校のスーパー東大コースに在籍しているとか…。私はおそらく後者だったのだと思う。

その合宿は本当に刺激的で楽しかった。こんな世界があるなんて知らなかったし、こんな世界を味わえたことが誇らしかった。合宿参加者は全国から集まる天才、秀才。その高校生のお世話をしてくれるのは現役東大生か京大生。そして教師は予備校のスーパースター達。

正直に言って、授業のことはあまり覚えていない。覚えているのは、同級生達との会話やお世話をして下さった「リーダー」と呼ばれる先輩達との会話ばかりだ。箱根セミナーの「リーダー」は私の憧れだった。「リーダー」になって箱根セミナーに戻ってきたいと強く強く思った。

受験が終わり、文通していた同級生は国立大学の医学部に現役合格した。他の友人は一浪して東大に合格した。おそらく2人とも箱根セミナーの「リーダー」としての資格を備えていたと思う。

ところが私は東大に落ちてしまった。浪人しても東大か京大に合格するとは思えなくて、かろうじて合格した地方の公立大学に入学を決めた…。

私は、箱根セミナーの「リーダー」になって自分の考えていることや経験してきたことを誰かに伝えたかったのだ。熱く語りたかったのだ。だって、箱根セミナーで出会った人達は私のこの堅苦しくて熱いトークを熱心に聞いてくれたから。そして同じように熱く持論を語ってくれたから。それがとても心地良かったから。

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あれから20年以上が過ぎた。

なんで東大や京大を目指していたかすらも忘れていた。でも、こうしてnoteに思いを綴り、それを読んでくださる方がいて、嬉しいなと思い、そして私が小さな頃から抱いていた夢を思い出した。

みなさま、ありがとうございます。夢は叶っていました!

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