たまこ

二人の息子たちを育て上げ、今は夫婦二人暮らし。これから先、自分らしく充実した人生を送っ…

たまこ

二人の息子たちを育て上げ、今は夫婦二人暮らし。これから先、自分らしく充実した人生を送っていきたい、何をしていくか模索中。亡き父の言葉「文章にして書いてみなさい」この言葉が今、私を動かしている。自分らしい働き方も模索中。趣味(山登り、ピアノ、ヨガ、推し活)、noteの充実を挑戦中。

最近の記事

山の写真と絵とコーヒーと 上野から神田へ

日本山岳協会写真展2024へ 上野の東京都美術館で開催されていた山岳写真展に行ってきました。知り合いの知り合いが出展していて、去年に引き続き二度目です。 迫力のある山の写真の世界へ。 最初から引き込まれます。色鮮やかに紅葉した木々の葉や草が彩る錦秋の山。朝日に照らされて神々しいまでに赤く色づく山。紺色に近い空の色に浮かび上がるような白い雪山。山の緑と白い砂の道が美しい模様を織りなしている夏山。もう見てるだけでため息が出るような美しさです。 圧倒的に北アルプスの山が多いの

    • 初めての八ヶ岳硫黄岳登山は母として嬉しい山登りだった

      標高2760m硫黄岳の日帰り登山は八ヶ岳入門ルート。 頂上付近は爆裂火口と言われる火口壁を見られるうえ、赤岳、横岳、阿弥陀岳など主要な八ヶ岳の姿も目の前で見られるご褒美付きだ。 あーそんな硫黄岳へ登ってみたい! と思っていたのだが、ネックは登山道入口までの足。 近くまでバスは通っておらず、マイカーで行く場合に停められる桜平駐車場までは舗装もされていない悪路を20分〜程運転しなければならない。 硫黄岳登山口に近い夏沢鉱泉に泊まるとJR茅野駅で送迎があるのだが、一泊するため

      • noterさんの高原の森の中の喫茶店café中寿美へ行ってきました

        その喫茶店の扉を開けると、懐かしいような知っている場所に戻ってきたようなそんな気持ちにさせてくれる雰囲気のお店でした。 「こんにちは」と挨拶して中に入ります。店主さんは自分のお部屋に招き入れるような感じで「どうぞお好きな席に」と案内してくださいました。写真で見ていた本棚が目に入り、「あぁここだ。私は今、中寿美にいるんだ」と感慨深くなり、本棚の隣の席に一旦着席しましたが、一緒に行った夫が、やっぱりこっちの席にしよう、と壁側の窓際の席に移動しました。落ち着きのない客ですみません

        • 戸隠山を見ながら戸隠神社五社巡り

          私の中で見たい山と登りたい山とは別物である。今回は見たいと思っていた山、戸隠山を見に長野県長野市戸隠高原を訪れた。また戸隠には二千年以上の歴史を持つ五社からなる戸隠神社がある。神社巡りと戸隠山を望む夏の旅へ。 昨年、戸隠山が描かれた山の絵を長野県北安曇郡北アルプス展望美術館で見た。その絵は印象的な大きな油絵で、そこには紫色と濃い青と黒が混じったような色のゴツゴツした岩が空に向かって尖っている戸隠山の姿が描かれていた。人を簡単には寄せ付けない雰囲気なのに少し柔らかみを感じさせ

        山の写真と絵とコーヒーと 上野から神田へ

          祈ることは私の中の光

          幼い頃、寝る前にお祈りをしていたことがある。通っていた幼稚園がキリスト教系だったことや、当時NHKで放映していたアメリカのドラマ『大草原の小さな家』のシーンに影響されていたのかもしれない。かといって私はクリスチャンではないし、実家の父のお墓は真言宗のお寺にある。クリスマスもお祝いするし、お正月は神社へ初詣に行く。お盆、お彼岸のお墓参りは欠かさない。雑多な信仰を持つと言われている日本人だが、まさしく私もその一人。 何かにつけて祈ってしまうことが多いのは、昔のその癖が残っている

          祈ることは私の中の光

          緑美しい入笠山と御射鹿池と白駒の池と

          去年、ハイキングメンバーとすずらんを見に長野県入笠(にゅうかさ)湿原へ行ったとき、入笠山頂まで登らなかったのでいつか登ろうと思っていた。 今回、腰痛持ちの夫とどこか行こうという話になった際、あんまり登らずに山歩きできる場所として 「あ、入笠山にしよう!」 と思いつき計画を立てた。 入笠山付近に一泊すれば余裕を持って行動できる。次の日は八ヶ岳奥蓼科の御射鹿池(みしゃかいけ)と白駒(しらこま)の池と森散策をすることにした。我ながら良い計画ではないかと! しかも私自身も近頃腰痛

          緑美しい入笠山と御射鹿池と白駒の池と

          残雪の斜面は難しい、登頂断念したご褒美はスケルトンフラワー

          2024年6月22日、宿泊していた白馬から栂池高原へ移動し、白馬乗鞍岳登山を計画していた。今回の山登りでは初めて軽アイゼンを使って残雪の山道を登る、という目標があった。山頂からは白馬大池のドラゴンアイ(雪に覆われた池の溶け方が龍の目のようにみえる)が見られるという。 白馬乗鞍岳の山頂までに急斜面の雪田がある。事前に調べたらまだしっかりと雪があり一般的な※アイゼン(爪の数が多いもの)を使うことを勧めている人が多い。宿泊予定の栂池山荘にもメールで問い合わせてみたら、 「軽アイゼ

          残雪の斜面は難しい、登頂断念したご褒美はスケルトンフラワー

          絶景!雪が残る白馬八方池を目指して

          2024年6月21日(金)この日の天気予報は前日まで晴れだった。山の天気予報てんきとくらす通称「てんくら」でも登山予報はA。なのに、当日の朝チェックすると午前中は雨予報のB(風または雨が強く、やや登山に適していません)残雪の北アルプスの山々を眺めながらの絶景トレッキングを計画していた山友のAさんと私は新幹線の中でため息をついていた。通過中の軽井沢駅は霧で真っ白。梅雨の晴れ間にかけていた私たちの気持ちにもだんだん霧が立ち込めてきてモヤっとなる。でも午後からは晴れ予報だし、今回は

          絶景!雪が残る白馬八方池を目指して

          畑をやってみたい

          畑をやってみたいと漠然と思っていた。 自分の食べる糧を自分で作る、それができたら良いな、と。自給自足とまでいかなくとも、何か自分で食べられるものを作れたなら、生きていくのに心強いことこの上ない。 子育ても終わり、残りの人生は やりたいことをやって 行きたい場所へ行き 会いたい人に会う やりたいことのひとつ、食べ物を自分の手で作る。そのための畑。 一昨年、2022年10月、自宅の敷地から里芋が少しだけ収穫?できるという経験をした。夏にスーパーで購入した里芋が腐ってしまい

          畑をやってみたい

          神戸六甲山へ登るときに聞こえてくる音楽は、髙木竜馬さんのピアノだった

          2024年5月19日兵庫県神戸市の六甲山へ登りました。関東圏に住む私ですが、前日、兵庫県川西市にあるキセラホールで開かれた髙木竜馬さんのピアノリサイタルへ行ってきたのです。せっかくなので一泊して関西圏の山に登ろうと翌日に六甲山を目指しました。竜馬さんのリサイタルを体験した後の山登り、これがとても良かったのです! 頭の中に音楽がずっと流れて鳴っていることってありませんか? まさしくそれが私の頭の中で起きていて、前日のピアノの残響を味わいながらのひとり山歩きは、とても贅沢で貴

          神戸六甲山へ登るときに聞こえてくる音楽は、髙木竜馬さんのピアノだった

          奥高尾・景信山へ

          春色に染まる山を見るのが大好きです。今年は高尾山の先にある一丁平の千本桜を見に行きたいなぁと思い、計画を立てましたが、思いの外早く到着したので、そのまた奥の景信山まで行ってきました。そこからの眺望が素晴らしかったのです! 一緒に登ったのは山友のAさん。 高尾山は高尾山口駅前からすぐに登山開始ができ、登るコースも複数ある上にケーブルカーやリフトがあり、初心者にも登りやすい山だ。高尾山までは登ったことがある、という方は多いと思う。高尾山を登った先の奥高尾と言われる方面には一丁平

          奥高尾・景信山へ

          noteやSNSで繋がった人と会えた3月

          2024年4月、あっという間に一年の4分の1過ぎてしまいましたが、3月には楽しい出会いがありました。それはnoteや他のSNSで知り合った人たちとリアルに会うという場が設けられた月でした。 note、X、Instagramの3つのプラットフォームで「たまこ」という名前を使い投稿しています。はてなブログも始めてましたが、noteに比重を移したため、こちらは今は休止状態。 始まりは、50代半ばの今の自分に何ができるのか、これからの人生をどう生きていこうか、何か仕事になることが

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          春色の山を探しに 2024年蝋梅(ロウバイ)から河津桜編

          春色に染まる山を見るのが好きです。2024年の春が始まりました。花が咲く便りを聞くとワクワクしてきます。 まずは蝋梅という黄色い香りの良い梅の一種の花が咲き始め、その後白梅や紅梅、菜の花、河津桜と咲き出します。今年は暖冬の影響もあってか咲き始めが早まり、散るのも早いようです。 今回は2月に訪れた神奈川県松田町寄、二宮町吾妻山、松田山、湯河原梅林の写真を中心に載せてみました。春爛漫の景色を楽しんでいただけたらと思います。 神奈川県足柄郡松田市寄ロウバイ園 蝋梅という黄色い香

          春色の山を探しに 2024年蝋梅(ロウバイ)から河津桜編

          『謝肉祭』髙木竜馬氏のピアノと村上春樹氏の本と

          2024年2月11日、浜離宮朝日ホールにて開催された髙木竜馬さんのピアノリサイタルへ行ってきました。竜馬さんの音色に惹かれて何度かコンサートへ足を運んでいます。今回初めて竜馬さんのソロピアノリサイタルへ行くのに、もうズキズキワクワク(東京ヴギウギ調 笑) しかも演目にシューマン「謝肉祭」があるのです。村上春樹氏の同名小説を読んでいたので尚更楽しみでした。そこに至るまで重なる連鎖的な繋がりがあり、これはもう全て必然だったのだと感じてます。 シューマン「謝肉祭」 この曲のこと

          『謝肉祭』髙木竜馬氏のピアノと村上春樹氏の本と

          樹氷ライトアップを見に山形蔵王へ行ってみた

          2024年も「やりたいことをやる、行きたい場所へ行く、会いたい人に会う」をモットーにしている私です。 2024年の幕開けの地震や事故のニュースに信じられない思いでした。 被災被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。 当初、気持ちが落ち着かず、1月6〜8日に控えた夫と行く旅行も楽しみではなくなってました。そんなとき、XのTestosteroneさんのポストに救われたのです。 「普段通りの生活を楽しんでね。楽しんだり幸せを感じる事は決して不謹慎なことじゃない。あなたは

          樹氷ライトアップを見に山形蔵王へ行ってみた

          2台ピアノ第九 清水和音氏と髙木竜馬氏による歓喜の旋律

          ベートーヴェン交響曲第九番「第九」といえば、年末にオーケストラと大人数の合唱で奏でられる名曲と思い浮かべることでしょう。それを2台のピアノだけで演奏されるとはどんな感じなのか、想像するとワクワクしかありません。それはこの夏に4台ピアノ演奏を聴き、ピアノだけで奏でる交響曲の素晴らしさに触れたからです。4台ピアノコンサートピアニストの一人、髙木竜馬さんが親子ほど年の離れた大ベテラン清水和音さんと共演すると聞けばこれはもう行きたい気持ちを抑えられませんでした。 第九といえば 「

          2台ピアノ第九 清水和音氏と髙木竜馬氏による歓喜の旋律