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山の写真と絵とコーヒーと 上野から神田へ

日本山岳協会写真展2024へ

上野の東京都美術館で開催されていた山岳写真展に行ってきました。知り合いの知り合いが出展していて、去年に引き続き二度目です。

迫力のある山の写真の世界へ。
最初から引き込まれます。色鮮やかに紅葉した木々の葉や草が彩る錦秋の山。朝日に照らされて神々しいまでに赤く色づく山。紺色に近い空の色に浮かび上がるような白い雪山。山の緑と白い砂の道が美しい模様を織りなしている夏山。もう見てるだけでため息が出るような美しさです。

圧倒的に北アルプスの山が多いのはやはり絵になるのでしょう。他には最近登った八ヶ岳もありました。登った山は親近感が湧くし、行ってみたい見てみたい山には憧れを抱かずにはいられません。

写真はその瞬間に見える姿をカメラで写します。まさにシャッターチャンス。この一瞬を撮るためにカメラマンは何度も山へ足を運んでいるはずです。雪山の写真も多くありました。厳冬期の雪山登山は危険もあるのに登りに行くのです。それだけ魅了される景色であり、それを写真に収めたい気持ちが勝るのでしょう。

そんな写真に心が動かない訳がないです。本当に素晴らしかった。

大型サイズの山の写真に囲まれた会場を出ると、まるで自分も山に登ってきたかのような錯覚を覚えました。

日本山岳画協会 絵画展へ

同じ日に、モンベル御徒町展で開かれている絵画展へも行きました。
上野から御徒町まで歩いて向かいます。

こちらは山を絵で表現しています。
「山に魅せられた画家たち」は
やはり山を描くために足繁く山へ通っているのでしょう。デフォルメされた絵もあれば、写実的な絵もあり、その中間のような表現の絵もあり、それぞれ全てに山への愛を感じます。写真はその瞬間を切り取り、絵はその一瞬を時間をかけて描く。描かれた山もまた素晴らしいのです。

山へ行きたくなります。

神田淡路町のカフェzozoiへ

御徒町から今度は神田淡路町まで歩いてカフェzozoiへ。
ここまで来るのに20分くらい歩いたでしょうか。この日は曇っていてそこまで暑くはない日でしたが、やはりこの距離を歩くと汗ばんできます。

お店に入るほっとしました。
ここはnoter のYuko Anderson さんの記事で紹介されていて、素敵なカフェだなぁと、行けたらいいなぁと思っていたところです。そしてこの日に行けました。


オーナーさんの感じもよくて気持ちも温まります。コーヒーもケーキも美味しかった!店内も落ち着いた雰囲気で居心地の良い空間でした。

メキシコのデザート トレスレチェ
トレス(3つ)のレチェ(ミルク)を使ったしっとりケーキ。仄かにラム酒が効いていて私好み♡いちじくも嬉しい!ボリュームたっぶりとても美味しかったです。


そして、ちょうど開催されていたYuko Andersonさんが扱っているメキシコ手仕事の小物展示も見ることができました。

事前にzozoiのインスタで見かけて気になっていたミトラ織のショールを実際に手にしたら、乳白色の自然の色合いといい、手触りといい、一目惚れして購入しました。しかも最後の1枚とのこと、ご縁を感じます。

メキシコ オアハカのミトラ織のショール。
ミトラ織とは足踏み式の織り機で一枚一枚丁寧に織られた織物のことをいうそうです。その場でさりげなくオーナーさんからの説明も受けました。
天然コットンの何とも言えない優しい乳白色が素敵で気に入りました。

そんな贅沢な時間を過ごした後は、せっかくここまで来たので、神田古書街、神田すずらん通り商店街を歩き古本屋をのぞきつつ、また神田駅まで戻り帰宅しました。本日の歩行距離は9キロでした。

山へ行ったわけでもないのに、まるで山へ行き、美味しいコーヒーを頂いて、ちょっと本をかじり読んできたような気持ちになった一日でした。

まだ暑さが残る初秋、私の散歩にお付き合いくださりありがとうございました。




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