tamaki7328

公立学校教員。 セカンドキャリアとして、地域の方に食を通して体の不調に対応する良さを伝えていきたいと考えています。

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公立学校教員。 セカンドキャリアとして、地域の方に食を通して体の不調に対応する良さを伝えていきたいと考えています。

最近の記事

みんな違って みんな素敵

「Tがさ、〇先生のところで勉強したいって言うんだ」 「どうかなあ。。」 昨年度、私の児童理解が十分でなく Tさんと関係が創れなかった 16時間単元の10時間目にTさんが来た 「Tさん こんにちは」(目が合う) 「先生 荷物置いてもいい?」(もちろん!) 「咳が辛いね うがいに行ってくる?」 「ううん 大丈夫」 「薬10錠飲んでいるんだー」(そうなんだ!) 「ノート どこまでまとめたかな?見せてもらえる?」 「振り返りまで書くからさー 待ってて」(お!頑張るね

    • 日常に意識を向ける

      「Aがさ 俺のカードをバンバン出すからさー」 「出番ありまくりだー あははー」 見習い君に T芝冷蔵庫の手続きをお願いした 手続きの間 カウンターに座っていた とある店員さんの会話が耳に入ってくる  (仮にBさんとする) 「Bさん 除湿器Cの売り上げです」 「ありがとう!OK! 次行ってみよう!」 「このエアコンの手続きなんだけれど。。誰に聴いたらいいかな?」 「Eに聴いてみるといいよー」 他の店員さんや  メーカーの方が 次々と 報告 相談 確認に来る

      • 人として大切なこと

        「洗濯機 買うのなら 奥行650㎜以内がいいよね」 内装工事に入ってくださっている大工さん 丁寧に今の洗濯機サイズを測って 教えてくれた 8月14日(水)10時27分頃 量販店洗濯機コーナーに足を運んだ お盆の最中 お客さんも少なく 店員さんも少なかった 「私は洗濯機コーナー担当です 何なりとお聴きください」 実習生の名札を付けた方 笑顔と 自信溢れる態度に頼もしさを感じた 「この洗濯機 タッチパネルの部分 どうなっているのですか?」 「少々お待ちください

        • 在り方を見つめ直す

          「子どもは ルールよりもラポール(信頼関係)に従う」 A先生のお話を伺い はっとした。。 「子どもは 背筋を伸ばして 話している人の方を見るべき」 「子どもは いわれた課題をやるべき」 いつの間にか 「○○べき子ども像」を創り上げていた。。。 「自分の枠組みから外れる子どもがいるとイライラするようになるのです」 4月 B君の態度が気になって 心がざわざわしていた  5月 「先生 ね 見て。。」 週末 先生問題に挑戦したことを報告してくれた 「凄いですね!

          誰かに優しくしてもらった経験

          「おばあちゃん どうしました?」 「はいはい 振り込みに来たんです」 窓口は16時まで 時計は 16時7分を過ぎようとしていた 「おばあちゃん 窓口は16時までなんです」 「ああ そうなのね。。」 「次からはお願いします こちらの振り込みでいいですか?」 「そうなの ありがとう」 「お手続きまで 座って待ってくださいね」 行員の方は 5分程で手続きを済ませ おばあちゃんに控えを渡した 「おばあちゃん 気を付けてお帰り下さいねー」 「はいはい ありがとう」

          誰かに優しくしてもらった経験

          子どもの温かさに触れて

          (Aさん)「先生! 来たよ! 黒板掃除するからさー」 6月10日(月)から 週2回 中休みに来て 黒板清掃をしてくれる 「折角の休み時間が 掃除で終わってしまうよ」 「委員会のお仕事とか 大丈夫? 疲れない?」 「大丈夫! 心配しなくっていいってことよー!」 6月28日(金)4校時終了後 (Bさん)「先生!手伝いに来たよー」 「え?! どうしたの?」 「授業終わったら掃除するでしょ? 手伝おうと思ってさー」 「Aは?掃除に来ていないの?」 (Cさん)「あ

          子どもの温かさに触れて

          気持ちを言葉に乗せて

          「あなたからメールをしてみたらどうでしょう」 「メールが来たら 本人は喜ぶと思いますよ」 廃車にした父の車が 輸出された 偶然 父の友人の友人が父の車を中古で購入された 「このコールサイン誰かな?教えてくれる?」 Bさんは 友人からのメールを共有してくださった 英和辞典で言葉を選び、文章を下書き。。。 5月11日(土)本文を送信した 面識がない人物のメールだからお返事はないだろうと思っていた 6月20日(金) 英語でメールが届いていた 暫くメールを開けて

          気持ちを言葉に乗せて

          子どもの何気ない行動

          明日は、小数のかけ算のテスト 「小数のわりざん」の学習後 復習として「小数のかけ算」の文章問題5問に取り組むよう促した 「できたら お丸を貰いに来てください」 「先生!できた!」 頑張った!Cさん 3問目  式をかいたが 答えを書き忘れていた 「答えは?」 「あっ。。」 自分の机に戻って書くのかと思いきや。。。 私にノートを向けたまま、答えの「180」を逆から書こうと頑張った 「お。。上手くいきそう?」 「Cさん上手。。これなら上手くいけるかもね。。

          子どもの何気ない行動

          コールサインを通した繋がり

          「ある方からメッセージが来ました」 「もしかしたら、お父さんの車だったのでしょうか」 「お返事のとき 話題に触れられればと思い、教えてくれると幸いです」 2月22日(木) 1月22日(月)に亡くなった父の車をリサイクルに出した 車内を片付けたとき リアウィンドウに貼ってあったコールサインをそのままにしていた。。 なぜか 剝がせなくて。。 新しい持ち主は 無線の愛好者らしい コールサインに関心をもち、お仲間にメールを送っていた。。 物のために 次に活かされる

          コールサインを通した繋がり

          子どもが教えてくれたこと

          「専科って 担任と違って難しいのよ」 「私は学級開きで譲れないことが3つあるって 伝えるの」 「人に嫌なことをする」 「危険なことをする」 「3回注意されても改善しない」 「この3つに当てはまると叱るよって 伝えるの」 「早く授業したいなって思うけれど 譲れないことがあることを伝え続けることが大切と考えてるの」 4月から 授業がざわざわしている 授業規律が入らない どうしよう と焦っていた A先生のお話を伺って  授業の約束を繰り返し伝える 良いところや頑

          子どもが教えてくれたこと

          子どもの実態を考えて

          「モチモチの木で時数が必要でしょ」 「学校じまんはさ、学級の思い出ランキングにしてそのままお楽しみ会の準備に繋げればいいよね」 お世話になっているM先生に年度末の単元構成のアドバイスを頂いた 「学校じまんの単元 学級の思い出じまんはどうかな?」 「一年間 みんなが楽しく過ごせた学級をふり返ると、  素敵な思い出が心に残ると思ったの」 「皆は どうしたい?」 「うん いいねー」 「どんな思い出があったかなあ?」 「社会科見学に行ったよね?」 「そうそう 初めて

          子どもの実態を考えて

          環境を整える

          「あ きれいになった」 環境の変化に気が付いたのかな じゃあ 続けてみよう 1月5週目 父の忌引き明けに教室を見た 諸事情で先生がお休みされている教室 子どもたちに必要なことは何だろう まずは教室清掃を考えた 黒板清掃 机拭き 床に落ちた墨汁拭き 床清掃 棚拭き 鉛筆削りカス、ゴミ捨て 毎日 黙々と清掃した 2月1週目 床に落ちていた子どもたちの持ち物が少なくなった 2月2週目 教室中に置かれた子どもたちの私物 自分のロッカーやお道具箱に整頓するよ

          環境を整える

          やるなら 愉しく

          「あなたしか いないんです」 「一緒に年度末 乗り切りましょう!」 先週から打診があった 校内事情で 専科から学級へ入ることに 「やるなら愉しく取り組むほうがいいよ」 「国語やりたいです!って 提案するのもいいね」 お世話になっているM先生の言葉に刺激を受けた 高学年算数指導の合間に授業をする 「どの教科をやりたいですか?」 「国語をやりたいです」 モチモチの木 子どもの顔を思い浮かべながら  どんな展開にしようか ノートに構想を書き出したとき K元

          やるなら 愉しく

          子どもは よく観ている

          「数の少ないおかずはね、当番さん優先なの」 先生が急遽お休みをされ、私が補教に入った 給食のシステムが分からなかった 子ども達が安心して過ごせる言葉は? 一瞬考えた 「教えてくれる?いつもは何時にいただきます するの?」 「おかわりは誰がよそうの?タイミングはある?」 「あのねー 先生がおかわりをよそってくれるの」 「多いおかずが先」 「牛乳とか から揚げは最後にジャンケンなの」 「先生 少ないおかず分けてくれる?」 「A先生の分のから揚げ 8つに分けまし

          子どもは よく観ている

          父は心の中にいる

          「あのね お父さんは 完全にはなくならないんだよ」 「意識は薄れていく」 「でもね もう一つの意識ははっきりしてくる」 「全てを知っている そして 全てを見ているんです」 「どこへでも行かれるんです」 「今でもね あなたを心配していると思うよ」 「娘は大丈夫かなあ。。。ってね」 「だからね あんまり 悲しまないで」 「なにか お手伝いできることがあったら いつでも言ってください」 「悲しみは 免疫を低下させます」 「今は 気持ちが張り詰めているかもしれない

          父は心の中にいる

          周りの人に支えられて

          「どうぞ。。」 都営三田線に乗っていた 父親の病状を考えたら 涙が止まらなくなった バッグからハンカチを探そうとしたら 外国の方が 下さった 「ありがとうございます」 温かいお心遣いに 感謝の気持ちでいっぱいになった 「あと一日で冬休みです」 「がんばって」 父親の手術 病院行き帰りの日々  心折れそうになったとき 温かい励ましの言葉を頂いた 気持ちを切り替え 授業を愉しく取り組めた 「介護認定が下りたら、助成金で手すりが付けられます」 「おむつ

          周りの人に支えられて