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環境を学ぼう♪ ③プラ廃棄物とリサイクルについて

さて第3回目の環境についての講義は清掃工場の見学とプラ廃棄物のリサイクルについてです。
清掃工場の作業工程を目の当たりにして、思ったことなどを書いてみます。

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清掃工場の見学

静岡市の令和4年度のごみの焼却処理は22万トン。二つのそれぞれ特色のある清掃工場があり、またお互いの特色をうまく活かした処理をしています。

★「沼上清掃工場」…900度~1000度で6時間かけて焼却処理。フィルターを通った灰は灰ピットへ。きれいになった廃棄ガスは外へ排出されます。
また灰ピットの灰のゆくえは、「主灰」「飛灰」に分けられます。

・「主灰」は西ヶ谷清掃工場へもっていき、処理されて、「スラグ(砂 状)」「メタル(つぶ状)」に分けられ、再利用されます。

・「飛灰」は再利用できないので、最終処分場で埋め立てられます。

★「西ヶ谷清掃工場」…こちらではコークスを入れて、ごみを溶かします。燃えがらは出ない処理です。ゴミはスラグ(アスファルト、コンクリートの材料、セメント)、メタル(金属)になります。建材や肥料というように資源化しています。

★ゴミを焼却することで発生する熱を発電に利用しています。
サーマルリサイクルといって、ボイラーで熱を吸収して、その熱を市の健康増進施設のプールなどに利用したり、発電した電気を市の施設に使用しているそうです。

★注意してほしいのは、「充電式電池」を可燃ごみに入れないで!
強い力が加わると、加熱し、爆発するそう。可燃ごみに入れられると作業員さんも爆発したときに危険ですし、処理場で爆発しても危険。火災発生ですもんね。
「充電式電池」はリサイクルできるので、それなりの場所へ。
よろしくお願いいたします。


廃プラとリサイクルについて

リサイクルの流れについて学びました。
特定事業者から特定法人への再商品化費用が支払われ、特定法人から再商品化事業者へ委託費用が支払われているという仕組みです。

静岡市はまだプラスチックを分別していません。可燃ゴミに普通に捨てていますが、分別する方向に向かっているようです。

静岡市のごみ処理施設の仕組みは再商品化事業者を通さなくても、むしろ通さない方がサーマルリサイクルなどで市の財政を助けることになるのでは?と思いました。
プラごみの分別作業も一仕事かかるようで、費用対効果を考えるとこれまたいかがなものかと思います。

私はなんでもかんでも「リサイクルはいいことだ。」と思い込んでいましたが、実際に行われていることを知る事で、そうではないんだなと学びました。

国の方針もありますが、それも果たして環境に本当にいいことなのか?利権は絡んでいないのか?ということを今一度みなさんもご確認していただき、ご判断されてみてはいかがでしょうか。

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授業を受けてみて、
私は、プラスチックが分解されないモノであり、残留してしまうから環境問題の原因となってしまっているわけで、プラスチックを分解できるものに変えてくれれば循環を生むことができて、いいのでは?と思っております。
きっと研究者はすでにそれを分かっておられるかもしれませんね。

あとは、事業者のみなさんが環境のことを考えて、分解するプラスチック製品を我々消費者へ提供してくださることを切に願います。

上流(事業者)が変われば、下流(消費者)も変わります。

今わたしたちにできることは、なるべくプラスチック製品を自然に捨てない、しかるべき場所へ廃棄する、またあまりプラスチック製品を使わないということでしょうか。

私もどこまで厳密にできるかわかりませんが、ココロにとめて生活していきたいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。


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