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骨盤を動かしてみよう(ランニング理論入門)

当noteも最近は体幹について色々と書き始めています。

特に後ろの2つの原稿は、骨盤の角度について書いたものでした。それで、今回は骨盤の角度を動かしてみる、という話をしたいと思います。

骨盤の角度を動かす方法Part 1

といっても実はもうすでに、動かし方については説明した事があるんです。

上の原稿中の「四つん這いストレッチ」というのがそれにあたります。これは骨盤と肩甲骨を連動して動かす練習になります。
四つん這いになるのが良いみたいです。その方が他の部分を動かさずに骨盤と肩甲骨を連動させて動かす事ができる、という事のようです。

四つん這いストレッチの概要

ちょっと頑張って図を書いてみました。ポイントは「手足は固定して動かさない」という所です。肘は伸ばしたまま、腰の位置も動かさずにただお腹を上げ下げして骨盤と肩甲骨の「角度だけ」を変える、という運動です。
慣れるとかなり大きくお腹を上下させる事ができるようになります。それはその分だけ、骨盤の角度を大きく動かせているという事です。
(この動きでは、骨盤よりも肩甲骨の動きの方が体性感覚的に感じ取りやすいと思います。肩甲骨が背骨によってギュッと挟まれるような動きと、広がって前の方に動いていく動きで大きく動く事を感じて下さい。)

骨盤の角度を動かす方法Part 2

この動きに慣れてきたなら、立った状態のまま、骨盤と肩甲骨を連動して大きく動かせるようになりましょう。これはちょうど、志村けんさんの「変なおじさん」の動きになります。

四つん這いストレッチを立ってやる概要

手を前に出し、肘を伸ばしたまま腕を捻って左右の手の甲どうしを合わせるようにしてください。すると肩甲骨が前の方に出てくると思います。これは四つん這いストレッチのお腹を持ち上げた状態に対応します。なので連動して骨盤が後傾しやすくなっているはずです。
逆に、背中の方で手の甲を合わせようとする動き(実際に合わせられるのは相当身体が柔らかい人です)は、四つん這いストレッチのお腹を下に下げた状態に対応するので、骨盤が前傾しやすくなっています。
こうやって、「変なおじさん」の動きで骨盤と肩甲骨を連動して大きく動かす練習をしましょう。慣れてくると、腕を連動させなくても、骨盤だけを前傾させたり後傾させたりする事ができるようになります。

おまけ

実はこの「変なおじさん」の動きで、「前の方で腕振りをしていると骨盤が後傾して遅くなる」とか「肘をしっかり後ろに引くと骨盤が前傾して速く走れる」といった事が理解できるようになります。詳しくは腕振りについて書く時にまた。

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