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ストレッチポールで姿勢矯正(ランニングフォーム改善)

ストレッチポールって知っていますか?

一言で言うと、筒です。ちゃんと言うと、プラスチック製の円筒で、長さは1メートルくらい、太さは大人が片手でぎりぎり掴めるくらいです。(標準サイズは長さ95センチ直径15センチだそうです。)
これが、姿勢の矯正に役立つのです。特に上半身の姿勢矯正に役立ちます。下半身については、足の向きだったり両足に均等に体重を乗せる事だったりが重要ですが、胴体部分や首から上については、どうやれば真っ直ぐ立てるか分からないですよね。そういう時に、ストレッチポールが役立ちます。

ストレッチポールの乗り方

公式ページに載っている通り、ストレッチポールは、ポールの上に胴体と頭を乗せる形で上に寝転んで乗ります。ちょうど背骨と頚椎(首の骨)に真っ直ぐ添わせる形で寝転ぶ事で、背骨や頚椎を真っ直ぐに矯正します。
こう聞くと、左右方向に真っ直ぐにするのに役立つように思うでしょう。でも、ストレッチポールがより効果を発揮するのは前後方向の矯正なのです。

反り腰とストレートネックの矯正

ストレッチポールを用いた前後方向の矯正として、反り腰とストレートネックの矯正について述べましょう。(自分の例が一番詳しく語れるので。)

反り腰とは

反り腰とは、骨盤が常に前傾してしまっている状態です。それにより腰の部分が反っていて、背中に常に緊張が走っている状態になっています。

ストレートネックとは

ストレートネックとは、頭が胴体より前に出てしまっている状態が常態化しているものです。別名「スマホ首」と言い、ずっとうつむいていると、その姿勢で固まってストレートネックになりやすいみたいです。(そう言う意味で、現代人はストレートネックはすごく多いだろうと思います。)

この2つを改善する方法を説明します。

ストレッチポールによる反り腰とストレートネックの矯正

反り腰でストレートネックの人が普通にストレッチポールに乗ると、腰の部分が大きく開いていて、首の隙間も大きく頭の上の方でポールに付く形になります。それを矯正するために、腰の隙間を小さくしてなるべく密着するようにし、首の隙間も小さくしてなるべく後頭部の下の方でポールに付くようにします。
反り腰が酷い人は、密着させるのは難しいでしょう。その場合は、ストレッチポールの延長線上に椅子を置いて、椅子の上に右図のように足を乗せてあげましょう。そうすると腰をポールに密着させる事ができると思います。
ストレートネックの人が後頭部の下の方を付けるコツとしては、とにかく顎をしっかり引いてゆっくり頭をポールに付けていけば、下の方で付ける事ができるようになります。
こうして寝転ぶ事で、「正しい姿勢」を身体に覚え込ませていく事で矯正できるみたいです。実際に私はこれでかなり矯正できてきています。
多分、寝転ぶ事で脱力した状態で姿勢矯正でき、その状態を身体が楽だと感じていく事が効果があるのだろうと思います。なので、姿勢が作れたらポールに身を任せてしばらく寝るくらいの気持ちで寝転んでください。

姿勢の矯正は、着地の衝撃による身体へのダメージを小さくするのに役立ちます。

と同時に、体幹を上手く使うのにも役立つんです。

なので、ダメージを小さくするためにも、体幹を上手く使うためにも、ストレッチポールを利用して姿勢を改善してみてください。

オマケ:正規品の利点

単にプラスチック製(多分、材質はスチレンボード)の円筒ってだけなので、正規品だけでなく、模倣品も数多く出回っています。市が運営しているジムなどでは模倣品が良く置かれています。
で、模倣品でも全然、構わないじゃないかと思うかもしれません。ただ、かなり長期間使っている人間として言える事が一つあって、正規品と模倣品(の多く、恐らく)の違いは、耐久性です。市のジムにあった模倣品は少しすると円筒の円が歪み転がらなくなっていました。正規品は10年くらい使っていても円の歪みはありません。一応、経験談として。(丈夫な模倣品もあるかもしれませんけども。)

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