2024年7月の記事一覧
ザ・スミスのモリッシーが教えてくれたマンチェスターの「蜜の味(Taste of Honey )」/トニー・リチャードソン(1963)
イギリスの作家シェラ・デラニーが18歳の時に書いた戯曲「蜜の味」の映画化。
「蜜の味」という言葉を知ったのビートルズのデビューアルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」ですが、「長距離ランナーの孤独」などの監督として、イギリス ニュー・ウエーブ映画の中心人物でだったそうで、彼の初監督作「怒りを込めて振り返れ」(look Back In Anger)というタイトルもデビット・ボウイの曲で知りました。(ちな
まぼろし/フランソワ・オゾン(2002)
「スイミング・プール」や「ぼくを葬る」は、予告編を映画館で観たことがありましたが、ファスビンダーのリメイクということで、観た「苦い涙」が初めてのオゾン体験でした。そこで感じたことは、そのショットや話のつなぎ方に多くの映画を観てきた人だけが、表現できる映画的世界とそれを実現できる確かな技術を感じたともに、色や造形物そして登場人物を対比で描くようなコンセプチュアルなシナリオにも魅力を感じました。
フラ
ホン・サンス特集 at Stranger映画館
第74回ベルリン国際映画祭で5度目となる銀熊賞(審査員対象)獲得したホン・サンス監督の日本での最新作「WALK UP」に合わせて、ソフト化されていない5作が公開。今日は、「WALK UP」(2022),「映画館の恋」(2005)「草の葉」(2018)「リスト」(2011、短編)を連続して見てきました。その中で、特に印象に残ったのは、「WALK UP」、「草の葉」でした。
「WALK UP」(202