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②妖怪たまたび鳥取&島根

2日目:吉岡温泉→大神山神社→玉造温泉

吉岡温泉から大神山神社のある大山までは海沿いを約1時間。
ですが出発早々、その名前に惹かれて道の駅 西いなば気楽里に立ち寄りました。
真っ赤なトマトや夏の新鮮野菜が棚にびっしり並び、サザエなどの魚介類が信じられないような地元価格で販売されていて、豊富な品揃えです。
ここで購入したタピタムさんの自家焙煎のストレートコーヒー豆(コロンビア)はサロンLokoでクライアントさんと美味しくいただきました。

たった1時間の距離がすごく長く感じられて2人ともへとへとになり、道の駅大山恵みの里でもうひと休憩。
珍しい白いちじくと枇杷、手作りクッキーにバウムクーヘン、無農薬栽培ほうじ茶ソフトをゲット。
夏の車旅には保冷剤や凍らしたペットボトルが冷蔵庫代わりに重宝します。

大山が見えてくると濃い緑に目が冴えてきます。
気持ちのよいドライブを経て大神山神社近くの駐車場に到着。
雰囲気は神仏混合。修験道のカラーが強いように思いました。

一際目をひく焼き立てパンカフェ併設のお洒落なログ風の建物は大山参道市場。モンベルが手がける山の駅で、山の中なのにトイレもとっても綺麗で嬉しい。
近くには日帰り温泉施設、大山火の神岳温泉豪円湯院もあります。

2018年で開山1300年を迎えた大山

出雲國神仏霊場九番札所大神山神社 大神岳(おおかみのたけ)というのは大山の古い呼称で、偉大な神のおわす山。私たちがお参りしたのは本社ではなく奥宮。
実はこちらに伺うことになったのは、出発前にオオカミ🐺の夢を何度も見たのがきっかけです。

大山神社の3つの日本一
➀大神山神社に続く道を自然石を敷きつめた参道の長さが約700mで我が国最長であること。
②社殿が国指定の重要文化財かつ国内最大の権現造りであること。
③奥の宮幣殿にある白檀の漆塗りが日本一規模が大きくて美しいこと。ほか西日本最大級の神輿もあります。

鳥取大山観光ガイドより

一見、石畳だから歩きやすそう!と思いましたが、トレッキングシューズを履いていても、さすが自然石。
ごつごつして高低差もバラバラ、苔も生えて滑りやすく、脇道を歩こうにも狭かったりで、とても歩きにくくて大変。

私はこんなことを考えていました。

神社の参道なのに、なんでこんなに歩きにくいんだろう。
危なくて、歩きながら景色は楽しめない。
こんなんだったら、途中で断念する人もいるだろう。
ケガをする人もいるだろう。。。
もっと楽に、もっと優しい道にするには、どうしたらいいだろう。
ウッドチップで高低差を埋めればハードルが低くなって、
もっと多くの人が来れるのにな。。
なんで改善しないんだろう。

以前石段で滑って骨折した経験のある私は過去の記憶がよぎって、足元に全集中。
丹田に意識を置きながら歩みを進めていると、ハッとしました!
なるほど!

困難でも、迷わずに進んでいる自分がここにいる。
その先にあるもの、見たいものに向かって黙々と進む自分がいる。
前に進む時、歩きやすい道もあれば、そうでない道もある。
それを受け入れて、当たり前に進むことを選んでいる自分がここにいる。

しっかりと自分の足元を捉える。大地を捉える。
第一チャクラや第二チャクラの課題にのまれやすい人が自身に集中するのに実に効果的な場所。

この石畳には、歩きにくいだけの理由があった。
変えないからこその、良さがある。

例えばどうだろう、私の解決策のようにウッドチップがたちまち表れてこの道が快適になっていたならば、私はこの気づきを得られなかった。

いつも環境を整えて手を差し伸べることが正解とは限らない。
苦労してもみたい景色があれば、頑張る。
頑張らなければ見れない。
努力と結果。
本人の選択。
魂のメッセンジャーたまひろとして、クライアントさんとの付き合い方に関しても再確認。

学びを終えると手水舎が表れ、少し口に含んでみると柔らかくて甘くクセがない。本当に美味しいご神水。

拝殿は大山の厳しい風と雪の為令和6年秋まで修復中。
裏手に回ってみるとオオカミさんが2匹いらっしゃって、
神様も今はこちらに移動されているそうです。

オオカミさんとの記念撮影と参拝を済ませて、やっぱり思う。
正直思う。
あぁ、あの石畳みもうイヤだな。。。
「やっぱり山の中歩きたいです~!!」と声に出してみた。

すると左手に歩けそうな道が表れた!
なんとなく下まで繋がってそうな気がする。
イケそうな気がする。あると思います。
草をかきわけぐんぐん進む。
やっぱり山道は気持ちいぃ~!

賽の河原という場所に出てきました。
看板を読むと三途の川的なことがかかれており、
ギャッとなり、ささっと通りすぎ、ふと後ろを振り返ると。。。。

わっ!

奥に見えるのは大山の北壁。
お天気だったのが、山に雲がかかりだして神秘的。
立山のような畏敬の念を頂かせるこの景色を見る為に今日はここに来たのだと、Saoriと魂が震えました。
後で調べたところによると霊峰・大山(だいせん)からのエネルギーが大地へと注ぐパワースポットとされ、古代人に見出された神聖な場所だそうです。

その後も抜け道を色々と辿って、楽に、そして楽しく鳥居の前まで戻ってこられました。
学びを終えた後に、自分の道を行かなければ見れなかった景色。
いつも感動を共にできるニコイチSaoriにここでも感謝が溢れます。

さて、妖怪先生のお迎え時間まではあと3時間ほど、時間はたっぷりある。
島根の竜頭が滝へ行こうか、湧き水スポットへ行こうかなどと話していましたが、雨が降り出しました。

車内簡易冷蔵庫で冷えた白いちじくでリフレッシュをして、
玉造温泉へ直行、途中かわいらしい絵付けが特徴的な湯町窯へ寄り、ホテルにチェックインしてしばし休憩。
整えてから妖怪先生をお迎えに松江駅まで戻りました。

妖怪先生を載せた特急やくも15号は定刻通り16:44に松江駅に到着。
私は車を駅前にゆっくりと寄せながら、セブンイレブン前で黒い鞄をかかえた少し怪しい感じのするお爺さんを見つけた。

「先生長旅お疲れ様~!疲れたやろ?」

『ガラガラ~の独り占め~。』
そして特急料金について怒り出す。(笑)

「先生やっぱり疲れてるやん、ワルなってるやん。」

『疲れてない。はぁ~くたびれた。』
『体調どうなの?これは聞こうと決めてきたんだ!』
『骨折のあと、もう大丈夫なの?』

「。。。。。。え!?3年前の出雲の骨折の話?
今、最もホットな話題は癌やろ。」

『この辺にうまい寿司屋があったんだよ~ふらっと入ったんだよ~』
『銀座の姫。バー。姫。』
『猫も鞄に入れて連れてきてやりたかったなぁ~』

「猫にとったら迷惑な話やで」

こんな感じでいつも通り(笑)勝手な会話が続いていく。
でもみんな自由で心地がいい。

先生のチェックインを済ませて(部屋は隣)、今夜の夕食会場は行けなかった竜頭が滝のある町の出身のご主人が経営する小さな居酒屋「竜頭」です。
グーグルでみるとラーメンの写真が一番に出てきて中華料理屋さんっぽいですが、新鮮な魚介が安くてうまい!とのコメントがあったのでチョイス。

この旅での先生の願いは、肴が安くてうまい居酒屋&足立美術館です。

ホテルからは徒歩5分。
傘をさして先生の足元を気遣いながら3人でテクテク。
まずは熱燗2合とお刺身を3点。ブリ!アジ!カツオのたたき!

先生のすさまじい勢いで熱燗2合があっという間に消え、熱燗2合追加。
それから、懐かしウスターソースの野菜炒め。
揚げだし豆腐に、鶏のなんこつ唐揚げ、餃子。
先生はなんこつ唐揚げが大変気にいり、リピート!
熱燗2合追加。
どんだけ飲むねん。強い。
私とSaoriは持参した白湯をおちょこに入れて飲む。

2年前の妖怪たまたびより、コミュニケーション力が各段に上がっている。
ありがとうとごめん。が言いたい気持ちがあっても、言えないお年頃の先生が時々、ごめーんね!とかおちょけながらも言えるようになった。
これは一重にSaoriの根気強いカウンセリングとガイドのおかげ。

『あなたの感謝と俺の技術があれば!』とワケのわからないことを言いながら、Saoriに「あなたへの感謝やろ!」とつっこまれながらも、先生は感謝していた。

上機嫌になったところで一言!
『よぉ~し!次は旅行9月末だな。』
次回妖怪たま旅は飛騨高山!

え。。。。思ってたよりだいぶはやい。
先生だいぶ嬉しいし、楽しんでくれてんねんな。

まだまだ話したそうだけど、もう疲れてきた。
普通はありえないかもしれないけど、ここは妖怪たまたび。
私は言う。
「はい、乾杯!もう帰ろう!帰りたい!疲れてきた~!」

帰り道も、ライトを使って道路に照らし出された絵などにコメントしながら楽しく。。。

そこへカメラを持った男性が早足で通りがかり、
神社はこっちの方角ですか?と聞かれました。

明日の朝活で行く予定をしている神社ですが「方角はわからない」と伝えると足早に立ち去る男性。
携帯を持っていたので「調べましょうか?」と背中を追いかけようとする私をさおりが冷静に止めた。
「いいって。そこまでする必要ない。あの人ちょっと失礼なぐらいやで。」

ハッとした。
大神山神社の学び。手を差し伸べることが正解とは限らない。
それに、自分の欲しい答えが得られないとなれば用無し。
お礼も言わずに立ち去るマナーの悪さ。

気をつけても気をつけても、ついつい、助けになるならばという思いが先行してしまう。
相手の失礼さに気づけないほど、先行するようではダメ!

大神山神社での学び、しっかりと馴染ませられるよう目下特訓中です。

こうしておだやかに?幕を閉じた2日目でしたが、3日目は事件が起こりました。。。。
お楽しみに。


困難な道でも進みたいという気持ちが1%でもあれば、1%を選ぶことができる。
1%からスタートすることができる。
大きな山を登るには、急がなくてもいい、ゆっくりでもいいけど、登りたいのなら、その場で足踏みじゃなくて前に進む一歩が必ず必要になります。

ホリスティックサロンLokoでは2人の信頼関係の元、ニコイチならではのガイドメニュー、ニコイチセッションでサポートさせていただくクライアントさんが絶賛上昇中です。

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