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第1回たまごまる杯 感想編

おはようございます。たまごまる杯の受賞作品紹介記事及び受賞作品を読んでくださった皆様、ありがとうございました。受賞作品堪能していただけましたでしょうか?

この記事では、僕がそれぞれの受賞作品を読んで感じた事などを書いています。(2日連続で皆様の通知を響かせ、お騒がせしてすいません。)

僕の感想文が入り受賞作品が探しにくくなっていますので、受賞作品に全て目を通したいという方はこちらの記事にまとめていますので、どうぞ。

それでは僕の各受賞作品への感想文です。

🥇金賞受賞作品🥇5本

🥇『あなたがくれる花束』byあきやまやすこさん

この詩を読んで、人間とは、不器用だが温かい生き物だと実感できました。頭ではわかっていても心が反発することは沢山あります。子どもを自由に育ててあげたいと思っていても世間の常識というものも気になってしまう自分がいる。そんな自分を受け入れて、やっと子どもと真正面から向き合えた。

その時見えてきたのは母親の偉大さだ。私が苦労してたどりついた場所に母はいとも簡単に辿りつく。そんな母親を目指すことで、いつかは自分もその境地に辿り着きたい。

子どもへの愛情、母親への愛情、そして自分自身への愛情、一つの記事でこんなにも沢山の愛情を散りばめられるあきやまさんはなんて凄い人なんだ。文章にすると重くなりすぎる話でも、詩にすることで心にすーっと入ってくる。こんな記事に出会えて幸せしかないです。


🥇『愛してるって名前をつけたくなることなんだ、きっと。』byゼロの紙さん

僕が今どのnoterさんの記事が1番好き?と聞かれたらゼロの紙さんと答えます。愛情とトキメキがどの記事からも溢れているからです。文章の構成も上手すぎます。

今回の受賞作品でも、私は母を尊敬しています。とだけ言うとなんだか味気ない。でもまず犬という親しみやすい話題から入り、あっ、愛してるって名前をつけたくなることなんだ。と気づく。じゃあ私の名前を最初につけてくれたのは誰?母だ。母は私が生まれた時から愛を与え続けてくれている。そんな母親を尊敬している。となるのだ。そして極めつけは記事の内容に合う音楽をいつも添えてくれているのだ。

そしてこの感想文を読んでいただきわかるように、僕はゼロの紙さんの記事に感想を書こうと思うと想いが溢れてしまう。そしてまとまりの無い文章になってしまう。それくらい一つひとつの記事で人の心を動かすことができる。それがゼロの紙さんなのだ。

一言で形容するなら、天才だ。そんな天才が描く記事をこれからも堪能していきたい。


🥇『7年間木工業界にいた私。これからの夢は...。』byみたらしどぅーさん

あんなにも好きだった事なのに嫌いになってしまう。例えば文章書くの好きだったはずなのに、何かをきっかけに嫌いになって書けなくなってしまうことってありますよね。

みたらしどぅーさんの場合、それが木工だったようです。僕がこの記事の何が好きかって、一度嫌いになってしまった事を無理にまた好きになろうとしていないところです。一度距離を置いてみて、改めて木工が好きだったんだと気づく。そんなタイミングで作ったドレッサー。本当に木工が好きなのが画面越しに伝わってくる。物に愛情を込めるってこういうことなんだなって気づかさせてくれました。

読み終わった後、特大の感動映画を観た時みたいに気持ちが温かくなっていた。


🥇『「忘れた」は裏返し』by涙鶴けんいちろうさん

「忘れた」という言葉が語る切ない恋の物語。文字って、文章って、不思議だ。「忘れた」という言葉がこの記事の中では、「愛してる」という言葉よりなにより愛が伝わってくる言葉となっているからだ。そう感じさせるけんいちろうさんの文章力が素晴らしい。

共感できる部分が沢山あった。

僕も友人にあの子のこと、好きだったんでしょ。と聞かれて、友達として好きだっただけだよ。と答えた経験がある。

でも本当は心の底から愛していた。

だけど彼女に会うことはできないから、自分を偽り口からは「忘れた」の言葉がでる。でも偽りの言葉を出すたびに、本当に彼女を愛していたことに気づかさせられる。

そんな事がこの記事を読みながらフラッシュバックしてきた。名作である。


🥇『「きょうだい児」が“自分の人生”を始めるために』by田中ごりみさん

「きょうだい児」という言葉をこの記事で始めて知った。きょうだい児とは障がいや病気をもった子の、兄弟姉妹のことだそうだ。

この記事に書かれていることが僕の幼き記憶を蘇らせた。

とは言っても僕はきょうだい児では無い。だけど兄が家庭内暴力をしていた。(後でわかることだが、兄は学校でイジメにあっており、やり場のない怒りが家庭に向いていただけだった)

父親は単身赴任中。母親と妹にも兄は暴力を振るっていた。母親の苦悩が小学生の僕にも伝わってきた。そして僕は幼きながら決断した。

僕は絶対に良い子でいよう。辛いことがあっても笑顔でいようと。

そしてどんな時も笑顔でいるようにしたせいで、辛い時でも笑顔になってしまう自分がいた。心の中では泣いているのに。

こんな経験があったから田中さんの気持ちがとてもよくわかる。

僕はその過去があったから人一倍の優しさを手に入れられたと思っている。田中さんも前向きな姿勢で記事を締めくくっている。

人は多かれ少なかれ、自己を殺して過ごさなければならない状況に置かれてしまうことがある。そんな良い子を演じている貴方に、この記事を特に読んでほしい。

同じ想いを持っている人がここにもいるよ。と知ってほしい。


🥈銀賞受賞作品🥈15本+1本


🥈『夏の終わりに思い出すのは君のこと。』byみなとせはるさん

noteの世界では上手い小説を書く人が沢山いる。だけれども、みなとせさんのような小説を書ける人は、そうはいない。水彩画で描かれた様な、朗らかで、優しい世界が広がっているのだ。穏やかな文字だからこそ、あっという間に最後まで読んでしまう。その余韻はまさに、夏の終わりに感じる、あの独特の柔らかさだ。そしてふとした時に、みなとせさんの記事を思い出す。ああ、素晴らしき小説だ。

🥈『月明かりの散歩道』byはいからさん

はいからさんと子ども達とのやり取りが可愛らしくて温かな気持ちになりました。特にここのやり取りが好きです。

「どこにむしいるー?」息子が私に聞いてくるが、暗いのに見えるわけもなく冗談で、「お月様の虫さんが鳴いてるんだよ! 見えないよねー」月を指さして、右手を耳にもっていき聞こえている振りをしてみたら、息子も真似をしてなにやらうなづいている。

なんて素敵なやり取りなんでしょうか。読んでいるこちらまで微笑ましい気持ちになりました。親子って家族って良いなって思える記事です。


🥈『どうしたらホンモノになれるか?』by kanaさん

この世には天才と呼ばれる人が沢山いる。その人達を見るたびに自分が小さな存在だと思ってしまう。そんな葛藤がこの記事から伝わってくる。kanaさんと同じように、楽器をされている方なんかは特に共感できる記事だと思う。クラスで1番ピアノが上手と言われた。県でも1番になった。でも音楽学校ではそんな人達しかいない。皆何かの1番を掲げてここにいる。ここに来るまでも相当な努力もしたのに。まだここから努力しないといけないの?努力だけでは太刀打ちできそうにない人達がこんなにもいるのに?

そんな世界で努力し続けられている人がいることが本当に凄い。


🥈『あなたに会えた幸せ』byはりはりみなとさん

息子さんが誕生した日の話を書いてくれています。感動します。新しい命が誕生する時の経験をこうやって共有してくれることもありがたい。そしてはりはりみなとさんの愛が伝わってくる。息子さんへの愛情はもちろん、奥さんへの愛情もしっかり伝わってくる。もう、素晴らしいしか言葉が出ないほど素晴らしい。こういう時に出る言葉が「がんばれ」だったっていうのも素晴らしい。ありのままの姿を記事を通して読ませていただき、幸せをお裾分けしていただき、本当に幸せな気持ちになれる。


🥈『才能は死ぬまで眠らせて』by hatsuさん

才能は死ぬまで眠らせてというタイトルに惹かれた。読み終えて、hatsuさんのファンになった。唯一無二な世界観が僕の心を捕らえて離さない。一見すると負の感情を吐露してるだけに思える。だけど読み手は負の感情になるどころか、何故か希望を抱く。hatsuさん独自の切り口がそうさせるのだろう。世の中ポジティブな言葉、綺麗な言葉が溢れている。それはそれでいいんだが、それだけではつまらない。負の感情から生まれるものがあっても良い。そんなことを教えてくれる記事。

「バナナの皮を絶対に失敗せずにむくことができる才能」を持つのが主人公だ。

こんな発想ができるhatsuさんは、それこそ才能で溢れている。


🥈『水族館をつくろう』by田中俊之さん

僕はアイデアを出すのが得意だ。だけどアイデアを出すのって実は簡単なこと。難しいのは、そこから実際に行動できるかどうかだ。田中さんは実際に行動している。その姿はやはりカッコいいし、憧れる。純粋に応援したくなる。

そして水族館ができる過程を覗き見できるのも、また良い。これからも田中さんの記事を追いかけていきたい。


🥈『夜の京都』by reburaebuさん

この漫画の世界観が好きだ。大ヒットした鬼滅の刃に通ずるところもあると思う。僕らの世界は便利になりすぎている。なんでも簡単に手に入れることができる。だからこそ、僕らはちょっとした不便さだったり、非現実感を求める。でも非現実過ぎると共感ができない。非現実と現実の合間。そこを上手くついた作品が鬼滅の刃だと思うのだが、reburaebuさんの作品からも同じ感覚を得る。どこか懐かしくて非現実なところもあるのに現実なところもある。だからドンドンハマってしまう。こんな作品を作れるって凄いな。


🥈『嘘も綺麗事もクソ食らえ!』byましろさん

真っ直ぐに生きるとはこういうことだと理解できる記事だ。彼女の言葉はいつも真っ直ぐだ。裏も表もない。だから心に響いてくる。だけど真っ直ぐが故に苦悩する事もある。それが今回はSNSとの向き合い方だった。SNSとの向き合い方に悩んでる人のヒントになる言葉が散りばめられている。苦悩するが、その真っ直ぐな姿勢は凛としていて美しい。


🥈『ライブ配信』by Amaridoさん

SF映画を観た後のような気分になれる作品だった。そして恐ろしいことにAmaridoさんの作品ほぼ全てがこの高いレベルで作られている。ゼロの紙さんのことを天才と称したが、Amaridoさんも同じくらい天才だ。noteには本当に凄い才能を持った人が沢山いる。是非この記事だけではなく、他の作品も読んでみてほしい。


🥈『オイルパステルで絵を描き始めてさらに1ヶ月が経った』byこ林さん㊗️公式マガジン掲載

はじめて見た瞬間から、この絵たちの虜になっていた。そして記事を開いて見てみると、そこには癒しの世界が広がっていた。添えられている文章も温かくて心地良い。そして絵って凄いなと改めて感じた。絵ってさ、たとえ日本語がわからない人にでも想いを伝えられるってことだよね。絵を通じて、こ林の持つ温かさを伝えられるってことだよね。これって凄いこと。その凄さが公式さんの目にも止まったんだろうね。


🥈『完全自社負担で創った模擬披露宴。そこで得た『収穫』』by officeYKさん

YKさんが自己負担で創った模擬披露宴のことが、この記事には書かれていた。僕は今ホテルマンだが、見習うべき点が、いくつも書かれていた。特に与えることの重要性について深く学べた。与えることで、より多くのものを与えてもらえた。その成功例だろう。こんな素晴らしい取り組みを実際にしている人がいるということが、なんだか嬉しかった。同じような職種の人には特に刺さる記事だとも思うので是非。


🥈『オンライン英会話の素敵な先生に怒られてみよう』byかこさん

かこさんにいたってはこの記事だけではなく、全ての記事の感想になってしまう。この記事のマンガもそう、他のマンガもそうなのだが、それらの作品から伝わってくるのは「楽しさ」だ。かこさんが何事にも楽しんで取り組んでいる姿が作品からヒシヒシと伝わってくるのだ。上のマンガもそう。英会話を楽しんでいる姿がバンバン伝わってくる。それをマンガにして伝えられる、かこさんの才能は素晴らしすぎる。作品だけではなく、僕や他の人へのコメントからも、明るくて、素直で、純粋なかこさんの性格が馴染みでている。だからこそ、かこさんファンは沢山いるのだと理解できる。上の記事はもちろん、他のマンガも是非読んでみてほしい。


🥈『心に風をとおすノート』by如月桃子さん

思ったことをひたすらに書くノートを僕も過去に書いていたことがあったので、同じことをされている如月さんに共感した。僕の同時のノートも真っ黒だったから。

だけどそれだけだと共感しただけで終わっていたと思う。この記事の凄いところは後半部分だ。絵本を交えて、自分のどうしようもない感情をどう処理すれば良いかを書いてくれている。ただ文章で書くだけだと刺さりすぎる言葉も、絵本という媒体を通して紹介してくれているので、上手くバランスが取れている。

だから心にグサッとではなく、スーッと言葉が入ってくる。


🥈『自己紹介に代えて(noteを始めた訳)』by福島太郎さん

この記事からは福島さんがnoteを始めた熱い想いが示されている。その想いに感動したのと同時に一つの気づきも得た。福島さんは僕より一つ上の世代の方だ。僕の上司と同じ世代。僕は上司の世代が何を考えているのかわからないと考えていた。逆もそうだろう。若い世代は何を考えているのかわからない、と思っている人は多いだろう。勝手に世代でひとくくりにしてしまっているのだ。でもそれはちゃんとその世代、その人のことを知ろうとしていないからだ。ちゃんと知ろうとさえすれば世代や年は関係無いのだ。どの世代であろうと、福島さんのように熱い想いで行動してくれる人は必ずいるのだ。福島さんの記事を読みながら、知ろうすることの大切さにも気づくことができました。


🥈『スプレー缶から広がる世界』byかりんさん

スプレー缶でこんなにも美しい作品を作れるのかと驚いた。それに僕の好きな宇宙を間近に感じられて、見入ってしまった。

こういう作品に出会う度に、世の中には素晴らしい才能を持った人がこんなにもいるんだと、感動する。一昔前なら、このレベルの作品を見るには美術館に行かなくてはいけなかった。それが今ではスマホ一つあれば、こんなにも美しい世界を堪能できるのだ。今の時代に生きていて良かったと思える。だけど欲を言えば、現物の作品を直接見てみたい。また違ったパワーを貰えるはずだから。


🥈『リッツカールトンでうっかり誕生祝』by私の戦闘能力は53万です(最後に全てを持っていった彼とはこのお方)

この記事からは真の紳士とはどういうものかが伝わってきます。僕が目指しているのはこういう紳士だ。真の紳士は、これしてあげたよ!と善意を押し付けたりは決してしない。いたって自然にいつの間にか相手を喜ばせているのだ。それをフリーザさんは実戦できているのだ。凄い事をしているのに、その事を感じさせないようにする。そのために必要なのはユーモアだ。ユーモアを上手く織り交ぜることができるから、こっそり善意を相手に届けられるのだ。フリーザさんのユーモア力は53万を軽く超えている。スカウターばっきばきに壊れるレベルだ。モテたいと思う男性はもちろん、紳士とは何かを知りたいあなたは読んでみるべし。単純に面白い記事でもありますので。


🐥特別賞🐥

『サポート企画』by雅樹さん

雅樹さんへの想いは前の記事で紹介させていただきましたので割愛させていただきます。割愛はしますが雅樹さんへの愛は割愛できません!いつまでも尊敬し、応援しています。

🐣感想を書き終えて🐣

皆様への感想を考えている時、ひたすらに幸せな気分でした。なんて素晴らしい作品なんだという想いでいっぱいでした。改めて素敵な作品をありがとうございます。そしてここまで読んでくれた皆さんにも感謝です。皆さんのおかげで1回目にして、盛大に盛り上がったコンテストとなりました。僕を支えてくれているのは間違いなく今これを読んでくれているあなたです。

本当にありがとうございます。

それではこのあたりで。

終わり













ここまで読んでいただきありがとうございます。