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サイトレビューの時間 #2 〜サンリオキャラクター大賞サイト〜

最近、新たな案件に携わる機会があり、久々にサイトのインプットが必要になったため色々サーチをしていたところ素晴らしきサイトがあったので備忘録として残そうと思います。

■取り上げるサイト

今回取り上げるのは「サンリオキャラクター大賞」です🐈

毎年大きな注目を浴び、多くの投票数を得る大人気企画です。
なぜこのサイトを取り上げようと思ったかというと、その新たな案件も少しシリーズ化になりそうな予感がしており、同じ座組みの中で毎年どのようにトンマナを変えているか事例を欲していたところ、まさに秀逸なサイトだ!!!と思ったためです。

早速ですが、過去の大賞サイトとして公式残っていた7年分を一挙に見ていきましょう。🐈

■2016~2022のサイトを見てみる

●2016

https://www.sanrio.co.jp/special/characterranking/2016/result/news/chracterRanking.html

「運動会」に見立てたグラウンドと観客席、表彰台が描かれたデザインになっています。さまざまなキャラクターが居て、賑やかさもあって良いですね。

●2017

https://www.sanrio.co.jp/special/characterranking/2017/

「舞台」をイメージさせる、緞帳やスポットライトが印象的なデザイン。
下に下がると、文字がネオンカラーベースになっており、フォントもすこぶる可愛いです。(超可愛いので是非アクセスして欲しい…!)
この年から言語も簡体字と繁体字を選べるようになっています。

●2018

https://www.sanrio.co.jp/special/characterranking/2018/

まるでシナモロールが優勝すると確信していたと思わされるブルーベースの配色が特徴なデザイン。「モテたい気持ちはキセキをおこす」というテーマだったため、恋愛模様を描くにあたって淡い水色とピンクを用いたと予想。
スクロールすると、上位3キャラクターを徹底分析したチャートがあって非常に面白い!ポムポムプリンのポムポム度を是非見て欲しい。

●2019

https://www.sanrio.co.jp/special/characterranking/2019/

令和元年だったこともあり、「令和のカワイイを探せ!」というテーマのもと開催された2019年。”探せ”にちなんでルーペをあしらったタイトルや、令和=新時代という解釈なのか、近未来的な宇宙をイメージさせるネオンカラーでデザインされているのが特徴です。おたのしみコンテンツもあって、内容も充実しています。

●2020

https://www.sanrio.co.jp/special/characterranking/2020/

「わたしの想い、あのコに届け」がテーマだった2020年。
サイトもたくさんの手紙が描かれていました。構成自体はタイトル、上位3キャラクター、バナーというシンプルなものでしたが、常時手紙が空から降ってくるようなモーションがあってサイト全体に奥行きが出ており飽きの来ない見た目だと思いました。

●2021

https://www.sanrio.co.jp/special/characterranking/2021/

2019年同様、ルーペをあしらったデザイン。
2021年のテーマは「あたらしい世界の目撃者になれ 〜キミの応援が未来を変える〜」というこれまた素敵なテーマになっていました。ルーペを覗いた各キャラクターの目がキラキラしていてとっても可愛い!
確かこの頃ユニコーンカラーというのが世で流行っていたかと思います。それを彷彿とさせるような淡く夢夢しい配色になってるのも時流に乗っていてセンスの良さを尚感じます。
この時からYouTubeで動画投稿もされております。(以前すでにあったらすみません)

●2022

https://ranking.sanrio.co.jp/

「Colorful!〜みんなで色とりどりの笑顔を咲かそう〜」というテーマで開催された2022年。さまざまなトピックで”カラフル”という言葉が取り上げられている昨今であるため、時流に乗ったテーマにしたのではと思いました。
サブタイトルに”笑顔”があり、各キャラクターがにっこりしてるのがめちゃめちゃ可愛い。(個人的に通常faceではなく、そのCP専用にキャラメイクされてる事象大好きマンです。)
また、左にKVがあり、右にコンテンツエリアを置いた、縦長の構成に大きく変わったのも特徴。昨今SPに重きを置いたページではこのような縦長の構成が増えているため、Webサイトの流行も取り入れられています。
こちらもPR動画が制作されています。

■まとめ

2022年で37回を迎えるサンリオキャラクター大賞。ここ7年のサイトを振り返りましたが、1つの企画で毎年ここまでデザインを変えるのは非常にすごいなと、ただただ感心するばかりでした。
特に2018年以降は、テーマを明確に打ち出し、それに合わせたサイト設計を行っている印象がありました。これにより同じ企画でも決してエンドユーザーを飽きさせず、むしろ今年はどんな感じなんだろうとワクワクさせる効果があるのかなと感じました。

恒例企画を行うのは、企業ブランディングに当たっても非常に大きな効果をもたらす重要な取り組みだと感じます。通例行事と化してしまえば、その時期になると自然とその企業(商品)をユーザー側が思いだしてくれる。
その状態に持っていくまでの企画とコンテンツはもちろん大事ですが、飽きさせず魅了し続けるテーマのブレストを行うために、流行や時事ネタを追い続け、更にデザインへ落とし込む柔軟性も大事なんだなと、この分析を通して感じました。

最後までご覧いただきありがとうございました!このまとめが、少しでも何かのヒントになれば幸いです。

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