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大人になってわかる「誰かが引いたレールの上を歩む人生」の良さ

若い時は自由が良かった。

夢を持って自分らしく生きることが大切だと思っていた。

しかし大人になるにつれ、世の中の仕組みが見えてきます。年齢を重ねるにつれ、自分の限界が見えてきます。一握りの選ばれた人だけがキラキラと輝く世界に手がとどき、その中に自分は入っていないという現実を誰もが知ることとなります。

納豆玉子もその1人でした。

そして更に年齢を重ね、このコロナ禍で自分の中に変化が起きました。

「社会が強制する一般的なルール」や「日本古来の伝統」といった、若い時に自分が嫌っていたものに、少しづつ魅力を感じるようになったのです。

納豆玉子は学校をドロップアウトし、自由を選択して生きてきました。しかしその結果が好ましくない世界になりそうになると、昔ながらの日本の窮屈な世界の良さを身をもって知ることとなりました。

「小学校から先生の話を聞いて真面目に勉強し、大学受験を意識して中学と高校を選び、大学に行って適度に遊び、公務員か手堅い会社に就職し、結婚して家庭を作り、子供の教育費を捻出するために定年まで働く人生」

このような「誰かが引いたレールの上を歩む人生」を生きることは絶対に耐えられないと思っていたのに、今はその方が良かったかな…と思ってしまいます。

もちろん「誰かが引いたレールの上を歩む人生」を選んだにも関わらず、上手く行けなくて「やっぱり自由な人生が良かった・・・」と思う人もいるでしょう。それはわかります。結局、人間は無い物ねだりする生き物ですからね。

とはいえ、今から子供に戻って人生をやり直すのは不可能。

だから、「レールの上を歩む人生」を選ばなかった人は、現在は厳しいでしょうがその世界で頑張るしかない。そして「レールの上を歩む人生」を選んだ人は、そのレールから外れないように頑張るだけ。

どちらにせよ、人生は死ぬまで頑張るしかないのかもしれません。

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